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2017.11.04
添削フォーム12
コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。
コメント
では、今回も添削いたしますね(^^)
>ア(中国)、イ(ロシア)、ウ(インド)、エ(アメリカ)。
これは問題なく正解ですね。余裕でしょうか(^^)
>中国は近年の高度経済成長を契機に工業が急激に発達し世界の工場と呼ばれており、主に石炭をエネルギーとして大量に消費している一方で世界最大のハロを有する。よってbが最大であるがaが低くなりcが大きいアが中国である。
いいですね、「世界の工場」というキーワードも適切です。具体的に「石炭」に触れられている点も素晴らしいです。
>ロシアはソ連崩壊を機に社会が混乱し経済が後退した。資源開発が進み、工業が復調傾向であるが資源の輸出が多く、先進国で寒冷な地域のためaが大きくbが小さく、cが最小のイがロシアである。
なるほど、前半部分は適切です。ただ、「先進国」というのが気になりますね。先進国や発展途上国の基準は、1人当たりGNIであり、現在は35000ドルを超えるイタリア以上の国を先進国、1万ドルに満たない中国未満の国を発展途上国というと考えてください。ロシアは1万ドルをやや超える程度ですので、発展途上国に含まれることはあっても、決して先進国とは呼べないと思います。「寒冷」な地域というのも、暖房として多くの燃料を使用しているという意味だと思いますが、とくに触れる必要はなかったかな。単に、「経済が停滞した」ことからcを数値に注目すれば十分だと思います。
>インドは人口が中国に次ぐ世界第2位で経済発展が著しい国である。しかし中国に比べるとまだ工業化が進んでおらず農業を営む人の割合が多いためa、bが小さくcが多きいウがインドである。
これもいいと思います。インドについてはなかなか書きにくいとは思いますが、これで十分でしょう。
>アメリカは早くから工業化が進み、二酸化炭素排出量は1990年以前から多く、大量消費社会となっている事が問題となっているのでaが最大でbが大きいがcが大きくはないエがアメリカである。
ここも問題ないでしょう。「大量消費社会」というキーワードも素晴らしいと思います。
本問の場合、人口を計算してしまえば簡単に答えが出てしまいますよね(b÷aで総人口が求められるのはわかりますね)。でも、それだけで400字を費やすわけにはいかず、個別の説明を書かないといけないのが、かえって難しかったりしますよね。その点、poenさんの解答は、一つ一つの国について具体的に述べられており(しかも十分に字数を費やして)、非常に良かったと思います。
個人的な見解になりますが、問題自体、ちょっと不適切なような気もします。人口が大きく経済成長が著しい(しかも両国とも石炭に遺存する)中国とインドを両方とも含めるのはあまり適切ではありませんし、また先進国としても日本やヨーロッパのように京都議定書に調印し、二酸化炭素の削減に積極的な国もあるのですから、そちらも取り上げるべきだったと思います。とはいえ、こういった「悪問」もあってこその入試問題という感じでしょうか。次回も期待しています(^^)
- 2017.11.22 06:46
- たつじん
いつも、丁寧に添削していただき、ありがとうございます。
たくさん勉強になっています。
今回も宜しくお願いします。
筑波大学2012年第2問です。
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ア(中国)、イ(ロシア)、ウ(インド)、エ(アメリカ)。中国は近年の高度経済成長を契機に工業が急激に発達し世界の工場と呼ばれており、主に石炭をエネルギーとして大量に消費している一方で世界最大のハロを有する。よってbが最大であるがaが低くなりcが大きいアが中国である。ロシアはソ連崩壊を機に社会が混乱し経済が後退した。資源開発が進み、工業が復調傾向であるが資源の輸出が多く、先進国で寒冷な地域のためaが大きくbが小さく、cが最小のイがロシアである。インドは人口が中国に次ぐ世界第2位で経済発展が著しい国である。しかし中国に比べるとまだ工業化が進んでおらず農業を営む人の割合が多いためa、bが小さくcが多きいウがインドである。アメリカは早くから工業化が進み、二酸化炭素排出量は1990年以前から多く、大量消費社会となっている事が問題となっているのでaが最大でbが大きいがcが大きくはないエがアメリカである。
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以上です。よろしお願います。
- 2017.11.20 22:42
- poen
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