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2017.11.04
添削フォーム15
コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。
コメント
こんにちは(^^) 遅れましたが、質問に回答いたします。
>(3)についていくつか質問です。
・日本の熱帯材の輸入先はフィリピン(’60年代)→インドネシア(’70年代)→マレーシア(’80年代)と推移したが、国内産業育成のため丸太輸出が規制され、以降商業的伐採は停滞したと思っていました。最近は事情が違うのでしょうか?
いえ、その認識で正しいと思いますよ。60年代に日本企業によってフィリピンとタイとで森林伐採が大幅に進みました。熱帯では一旦裸地となると、地表面が硬化し(ラテライト)森林の再生が困難になります。フィリピンやタイでは、熱帯国でありながら、国土面積に占める森林の割合が低い値(30%程度)にとどまっているのは、そうした日本による無計画な伐採の後遺症といえるでしょう。
日本企業の手はインドネシアやマレーシアへと及びましたが。これを受け、両国では森林の管理を自国で行い、原木での輸出を制限し(全く行われていないわけではなく、例えば、日本にとって最大の木材(熱帯材)輸入相手国はマレーシアです)、さらに国内産業育成のため、合板としての輸出に傾いて来ました。
「商業的伐採は停滞」というと言い過ぎのような気もしますが、もちろんこの表現で間違っているわけではなく、仰せの認識で正しいと言えます。
>「代表的な地域2つ」とあるので、ルソン島ともう一つ挙げるとしたら「インド。人口増加が激しい上に平坦地が広がるため宅地造成などで森林が伐採される。」のようにすれば良いでしょうか?
手持ちの解答例ではインドと中国東部を挙げています。
こちらは失礼しました、たしかに2カ所でしたね。私なら、上記のように日本による過剰な伐採を原因として捉えてみたいので、フィリピン(ルソン島)以外にはタイを挙げると思います。たしかに白くなっていると思いますが、いかがでしょう。
もちろん、赤本の模範解答のように中国やインドを挙げることも可能です。もちろん、仰せの解答も大正解に思います!
あるいは、ノルウェーやアラスカ南部を取り上げ、(冬季は比較的温暖だが)夏季に冷涼であるため植物の成長力が弱く、さらに氷河の影響により土砂が削られ、険しい地形が広がるため樹木の生育が抑えられるなどの理由を挙げてみてもおもしろいかなとは思いましたね。
他の問題に比べ、この問題は「教科書的な正解」を書くことが求められず、比較的自由に自分の考えを述べ綴ることが可能と思います。発想力豊かに、文章を仕上げてみてください(^^)
- 2017.11.20 18:15
- たつじん
勝手がわからず、失礼いたしました。
2009年度の第3問もお願いしたいので、そちらは添削フォーム13のほうに書いておきます。
- 2017.11.19 17:55
- MA
こんにちは(^^)
今回も投稿ありがとうございます。
質問については後ほどお答えいたします。
また、新規添削依頼に関しましては、問題ごとに新しいフォームを利用いただけるでしょうか。とりあえず「添削フォーム14」の方に移動(コピペ)しておきました(便宜上、名前は「***}とさせていただいていますが)。
こちらも添削が終わり次第ご連絡いたしますので、今しばらくお待ち下さい((^^)
- 2017.11.19 10:11
- たつじん
重ねてですが、添削お願いいたします。
東京大学2009 第二問
A(1)アーフランス イーイギリス ウースペイン
(2)イは穀類といも類の自給率が高く、氷食を受けたやせ地が広がるがEU加盟後に小麦自給率の上昇したイギリス、ウは野菜類・肉類の自給率が高く、地中海式農業と豚肉生産が盛んなスペイン。
(3)氷食を受けた低平なやせ地が広がり、冷涼湿潤な気候を生かし酪農等の牧畜が盛んなほか、大市場向けの輸送園芸農業も発達する。
(4)熱量は高いが価格は低い自給作物である米を、家族経営の農家を主体として集約的に栽培するが、労働生産性は低いため。
(5)熱量は低いが高価格な果実を栽培、例えば温暖な気候を生かした和歌山のみかんや高地の冷涼な気候を生かした山梨のぶどうなど。
B(1)アーインドネシア イーベトナム ウータイ エーフィリピン
(2)緑の革命による高収量品種の導入や灌漑整備が進んでいた中、経済発展に伴う急速な人口増加に対応するため自給用増産を行った。
(3)所得水準の上昇に伴い食の欧米化が進展、肉類用の家畜の飼料や食用油の原料の大豆需要が増大、自給で賄えなくなった。
- 2017.11.18 23:05
- MA
こんばんは。大変丁寧な添削、ありがとうございます。
(3)についていくつか質問です。
・日本の熱帯材の輸入先はフィリピン(’60年代)→インドネシア(’70年代)→マレーシア(’80年代)と推移したが、国内産業育成のため丸太輸出が規制され、以降商業的伐採は停滞したと思っていました。最近は事情が違うのでしょうか?
・「代表的な地域2つ」とあるので、ルソン島ともう一つ挙げるとしたら「インド。人口増加が激しい上に平坦地が広がるため宅地造成などで森林が伐採される。」のようにすれば良いでしょうか?
手持ちの解答例ではインドと中国東部を挙げています。
- 2017.11.18 22:48
- MA
では、添削させていただきますね。
>A(1)aは多様な常緑広葉樹が多層構造をなす密林の熱帯雨林が、bはタイガと呼ばれる針葉樹の純林や、針葉樹の混合林が広がる。
たいへんよく書けていると思います。「名称」、「樹種」、「構成」を書くことが求められていますが、その条件をほぼ完璧に満たし、素晴らしい解答に思います。
名称については、熱帯雨林について「東南アジアではジャングル、アマゾン低地ではセルバ」と書いても良かったかなとは思いますが、それでは字数的に厳しいような気もしますし、このような形がベターだったでしょうね。
>(2)サハラ地域やオーストラリアの中央部。年中亜熱帯高圧帯が卓越して少雨であり、砂漠が広がるため。
こちらも大変素晴らしいと思います。字数が少ないなかでよく書かれています。ただ、できれば地域名ですので(サハラは砂漠の名称ですからね)、「アフリカ北部」とするべきだったかな。また、細かくて恐縮ですが、「卓越」については、「偏西風が卓越」、「上昇気流が卓越」など空気の動きについては適した表現ですが、気圧帯の名称につけるのは今ひとつのような気がします。「支配下にある」、「影響が強い」とするか、「亜熱帯高圧帯による下降気流が卓越し」としてみてはいかがでしょう。また「砂漠」も本来は地形用語であり、ここでは「降水量が少ない」として方がベターと思います。
また、「年平均流出量」が少ない理由としては、蒸発量の多さも重要なポイントになりますよね。余裕があればここまで書ければ、さらに良かったでしょう。
北アフリカやオーストラリア中央部。年間を通じ亜熱帯高圧帯の影響によって少雨。低緯度で高温であるため、蒸発量も多い。(57字)
箇条書き形式で書いてみました。理由を尋ねているので、本来なら「ため」や「から」を付けるべきでしょうが、字数の関係でカットしています、そもそも地理の論述問題は国語力を問うものではありませんから、文章の巧拙より、内容を的確に伝えられているかどうかを意識してくださいね(^^)
>(3)未回答(わかりませんでした)
これは難しいですね。私ならばフィリピン北部のルソン島を選ぶでしょうか。日本による商業的な伐採により熱帯林が失われています。自然の状態ならば流出量が多い(つまり湿潤である)地域では必ず森林が生育するのですから、それを阻むものとして「人為的」な影響を考えないといけません。
>B(1)高い地域では急傾斜のため旧河川の侵食作用が強く谷が多く刻まれ、低い地域では緩傾斜のため土砂運搬作用が強く谷は少ない。
これは非常にいいですね!図の読解がしっかりできています。
>(2)Xからは頂上が2つ、Yからは頂上が1つ見える。
これも全く問題がないと思います。シンプルでいい解答です。
>(3)山の斜面と冬の積雪を利用したスキー場、登山道や頂上付近まで延びる自動車道の整備など山を利用して観光を振興している。
これもいいですね。十分に合格点です。ただ、やや弱いのは後半部分でしょうか。前半部分は「山野斜面」と「冬の積雪」を理由として「スキー」という具体的な観光の事例を示しています。これをふまえて、後半部分も「登山道」や「自動車道」の整備を理由として、具体的にどんなことが成されているかまで言及できればベストでした。「登山観光」や「高原リゾート」など適当で構いませんので、書き添えてみても良かったと思います(^^)
(3)はさすがに難しかったですね。それ以外については非常によくできています。
今、私の手元に2016年の東大赤本があり、そこには2009年までの過去問が含まれています。今回のように2009年以降の問題でお願いできると大変助かります。では次回も期待しています(^^)
- 2017.11.12 16:33
- たつじん
ありがとうございます(^^)
数日中に添削回答ができると思いますので、今しばらくお待ち下さい
- 2017.11.09 21:09
- たつじん
東京大学2009 第一問
A(1)aは多様な常緑広葉樹が多層構造をなす密林の熱帯雨林が、bはタイガと呼ばれる針葉樹の純林や、針葉樹の混合林が広がる。
(2)サハラ地域やオーストラリアの中央部。年中亜熱帯高圧帯が卓越して少雨であり、砂漠が広がるため。
(3)未回答(わかりませんでした)
B(1)高い地域では急傾斜のため旧河川の侵食作用が強く谷が多く刻まれ、低い地域では緩傾斜のため土砂運搬作用が強く谷は少ない。
(2)Xからは頂上が2つ、Yからは頂上が1つ見える。
(3)山の斜面と冬の積雪を利用したスキー場、登山道や頂上付近まで延びる自動車道の整備など山を利用して観光を振興している。
※初めて利用させて頂く者です。よろしくお願いいたします。
- 2017.11.09 17:31
- MA
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