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2017.12.16
添削フォーム24
コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。
コメント
こんにちは(^^) 年末年始は比較的ヒマがありますので、少しずつ添削させていただきますね。
>北西部や東部では英語を母語とする人口の割合が大きい。これはヨーロッパ系の白人が多く移住しているからである。
書き出しとしてはスムーズです。ただ。「北西部」については人口規模も小さく(シアトルと思いますが)取り上げる必要もなかったと思います。「東部」に限定し、「植民地時代にヨーロッパからの入植が進み」など、ごくあたり前の理由をくっつけて論じてみたら良かったのではないでしょうか。
>一方それらの中でもニューヨークやシカゴでは英語を以外を母国語とする人口割合も大きい。これは世界中からの移民が流入し、住み分けが行われているからである。
こちらもいいですね。「住み分け」というキーワードの使い方もいいと思います。「セグリゲーション」のことですがもちろん日本語で構いません。
>南部や南内部ではスペイン語を母国語とする人口割合が大きい。これは隣国のメキシコを中心とした中南米諸国から職業機会や高賃金を求めて流入したヒスパニックが大量に定住しているからである。
非常にいいですね。模範解答では「かつてスペインの植民地支配を受けていた」ことが論拠として挙げられていますが、こちらのように労働者としての移入を強調して取り上げた方が適切と思います。
>特にロサンゼルスでは英語をよりもスペイン語を母国語とする人口割合が大きい。
具体的な都市を取り上げて説明するのも良いですね。字数を稼ぐテクニックおして、こうした個々の事例に注目する書き方にも慣れておきましょう。
>太平洋岸ではアジア系言語を母国語とする人口割合が大きい。これは地理的に近く研究職や開発職でシリコンバレーで就業する人が増加するからである。
こちらについても適切ですが、「研究職や開発職でシリコンバレーで就業する人々」が数十万人単位で一つの都市に存在するとは思えませんし、彼らがアジア系ばかりとは限りません。またそもそもそういった高学歴の人々は母語としても英語に習熟している可能性があります。
「チャイナタウンにおいて中国語を母語として長年暮らす者もおり、またアジア地域から流入する出稼ぎ者も多くなっている。さらに近年では中国から富裕層や技術者などの移住も目立つようになってきた」など、(ちょっと文章が長くなってしまいましたが)より正確に書くことが求められています。
>英語を母語としない人口の増加により多文化理解を促進するなど良い面もあれば、英語が伝わらず、仕事や日常生活に支障が出るなど濃い面もあり移民の人権に問題がある。
最後に「さまざまな影響」について述べています。ちょっと文章が短い印象もありますが、個人的な見解としてはこれで十分だと思いますよ。筑波の「400字」という字数制限は、問題によっては長すぎ、あるいは短すぎたりします。そもそも出題者がそこまで意識して問うているとも思えません。「とりあえず」でいいので、設問の要求を満たしていれば、それで大正解です。
今回もとてもいい解答だったと思います。やや足りないところ、あるいは過剰な部分もありましたが、不正確なことは書かれていません。素晴らしい答案です。次回も期待しています(^^)
- 2017.12.27 15:50
- たつじん
こちらも宜しくお願いします。
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Aは夏に中緯度高圧帯が卓越して乾燥するが冬には偏西風帯の寒冷前線の影響を受けて比較的降水が多い地中海性気候である。よってAは地中海岸に位置するチュニスである。Bは年中高温で気温年較差が小さく、雨季と乾季の差が明瞭なサバナ気候である。よってBは赤道付近で標高も低いナディである。Cは年中、中緯度高圧帯が卓越し、降水がほとんど見られず、気温の日格差が大きいさばくきこうである。よってCは北回帰路上にほぼ一致しているリヤドとなる。Dは気温の年格差が小さくBよりは劣るがUKITO乾季が明瞭で降水量も多い。しかし年平均気温がBと比較しても低いため、低緯度地域の高山気候である。よってナディより低緯度であるかアンデス山脈上に位置するクスコがDである。Eは梅雨や台風が夏の前後に南西季節風によってもたらされ降水量が多く冬は比較的乾乾する太平洋性の気候である。よって大陸東岸で季節風の影響で受ける日本がEである。
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以上です。宜しくお願いします。
- 2017.12.26 23:20
- Poen
こんばんは。添削、アドバイス有難うございました。
お忙しい中、いつもありがとうございます。
年末ではありますが、今回も添削を宜しくお願いします。
筑波大学2014年第3問です。
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北西部や東部では英語を母語とする人口の割合が大きい。これはヨーロッパ系の白人が多く移住しているからである。一方それらの中でもニューヨークやシカゴでは英語を以外を母国語とする人口割合も大きい。これは世界中からの移民が流入し、住み分けが行われているからである。南部や南内部ではスペイン語を母国語とする人口割合が大きい。これは隣国のメキシコを中心とした中南米諸国から職業機会や高賃金を求めて流入したヒスパニックが大量に定住しているからである。特にロサンゼルスでは英語をよりもスペイン語を母国語とする人口割合が大きい。太平洋岸ではアジア系言語を母国語とする人口割合が大きい。これは地理的に近く研究職や開発職でシリコンバレーで就業する人が増加するからである。英語を母語としない人口の増加により多文化理解を促進するなど良い面もあれば、英語が伝わらず、仕事や日常生活に支障が出るなど濃い面もあり移民の人権に問題がある。
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以上です。よろしくお願いします。
- 2017.12.26 23:17
- poen
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