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2020.08.25
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コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。
コメント
では添削いたします。
>2015年度第2問_180(アフリカの3か国の貿易、および日本の生鮮野菜の輸入より)
>設問A
>(1)
A・・・モロッコ
B・・・南アフリカ
C・・・ナイジェリア
適切です。ナイジェリアが原油産出国で、大幅に輸出超となっている点に注目ですね。
>(2)
A国の近隣は先進国の割合が高いため、主に大西洋岸諸国との貿易の比重が高い。対してB国は資源の輸出に大きな比重を置いているため工業大国との貿易が中心である。(77字)
うまいですね、適切です。字数制限(60字)以内に収めることが難しい問題だと思います。
A国は近隣のヨーロッパ諸国に工業製品を輸出。B国は鉱産資源の輸出が多く、それらの需要が大きい工業国向けの輸出が多い。(58字)
こんな感じでしょうか。参考にしてください。
>(3)
C国は原油に依存したモノカルチャー経済国であるため、原油価格の変動に経済が大きく影響を受ける。また、原油に関連した職業に従事している人と、そうでない人の貧富の差が課題となる。 (87字)
いいですね。とても正確に書けています。
文字数を考えて記述するとこういった形でしょうか。モノカルチャーであることをしっかり強調しましょう。
C国は原油の産出と輸出に大きく国内経済が依存するモノカルチャー国。国際価格の変動を受けやすく、国民の貧富格差も大きい。(59字)
>(4)(論述の指針なしでは少し難しく感じた)
人口増加や所得の増加により安価な工業製品の需要が増大したことと、中国がインフラ整備などを通して関係を強化しているため。
たしかにこれはそうですね。後半の中国からの支援についてぜひ知っておいてください。アフリカ地域には中国からの投資が拡大し、とくに鉱産資源の開発の面においては中国の影響力が大きくなっています。
>設問B(中国と韓国の判定、玉ねぎとパプリカの判断が難しかった)
(1)
ア・・・パプリカ→玉ねぎ
イ・・・シイタケ
ウ・・・玉ねぎ→パプリカ
変わった問題ですね。日本の最大の野菜の輸入先は中国ですので(統計で確認しておきましょう。基本です)Aが中国となります。またカボチャはニュージーランドから多く輸入しています。Cがニュージーランドですね。残ったBが韓国になります。これはセンター(共通テスト)レベルの知識です。
中国では(ア)が最大品目になっています。安価に生産できることが最大のポイントではないでしょうか。平均単価が安く、これは玉ねぎでしょう。
一方、オランダからは(ウ)の輸入が多いです。価格の高い園芸作物と思われます。国内ではビニルハウス栽培されるものでしょう。これがピーマン(パプリカ)ですね。
残った(イ)がまつたけです。朝鮮半島はまつたけの産地として知られていますね。
>(2)
国土の広いA国は収穫期の異なる産地で低賃金労働力を利用して生産でき、B国は日本に近く日本向けの施設園芸農園が発達したため。
いいですね。平均単価からわかるようにアに関しては安価であることが最大のポイントです。中国での生産が多いのですから、これは安価な労働力を利用したものです。一方、ウは平均単価が高く(さすがにまつたけよりは安いですが)、ビニルハウスなどで栽培される園芸作物です。国内でも高知県や宮崎県などから東京圏へとキュウリやナス、トマト、ピーマンなどの園芸作物が輸送されていますね。園芸農業の一つの形態である輸送園芸農業です(もう一つの形態が近郊農業です)。これらをふまえて記述すればいいでしょう。上手い解答になっています。
Aでは安価な労働力を利用してアの栽培が拡大した。Bは日本との距離が近く、温室など利用し園芸野菜のウが栽培される。(56字)
私も書いてみました。A国の賃金の安さ(1人当たりGNIの低さ)、B国の日本からの距離の近さがポイントになります。
>(3)
メキシコは低緯度で温暖な気候であるため年中栽培できる。また、C国は南半球であるためどちらの国も日本で収穫困難な時期に輸入できるから。
これもいいですね。低緯度のメキシコでは年間を通じ温暖であること、ニュージーランドについては北半球と季節が逆であることを記述できれば十分です。いずれも端境(はざかい)期に市場に出荷されます。
- 2020.09.04 22:29
- たつじん
2015年度第2問_180(アフリカの3か国の貿易、および日本の生鮮野菜の輸入より)
設問A
(1)
A・・・モロッコ
B・・・南アフリカ
C・・・ナイジェリア
(2)
A国の近隣は先進国の割合が高いため、主に大西洋岸諸国との貿易の比重が高い。対してB国は資源の輸出に大きな比重を置いているため工業大国との貿易が中心である。
(3)
C国は原油に依存したモノカルチャー経済国であるため、原油価格の変動に経済が大きく影響を受ける。また、原油に関連した職業に従事している人と、そうでない人の貧富の差が課題となる。
(4)(論述の指針なしでは少し難しく感じた)
人口増加や所得の増加により安価な工業製品の需要が増大したことと、中国がインフラ整備などを通して関係を強化しているため。
設問B(中国と韓国の判定、玉ねぎとパプリカの判断が難しかった)
(1)
ア・・・パプリカ→玉ねぎ
イ・・・シイタケ
ウ・・・玉ねぎ→パプリカ
(2)
国土の広いA国は収穫期の異なる産地で低賃金労働力を利用して生産でき、B国は日本に近く日本向けの施設園芸農園が発達したため。
(3)
メキシコは低緯度で温暖な気候であるため年中栽培できる。また、C国は南半球であるためどちらの国も日本で収穫困難な時期に輸入できるから。
- 2020.08.30 20:44
- のい
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