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2020.10.30

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コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。

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では添削いたします。

>東京大学
>1994第2問

>Aじゃがいも、さつまいも、りんご、ぶどう

こちらはとくに問題ないでしょう。じゃがいもは実は長崎が2位なのですね。山がちで耕地に恵まれず、厳しい自然環境でも生育可能なジャガイモが栽培されているのです。

>B
>Xは比較的痛みにくく、貯蔵可能な作物である。消費市場から離れた耕作面積を大きく確保できる地域で生産が多い。Yは痛みやすい作物であるので貯蔵が難しい。消費市場に近い大都市近郊で生産が多い。輸送手段の発達により気温や降水量、土壌などの面で生育条件のよい遠隔地での生産も多い。

XとYそれぞれについて独立して説明しているのが好ましいですね。こういった問題の解答パターンです。東大で5行(150字)というのは極めて例外的な文章の長さですが、ひるむことはありませんね。

キーワードから考えてみましょう。

消費市場・・・近さと遠さが関係しますね。
貯蔵・・・市場から離れた地域で生産される場合には貯蔵が重要となります。
生育条件・・・これはちょっと使い方が難しいような。無理やりねじ込んでみましょうか。
耕作面積・・・北海道のような広い地域では耕作面積の大きさが有利な条件となります。

こういったことを意識しながら書き進めてみましょう。

まずXについての特徴を挙げてみます。

Xは主に根菜で長期間の貯蔵が容易である。消費市場から離れた場所からの輸送も十分可能。耕作面積が広く生育条件にも恵まれた北海道で生産が多い。

まずXに共通する特徴として「根菜」としてみました。なかなか出て来ない言葉ですので、この使用はマストではありませんが、よかったら参考にしてくださいね。

さらにYについて。

Yは葉野菜と園芸野菜でこちらは痛みやすく長期保存が難しい。葉野菜は大消費地である東京大都市圏に近接した関東地方で生産が多い。ただし園芸野菜は交通手段の発達で遠隔地からの輸送も増加。温暖な四国や九州南部など。

Xは主に根菜で長期間の貯蔵が容易である。消費市場から離れた場所からの輸送も十分可能。耕作面積が広く生育条件にも恵まれた北海道で生産が多い。Yは葉野菜と園芸野菜でこちらは痛みやすく長期保存が難しい。葉野菜は大消費地である東京大都市圏に近接した関東地方で生産が多い。ただし園芸野菜は交通手段の発達で遠隔地からの輸送も増加。温暖な四国や九州南部など。(172字)

字数をオーバーしてしまったのでここからさらに文章を削るなどの作業が必要となりますが、おおまかにはこういった形でいいと思います。


>C
>食の洋風化が進み、パンなどの小麦を原料とする食材の需要が増えた。安価な外国産小麦の輸入が増え、小麦の生産量は減少した。

こちらはとてもいいですね。「生産」と「消費」の両面から捉えています。満点です。

>D
>食糧管理制度下、生まれた余剰米に対し米の減反が行われた。その際、小麦は転作作物として奨励された。北海道は小麦を大きな生産規模で低コストで生産できるため、安価な輸入小麦に対抗した。

これはいいですね。とてもいいと思いますよ。文章テクニックに依存していない点が素晴らしいです。(失礼ながら)日本語の文章としてはやや稚拙な面もありますが、だからこそ内容がストレートに伝わってくるのです。上手い文章で「ごまかす」よりも遥かにいいことですよ。

ただ「輸入価格」という言葉が使われていないように思うのですが。。。そこだけが減点ポイントですかね。「輸入価格の安い小麦」などの表現になるでしょうか。


ではさらに演習を繰り返していきましょう(^^)

  • 2020.11.16 16:24
  • たつじん

東京大学1994第2問
Aじゃがいも、さつまいも、りんご、ぶどう
BXは比較的痛みにくく、貯蔵可能な作物である。消費市場から離れた耕作面積を大きく確保できる地域で生産が多い。Yは痛みやすい作物であるので貯蔵が難しい。消費市場に近い大都市近郊で生産が多い。輸送手段の発達により気温や降水量、土壌などの面で生育条件のよい遠隔地での生産も多い。
C食の洋風化が進み、パンなどの小麦を原料とする食材の需要が増えた。安価な外国産小麦の輸入が増え、小麦の生産量は減少した。
D食糧管理制度下、生まれた余剰米に対し米の減反が行われた。その際、小麦は転作作物として奨励された。北海道は小麦を大きな生産規模で低コストで生産できるため、安価な輸入小麦に対抗した。

  • 2020.11.09 12:53
  • 万物は流転する

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