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では添削いたします。

＞東大2006 第一問　BCのみ

＞設問B(1)カーペルー　キーブラジル　クーチリ　ケーエクアドル

キがわかりやすいですね。サトウキビだけでなく、大豆やトウモロコシがポイントになります。ブラジルです。クはブドウでチリ、ケはバナナでエクアドルですね。カは消去法でペルーです。

＞(2)バイオ燃料

適切です。ガソリンの代替品であるアルコール燃料ですね。

＞(3)高度が高く冷涼な斜面ではリャマやアルパカの放牧。硬度が低く高温多湿な斜面ではバナナやキャッサバなども熱帯作物栽培。その中間の斜面では耐乾青春のじゃがいもやとうもろこし栽培。 (87/60)

とてもいいですね。
・耕作限界を超えた高所・・・放牧（具体例；リャマ・アルパカ）
・低地・・・熱帯作物（具体例；カカオ）
・高地・・・自給作物（具体例；ジャガイモ）

例えば、放牧については「耕作限界を超えた高所」という言い方は便利なので、覚えておくといいですね。農耕ができなくとも、牧草地には利用でき、放牧地となります。

＞設問C(1)一次産品の輸出は少ないが、製造品の輸出が多い。中でも金属製品•機械•輸送機器や化学製品など重化学工業製品の輸出が多い。(60/60)

うまいですね。ブラジル単体でみれば農産物や鉱産資源の輸出も多いのですが、エクアドルやペルーと比較した場合にはやはり重工業製品の割合の高さがポイントとなります。

＞(2)かつては鉱業や農業の特定の一次産品に輸出を頼っていたが、安価で豊富な労働力と資源で工業が発展し、産業が多角化した。 (59/60)

こちらもとてもいいと思います。合格圏です。

「輸入代替型」や「輸出指向型」という言葉を使っても良かったと思いますよ。

（例文）外資導入により、輸出指向型工業を進め、鉄鋼や機械、自動車、航空機などの重工業が発展した。

ブラジルは「輸入代替型工業」から「輸出指向型工業」に転換した代表的な国です。

ブラジルは国内市場が大きいため（人口規模、GNIの規模）、国内での供給を満たすための工業化に力点が置かれ、これを輸入代替型といいます。インドもこれに該当しますね。

当初は国内企業を優遇し、生産活動を行っていました。しかし、これでは競争の原理が働かず、さらに大資本を投下することもできず、工業生産は停滞します。これを打破するために、外国企業の誘致を積極的に行い、外資を導入することで工業化を進めます。

工業生産力が国内の市場の規模を上回り、輸出を前提とした生産活動も行われることになります。「輸出指向型」ですね。

国内市場が小さい（人口が少ない。GNIが小さい）韓国やマレーシア、タイでは早い段階から輸出指向型の工業化が進みました。

これに対し、前述のようにブラジルやインドでは輸入代替型の工業化がなされることになります。しかし、経済のグローバル化が進む現代世界において、いつまでも国内市場にこだわっていたら経済が停滞します。今や世界中のどの国でも輸出指向型の工業化が進み、ブラジルとインドもその例外ではないのです。

「輸出指向型」という言葉は使い勝手のいい言葉ですので、これを使った文章に慣れておきましょう。

全体的にとても良かったと思います。自分の知っていることを的確に文章化できています、一応、「耕作限界」や「輸入代替」など知っていると便利な言葉も挙げておきましたが、あまり気にすることはないと思います。どんどん演習を続けていきましょう。

東大2006 第一問　BCのみ

設問B(1)カーペルー　キーブラジル　クーチリ　ケーエクアドル

(2)バイオ燃料

(3)高度が高く冷涼な斜面ではリャマやアルパカの放牧。硬度が低く高温多湿な斜面ではバナナやキャッサバなども熱帯作物栽培。その中間の斜面では耐乾青春のじゃがいもやとうもろこし栽培。 (87/60)

設問C(1)一次産品の輸出は少ないが、製造品の輸出が多い。中でも金属製品•機械•輸送機器や化学製品など重化学工業製品の輸出が多い。(60/60)

(2)かつては鉱業や農業の特定の一次産品に輸出を頼っていたが、安価で豊富な労働力と資源で工業が発展し、産業が多角化した。 (59/60)

今週もよろしくおねがいします！