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2021.05.27

投稿フォーム389

すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたします。

>東京大学 1997年度 第3問(69)
>設問A
>イ
>交通状況の改善により都心と郊外の移動時間が短縮し、都心から地価が安く住環境が良い郊外へと夜間人口が流出するため。

とてもいいですね。本問のポイントは2つあります。

1)都心部での人口減少
2)郊外での人口増加

後者について「地価が安く住環境が良い」と言い切られていますので、前者についてもそれとの対比で「地価が高く住環境が悪い」ことがわかります。簡潔にまとめられた素晴らしい解答(回答)に思いますよ。

私も書いてみました。

「地価高騰、住環境の悪化により都心地区から人口が流出。公共交通機関の整備による通勤圏の拡大で地価の安い郊外で人口増加。」(57字)

時間距離の短縮にも触れてみたかったのですが、字数の都合でできませんでした。とはいえ、内容的には問題ないと思います。参考にしてください。

一応。。。

言葉の使い方について。

「交通状況」ではなく「交通条件」でしょうか。表中の用語はそのまま使った方がいいかと思います。

その一方で、私は「都心」ではなく「都心部」という言い方をしているのに気づいたでしょうか。都心ですと一点のみを指すことになりますが、都心を含むある程度広い範囲として都心部という言葉があります。図において、最も左側の起点を「都心」ととらえ、その周辺ということで私は「都心部」という言葉を用いてみました。もちろん「都心」だけで構わないのですが、都市圏構造(都心部+郊外。昼間人口>夜間人口が都心部、昼間人口<夜間人口が郊外)を考えた場合、どうしても都心部という言葉を使いたかったのです。(もしかしたら「都心」だけの方が出題者側としては適切だったのかなという懸念もありますが。。。)

問題文に「夜間人口密度」という言葉があるので、これを使ってみたかったのですが、グラフでは単に「人口密度」となっていました。とくにこだわる部分でもないかと判断し、「夜間」は外しています。

いずれも細かい部分ではありますが、こういった言葉の用い方にまで神経を使ってみてくださいね。

>設問B
農地と住宅が混在することで公共投資を効率的に行うことができず、道路や下水道、学校などの公共施設の整備が遅れてしまうことで、住民の生活利便性が損なわれてしまうため。(81字)

これはうまいですね。全く言うことがありません。完璧です。

>設問C
(1)職住分離により朝夕の通勤通学ラッシュが発生することや、昼間人口が少ない事で地域コミュニティを形成しづらい問題点がある。(59字)

これもいいですね。「地域コミュニティ」という言い方はとても便利ですので、ニュータウンの問題点を表す際のキーワードとしてぜひ覚えておきましょう。

>(2)入居開始当初には若い家族が多く児童数も多かったが、以来新しい入居者が少なく、入居者の高齢化により児童数が減少したため(59字)

いいですね。こちらも満点回答です。

なお、私はこのように書いてみました。

「世代の偏りが原因。開発時に若年層が入居しその子が小学校に通う時期に一気に小学校が増加。新規の入居者は少なく児童数は減少。」(60字)

最初に理由を言い切り、その後で詳しい説明を加えるという形で文章を作っています。それぞれの文を体言止めにすることで、字数の節約も図りました。地理の論述問題は現代文や国語ではありませんので、上手い文章は必ずしも必要ではありません。自分なりの工夫をしてみましょうね。



>今月滑り込みになってしまいすみません。

そうですね。次回からは気をつけてくださいよ。自分で自分を律することができなければ、長い受験生活を有意義に過ごすことはできませんよ。

>先月頂いたアドバイスを元に、なるべく簡潔にワードを組み込むことで、文字数制限内に収めることを意識して作文しました。

いいですね。基礎段階を越えて、応用段階に入ってきたことがわかります。基礎段階の間は、書くべき内容がわからずに文字数が余ってしまうのです。どうやって文章を長くしようか。いかに文字数を稼ぐかに頭を悩ませているのが基礎段階です。まだまだですね。

それに対し、書きべき内容がわかってきて、それらを細かく全部書けば字数オーバーになってしまうのが応用段階です。どうやって文章を短く収めるかに思案するわけですね。なこさんはすでにこの段階にあるようです。順調に学習を進めていますね。いい調子ですよ。

この1997年第3問は良問でしたね。なこさんも解いていてかなり手応えがあったのではないでしょうか。さらにいろいろな問題に挑戦してみてくださいね。

  • 2021.06.01 15:37
  • たつじん

東京大学 1997年度 第3問(69)
設問A

交通状況の改善により都心と郊外の移動時間が短縮し、都心から地価が安く住環境が良い郊外へと夜間人口が流出するため。

設問B
農地と住宅が混在することで公共投資を効率的に行うことができず、道路や下水道、学校などの公共施設の整備が遅れてしまうことで、住民の生活利便性が損なわれてしまうため。

設問C
(1)職住分離により朝夕の通勤通学ラッシュが発生することや、昼間人口が少ない事で地域コミュニティを形成しづらい問題点がある。

(2)入居開始当初には若い家族が多く児童数も多かったが、以来新しい入居者が少なく、入居者の高齢化により児童数が減少したため。


今月滑り込みになってしまいすみません。
先月頂いたアドバイスを元に、なるべく簡潔にワードを組み込むことで、文字数制限内に収めることを意識して作文しました。
添削よろしくお願い致します。

  • 2021.05.31 16:53
  • なこ

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