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2021.09.24
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コメント
では添削いたします。
>77 (1994年度 第2問)
>設問A
>ア–ジャガイモ イ–サツマイモ ウ–リンゴ エ–ブドウ
正解です。いいですね。
→ここは平仮名での解答でも減点はされないでしょうか?
問題ないと思いますよ。さすがにその程度で減点はないでしょう(笑)
>設問B
Xは長期間の貯蔵が可能。そのため、消費市場から離れた耕作面積が広大な土地での大規模栽培。Yは買い手から新鮮さを求められる。よって消費市場近くでの近郊栽培。気候などの生育条件が整う温暖地や寒冷地からのトラックファーミング。近年は土耕栽培と比べ。無農薬栽培、生育が早く野菜の質も安定する水耕栽培もある。(149字)
>設問Bはどうしても150字にいかないため、水耕栽培の記述を加えてみました。添削よろしくお願いします。
なるほど、おもしろいですね。「どうしても」字数が足りなければこのように「余分なこと」を付け加える必要があります。いいアイデアだと思いますよ。
XとYそれぞれについて独立して説明することが必要な問題になります。東大で5行(150字)というのは極めて例外的な文章の長さですが、75字の文章を二つ書くと思えばさほど困難でもないのでは。
キーワードから考えてみましょう。
消費市場・・・近さと遠さが関係しますね。
貯蔵・・・市場から離れた地域で生産される場合には貯蔵が重要となります。
生育条件・・・これはちょっと使い方が難しいような。無理やりねじ込んでみましょうか。
耕作面積・・・北海道のような広い地域では耕作面積の大きさが有利な条件となります。
こういったことを意識しながら書き進めてみましょう。
まずXについての特徴を挙げてみます。
「Xは主に根菜で長期間の貯蔵が容易である。消費市場から離れた場所からの輸送も十分可能。耕作面積が広く生育条件にも恵まれた北海道で生産が多い。」
まずXに共通する特徴として「根菜」としてみました。なかなか出て来ない言葉ですので、この使用はマストではありませんが、よかったら参考にしてくださいね。
さらにYについて。
「Yは葉野菜と園芸野菜でこちらは痛みやすく長期保存が難しい。葉野菜は大消費地である東京大都市圏に近接した関東地方で生産が多い。ただし園芸野菜は交通手段の発達で遠隔地からの輸送も増加。温暖な四国や九州南部など。」
「Xは主に根菜で長期間の貯蔵が容易である。消費市場から離れた場所からの輸送も十分可能。耕作面積が広く生育条件にも恵まれた北海道で生産が多い。Yは葉野菜と園芸野菜でこちらは痛みやすく長期保存が難しい。葉野菜は大消費地である東京大都市圏に近接した関東地方で生産が多い。ただし園芸野菜は交通手段の発達で遠隔地からの輸送も増加。温暖な四国や九州南部など。」(172字)
字数をオーバーしてしまったのでここからさらに文章を削るなどの作業が必要となりますが、おおまかにはこういった形でいいと思います。
ここで、この解答をやすさんのものと比べてみましょう。
やすさんの解答はこうです。
「Xは長期間の貯蔵が可能。そのため、消費市場から離れた耕作面積が広大な土地での大規模栽培。」
私はこう書いています。
「Xは主に根菜で長期間の貯蔵が容易である。消費市場から離れた場所からの輸送も十分可能。耕作面積が広く生育条件にも恵まれた北海道で生産が多い。」
まず「根菜」であることを述べています。さらに「北海道」という具体的な地名を挙げ、その特徴(耕作面積〜恵まれた)についても記述しています。どうでしょう?このように具体的なキーワードを挟むこむことで字数はかなり稼げますよね。
さらにYについて。
やすさんはこうです。「Yは買い手から新鮮さを求められる。よって消費市場近くでの近郊栽培。」
私はこうしています。
「Yは葉野菜と園芸野菜でこちらは痛みやすく長期保存が難しい。葉野菜は大消費地である東京大都市圏に近接した関東地方で生産が多い。ただし園芸野菜は交通手段の発達で遠隔地からの輸送も増加。温暖な四国や九州南部など。」
こちらも「葉野菜」と「園芸野菜」という言葉を入れています。これらの言葉が思いつかなくても、そのまま「キャベツ」や「ピーマン」としてもよかったと思いますよ。さらにこちらでも「東京大都市圏〜関東地方」、「四国や九州南部」など具体的な地名を入れています。いかがでしょうか?長文ならば、それぞれの品目は地域名を挙げる余裕もできます。それに沿って文章を組み立てていくのが正攻法のやり方だと思いますよ。
>設問C
>食生活の洋風化のよりパン食が普及し、消費量が増加した。外国から安価な小麦の輸入が増加し、国内生産量が減少した。(55字)
これはいいですね。満点解答です。「30字=1トピック」がゆえに「60字=2トピック」が厳守されています。
>設問D
食糧管理制度により過剰生産された米の減反。転作として小麦の生産が増加。北海道での生産規模の大きい小麦栽培は、輸入価格の安い外国産小麦に対抗できた。そのため国内生産が集中した。(87字)
これはおもしろいですね。納得の解答です。全く問題ないと思いますよ。まさにその通りです。満点解答ではないでしょうか。
全体的によく書けています。東大の問題はある程度の決まりきったパターンの問題が多いのですが、だからこそ150字のようなイレギュラーな字数には対応しづらくなってしまいますよね。さらに色々な問題を解いて経験値を上げましょう。
- 2021.09.26 00:35
- たつじん
77 (1994年度 第2問)
設問A
ア–ジャガイモ イ–サツマイモ ウ–リンゴ エ–ブドウ
→ここは平仮名での解答でも減点はされないでしょうか?
設問B
Xは長期間の貯蔵が可能。そのため、消費市場から離れた耕作面積が広大な土地での大規模栽培。Yは買い手から新鮮さを求められる。よって消費市場近くでの近郊栽培。気候などの生育条件が整う温暖地や寒冷地からのトラックファーミング。近年は土耕栽培と比べ。無農薬栽培、生育が早く野菜の質も安定する水耕栽培もある。(149字)
設問C
食生活の洋風化のよりパン食が普及し、消費量が増加した。外国から安価な小麦の輸入が増加し、国内生産量が減少した。(55字)
設問D
食糧管理制度により過剰生産された米の減反。転作として小麦の生産が増加。北海道での生産規模の大きい小麦栽培は、輸入価格の安い外国産小麦に対抗できた。そのため国内生産が集中した。(87字)
設問Bはどうしても150字にいかないため、水耕栽培の記述を加えてみました。添削よろしくお願いします。
- 2021.09.25 12:04
- やす
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