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2021.09.24
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コメント
(514と同じ内容になります。確認しておいてくださいね)
>東大地理 2007年度 第3問(日本の商業とアメリカ合衆国の製造業より)
>設問A
(1)人口が多いほど卸売小売費の値が大きい。理由は、卸売業販売額に対する小売業販売額の割合が、人口が多いほど小さいから。
どうなんでしょう?「人口が多いほど卸売小売比の値が大きい」と「卸売業販売額に対する小売業販売額の割合が、人口が多いほど小さいから」は全く同じことを言っていませんか?
「Aくんは学校の成績がいい。その理由はAくんは英語も数学も体育もよくできるからである」という文では意味がありませんよね。「Aくんは努力家だからである」ように、なぜそうなるのかの理由を述べないといけません。
本問についても、なぜ人口の大きな都市で卸売業が発達するのか、そのメカニズムを説明してみましょう。
「人口が多いほど卸売小売費の値が大きい。人口が大きい都市は商業や金融業が発達し、物流の拠点となりやすいからである。(56字)」
例えば、このようにするべきだったと思いますよ。
>(2)c群は都市圏に位置する市で、商業集積が進んでいる。そのため、昼夜間人口比率の値がbぐんより大きくなるから。
「都市圏」とは「通勤圏」です。都市の影響範囲であり、全ての都市が有します。単なる都市圏ではなく、東京、名古屋、大阪など3大都市圏を考えないといけません。
「C群は東京や大阪など大都市圏の郊外の都市で昼夜間人口比率が低い。商業集積する大都市圏の中心都市での買い物が多い。」(56字)
こういうことですよね。言われてみればとても簡単なことですよね。十分に解答可能な問題でしたよ。
なお、こういった郊外の都市は小売業以上に卸売業が未発達となります。表より、C群では小売はB群にくらべ3分の2程度(475、446に対し、338、286)ですが、卸売は大きく値が下がります(900、1331に対し、271、186)。
>(3)e群の市は、地場産業が盛んな地域である。特に水産物は生産地付近で取引されるため、卸売業の販売額が大きいくなるから。
「地場産業」に水産物が含まれるかどうかですね。一般に地場産業といえば、漆器や織物のような伝統工芸を指すと思います。意味を広げても、金属食器やメガネなど、やはり工業製品に限定されるような。
地場産業と水産業を並行したものとして表現してみてはどうでしょう。
「E群は地場産業が発達した伝統工芸品の生産地あるいは漁港に接し水産物加工の盛んな都市など。それらの流通の起点となるから。」(59字)
こういうことですよね。のいさんの解答で8割がた正解ですが、ちょっと惜しかったかな、という印象です。
>設問B
>(1)A-カリフォルニア州
B-テキサス州
Cーミシガン州
Dーワシントン州
正解です。
>(2)©州では自動車の生産が盛んで、d州では航空機の生産が盛んである。
いいですね。適切な解答です。
>(3)自動車産業が盛んなデトロイトの周辺に工場を置くことで、安価で優秀な労働力を獲得できた。また、部品の輸送費が安くで済む。
これは難しかったでしょうか。3行ですから90字制限です。もうちょっと詳しく説明して欲しかったところです。
「自動車工業の集積地であるデトロイトから高速道路など交通アクセスが良く、部品が得やすい。やや南部に位置し、安価な労働力を豊富に得ることができる。」(71字)
どうでしょうか。字数的には物足りませんが、2つのトピックを並べて書いています。とくに難しい内容ではありませんよね。
もうちょっと複雑なパターンが以下のものです。
「米高自動車工業の集積地デトロイトからやや離れており地元の自動車企業との競合は防がれる。しかし高速道路など交通アクセスはよく、部品供給には便利。やや南部に位置し、労働力は豊富で安い。(90字)」
90字ですので、3つのトピックを書くのが基本です。3つキーワードがありますので、それぞれについて1トピックとなります。
・デトロイト・・・米国自動車工業の中心で3大メーカーの本社。日系企業がこの地に直接進出することは米国企業との対立を招く。
・部品・・・自動車工業は集積立地。ゴム工業やガラス工業も必要。デトロイト方面に集まるこれらの工場から部品を供給してもらう必要がある。なお、「高速道路など交通アクセスが良く」は全くの想像ですが、とくに問題ないかと思います。自動車を用いた輸送は米国の貨物輸送の中心ですし、間違ってはいないでしょう。
・労働者・・・デトロイトのような北部は労働コストが高く、また組織化(労働組織)されているのでストライキなどの労働争議も頻発。南部はそういったことはなく、コストも安い。ケンタッキーは決して「南部」というわけではないが、デトロイトに比べれば安く、組織化されていない労働力が得られやすいだろう。
最後の問題はちょっと難しかったでしょうか。それより設問Aの(1)や(2)は答えやすい問題だったと思いますよ。そちらでしっかり得点しましょうね。
- 2021.09.26 00:06
- たつじん
東大地理 2007年度 第3問
設問A
(1)人口が多いほど卸売小売比の値が大きい。理由は、卸売業販売額に対する小売業販売額の割合が人口が多いほど小さいから。
(難しく感じました。)
(2)c群は都市圏に位置する市で、商業集積が進んでいる。そのため、昼夜間人口比率の値がB群よりは大きくなるから。
(3)E群の市は、地場産業が盛んな地域である。特に水産物は生産地付近で取引されるため、卸売業の販売額が大きくなるから。
設問B
(1)
A・・・カリフォルニア州
B・・・テキサス州
C・・・ミシガン州
D・・・ワシントン州
(2)C州では自動車の生産が盛んであり、D州では航空機の生産が盛んである。
(3)自動車産業が盛んなデトロイトの周辺に工場を置くことで、安価で優秀な労働力を獲得できた。また、部品の輸送費が安くで済んだ。
(これも難しく感じました。)
添削指導よろしくお願いします。
- 2021.09.25 09:42
- のい
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