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2021.11.30
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コメント
遅れて申し訳ありません。添削いたします。
>東大 2000年
>第3問
>設問A
>(1) c-カナダ d-日本 e-韓国 f-ブラジル g-中国
(乗用車保有台数)÷(人口)=(人口1000人あたり乗用車保有台数)ですから
(人口)=(乗用車保有台数)÷(人口1000人あたり乗用車保有台数)で求められますね。(単位は省略しています)
>(2) 大都市圏は、公共交通機関の整備や、道路交通渋滞・駐車場不足の発生から、普及は伸び悩む。公共交通機関が不備で、日常の足として自動車を必要とする地域では、所得の向上により、普及が進む。(90字)
「所得」に関する説明が欲しかったんですよね。要するに、給料が高ければ車が買えますが、給料が安いとそうはいきません。
公共交通機関がもっとも未発達の沖縄県で自家用車の普及率が低い背景はこういったところにあります。
人口あたりの自動車保有台数の高い地域の特徴には2つあり、一つは「所得水準が高い」こと、一つは「公共交通機関が発達していない」こと。
後者のみクローズアップされ、前者を挙げることができない受験生が多くいます。現在も北関東や北陸などの工業がさかんで所得水準の高い県が上位にあることにも注目しておいてくださいね。
「昔は所得水準の高い大都市圏で保有率が高かった。現在公共交通機関が発達し駐車場代も高い都市部で保有率が低下。公共交通機関が整備されず、かつ所得水準の高い関東北部や北陸で保有率が上昇。」(90字)
こういった形でしょうか。文章としては上手くありませんが、要点は掴んでいると思います。
群馬県や福井県などは、「公共交通機関が未整備」かつ「所得水準が高い」という2つの条件を満たしているのです。
>設問B
>(1) 以前は、温泉地への団体旅行が主流だった。近年は、個人・少人数グループの日帰り旅行や海外旅行が増え、観光行動が多様化した。(60字)
これはうまいですね。最後の「多様化」という部分に感心しました。本問は文字制限に比べ書くべき内容が薄く、自分なりの考えを交えて、文章をふくらませる必要がありました。その点、このラストの「多様化した」という部分は効果的に思います。
私も書いてみました。
「会社や町内会などの団体旅行が廃れ、個人や少人数中心の旅行が主となった。円高により海外旅行が一般化し国内旅行の地位が低下。」(60字)
「円高→海外旅行」という因果関係を含めてみました。できるだけ、論理的な展開を入れて文章を作るのがコツですね。参考にしてください。
>(2) q町では、夏季は「気温」が低く、「降水量」が少ないため、避暑客や「スポーツ」施設を利用する合宿客等を集める。r村では、冬期は「降水量」が多くて多雪地帯であるため、ウィンター「スポーツ」体験の集客が多い。(90字)
とてもおもしろい問題ですね。内容も適切です。90字という比較的長い文字数制限において、2つのトピックを述べさせるという形式がいかにも東大特有であり、この形には慣れておきましょう。
使用語句から解答の内容を導く問題でもあります。r村では「1月がピーク」から「冬季の降水量」が多く雪に恵まれること、「ウインタースポーツ」を楽しむ観光客が多いことを想像できます。そして、それと対照させて、q町では夏の観光地ということで「避暑」というキーワードを導き出してください。「夏の気温が低い」ことがその条件で、標高の高さゆえの涼しさがポイントになっているのですね。
夏について「スポーツ施設を利用する合宿客」という視点は面白かったと思います。このような個性的な見方は大切にしてくださいね。
いずれも興味深い問題だったと思います。行動空間ジャンルは勉強の盲点になるところですので、本問を通じ、その傾向を探っておきましょう。
- 2021.12.17 00:37
- たつじん
東大 2000年
第3問
設問A
(1) c-カナダ d-日本 e-韓国 f-ブラジル g-中国
(2) 大都市圏は、公共交通機関の整備や、道路交通渋滞・駐車場不足の発生から、普及は伸び悩む。公共交通機関が不備で、日常の足として自動車を必要とする地域では、所得の向上により、普及が進む。(90字)
設問B
(1) 以前は、温泉地への団体旅行が主流だった。近年は、個人・少人数グループの日帰り旅行や海外旅行が増え、観光行動が多様化した。(60字)
(2) q町では、夏季は「気温」が低く、「降水量」が少ないため、避暑客や「スポーツ」施設を利用する合宿客等を集める。r村では、冬期は「降水量」が多くて多雪地帯であるため、ウィンター「スポーツ」体験の集客が多い。(90字)
- 2021.12.08 20:06
- チョウセイ
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