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2021.12.22
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コメント
では添削いたします。こちらはスタディサプリ地理論述編第4講でも取り上げていますので、そちらもご覧くださいね。
>東大 1998年
>第1問
>設問A
年中高温で、高日季は多湿の季節風・貿易風の影響で雨期、低日季は内陸からの乾燥した季節風や中緯度高圧帯の影響で乾季となる。(60字)
「貿易風」が気になりますね。こちらは乾季の「中緯度高圧帯」と対応させ、「赤道低圧帯(熱帯収束帯)」の方が適切でしょう。
>設問B
aでは、メコン川下流域の低平な「沖積平野」で、家族経営中心の自給的な集約的稲作農業が営まれる。bでは、大土地所有制に基つ’’く「大農園」を中心にさとうきび・コーヒー豆などの商品作物を栽培する。(90字)
農業のキーワードが巧みに使われており、的確な文章かと思います。「コーヒー」が気になります。コーヒーの栽培地域はブラジル高原南部であり、アマゾン低地ではありません。丘陵で栽培されています。
>設問C
高温多雨の気候である。溶脱によって表層の有機質が流出する。地表に地中からの酸化鉄やアルミナ分が集積し、土壌が酸性を示す。(60字)
悪くありませんが、一つ足りません。高温で微生物の活動が活発になり、有機物の分解速度が速いことも熱帯の土壌がやせている理由なのです。字数制限が厳しいですが、ここまで説明することができればベストでした。
「赤色の酸性土壌。高温で有機物の分解速度が速く腐植が形成されにくい。多雨により有機養分が流出。地表面に酸化した金属が残存。」(60字)
こういった形になります。
>設問D
大河から農業・生活用水が得やすい。定期的な洪水によって塩分濃度・病害虫が洗い流される。上流から肥沃な土壌がもたらされる。(60字)
十分合格圏の解答です。答えにくい問題だったと思いますよ。「洪水」と「肥沃な土壌」がポイントでした。
- 2022.01.18 14:17
- たつじん
東大 1998年
第1問
設問A
年中高温で、高日季は多湿の季節風・貿易風の影響で雨期、低日季は内陸からの乾燥した季節風や中緯度高圧帯の影響で乾季となる。(60字)
設問B
aでは、メコン川下流域の低平な「沖積平野」で、家族経営中心の自給的な集約的稲作農業が営まれる。bでは、大土地所有制に基つ’’く「大農園」を中心にさとうきび・コーヒー豆などの商品作物を栽培する。(90字)
設問C
高温多雨の気候である。溶脱によって表層の有機質が流出する。地表に地中からの酸化鉄やアルミナ分が集積し、土壌が酸性を示す。(60字)
設問D
大河から農業・生活用水が得やすい。定期的な洪水によって塩分濃度・病害虫が洗い流される。上流から肥沃な土壌がもたらされる。(60字)
- 2022.01.13 17:13
- チョウセイ
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