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2022.01.27
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コメント
では添削いたします。
>東大1996年度第2問
>設問B
Aは亜寒帯の針葉樹林で純林を形成し、用材利用が中心。Bは熱帯の常緑広葉樹で多種多様の雑種で形成され、薪炭材利用が中心。
「雑種」という表現が気になりますね。シンプルに「多種多様な樹木」で十分だったと思いますよ。
>設問C
インドネシアでは熱帯林破壊に対する環境保護運動が進展。また国内産業育成のため丸太に輸出規制が設けられてから木材を加工して輸出。イはそのような政策が実施されておらず丸太の輸出が中心。
いいですね。インドネシアの政策に触れている点がポイントです。
ただ、現在はマレーシアもインドネシアと同様の政策を実施しているため、同様に合板の輸出が主となっていますね。あくまで本問については参考として捉えてください。
>設問D
雇用機会を求めて若年層が流出し出生率が低下。また高齢化が進展し死亡率が上昇。結果、自然減少となったため人口が減少した。
これは面白い問題ですね。非常に興味深いです。ただ、因果関係を含め説明するためには60字という字数はいかにも短いです。かなりのテクニックが必要ですね。
「以前は挙家離村による社会減少が主であったが、以降は若年層の流出による出生率の低下、高齢化による死亡率の上昇による自然減少が主となった。」(67字)
「挙家離村」という言葉が便利なので使ってみました。「以前」の人口減少は流出増という社会減少が主で、その背景には林業不振という経済的な要因があるわけですが、本問は「以降」について述べることが求められており、そちらはメインテーマではないので説明を外しています。
「以降」はもちろん自然減少ですよね、ポイントは。人口の自然増減は「出生」と「死亡」のバランスです。両者について言及しないといけません。出生の減少は若年層の流出によるもの、死亡の増加は高齢化によるもの、これは明らかだと思います。これらのことを因果関係を明確にしつつ述べることが求められていますね。
上の解答例は字数がオーバーしているのでちょっと調整しましょう。
「以前は挙家離村による社会減少が主。以降は若年層の流出による出生率の低下、高齢化による死亡率の上昇での自然減少が主。」(57字)
「自然減少」→「社会減少」という流れを印象付けることが大切ですね。
- 2022.02.19 23:34
- たつじん
東大1996年度第2問
設問B
Aは亜寒帯の針葉樹林で純林を形成し、用材利用が中心。Bは熱帯の常緑広葉樹で多種多様の雑種で形成され、薪炭材利用が中心。
設問C
インドネシアでは熱帯林破壊に対する環境保護運動が進展。また国内産業育成のため丸太に輸出規制が設けられてから木材を加工して輸出。イはそのような政策が実施されておらず丸太の輸出が中心。
設問D
雇用機会を求めて若年層が流出し出生率が低下。また高齢化が進展し死亡率が上昇。結果、自然減少となったため人口が減少した。
- 2022.02.15 19:00
- いぇい
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