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2022.06.10

931

 2022年度論述添削第12回です。毎週金曜日にこのようにブログ(今回の931のように末尾が「1」になると思います)に「お題」を発表します。問題は過去問集や関連サイトにて各自で入手してください(私が用意すると著作権の問題が生じます)。その問題について、土日を利用して各自演習し、これに続くブログ(今回は932から950までを用意しました)に解答を投稿してください。その際に「名前」は必須です。毎週継続してくれている生徒さんの答案を優先的に添削しようと思います。また投稿日時は土日の朝5時〜21時になります。月曜以降の投稿も受け付けますので、その際はご相談ください。ただし時間については必ず守ること。とくに21時以降の投稿は禁止です。みなさん、夜は早めに休む習慣をつけてください。

 

メンバーを固定していない「オープン参加」としています。まだまだ新期の参加者を募集していますよ。みなさん、こぞって投稿してください。土日にいただいた分は翌週の週末までに添削いたします。またみなさんの解答を引用しながら、解説の動画もつくりますので、ぜひご視聴くださいね。

す。

 

「必修」と「オプション」の2段階にて「お題」を提示します。みなさんは「必修」のみの解答を投稿していただければ十分です。ただ、「もっと多くの問題を解きたい」という声もあり、そういったかたは「オプション」の問題にも挑戦し、こちらの解答も同時に投稿してください。ただし、オプションについては簡易な添削になるかとは思います。オプションに関しては、次回以降「必修」のお題として採用する可能性もあります。

今回のお題は以下の通りです。

(必修)2008年第2問設問B(1)(2)ピッツバーグ

(オプション)2008年第2問設問B(3)A(2)ピッツバーグ・中韓の鉄鋼業

こちらの動画を参考にしてください。

 

https://youtu.be/7qsaP2BJ-To

https://youtu.be/7riveGqEY1I

https://youtu.be/c7Ylg-hdlMY

https://youtu.be/ur1U7PBOeGo

 

 

 

コメント

では添削いたします。

>2008第2問
>設問B

[1]鉄鋼業から先端技術産業に変化。前者は設備の老朽化や採掘量の低下、新興国の台頭によって衰退。後者は産学協同研究によって発達。

なるほど、前者と後者というように説明を分けているのですね。これはいいアイデアだと思いますよ。

「設備の老朽化や採掘量の低下、新興国の台頭により鉄工業が衰退。後者は産学協同研究により先端技術産業が発達。」

ただ、こういった、よりシンプルな組み立てで十分だったとも思いますよ。

内容的には満点です。多くの要素が含まれており、得点(部分点)を稼ぎやすい解答だと思います。


>[2]中心部から周辺部に人口が流出し、市街地が拡大した。

いいですね。本問はシンプルに表を読み取るだけの問題だったと思います。主観を入れず、客観的な事実のみが述べられています。

>[3]資源多消費型から省エネルギー型への転換で化石燃料の消費が減少。過密の解消で交通渋滞が減少。工場からの硫黄酸化物や自動車からの窒素酸化物の排出量の減少で大気汚染問題が改善された。

こちらもうまいですね。限られた字数の中にできるだけ多くの要素を詰め込み、「得点の雰囲気」がふんだんに感じられます。キーワードごとに加点されると思いますよ。

>設問A
[2]
エは資源に恵まれ工場が内陸に位置するが、オは資源に恵まれず輸入に依存し工場は臨海部に位置する。石炭や鉄鉱石は、エは不純物が多く低品位だが、オは高品位。エでは旧来からの設備を用いて小規模に、オでは最新鋭の銑鋼一貫型工場で大規模に生産する。

なるほど、これも構成を工夫していますね。やや分かりにくい印象もありますが、正確性は高いです。十分合格圏でしょう。

・エは資源に恵まれ工場が内陸に位置する。
・オは資源に恵まれず輸入に依存し工場は臨海部に位置する。
・石炭や鉄鉱石は、エは不純物が多く低品位
・オは高品位。
・エでは旧来からの設備を用いて小規模。
・オでは最新鋭の銑鋼一貫型工場で大規模に生産する。

この6つの内容を示しているのですね。とてもうまいと思います。

文章の組み立てに細心の注意を払っていることがわかります。下書きの段階でかなり時間を使って考えているのではないでしょうか。とてもいい姿勢だと思いますよ。

  • 2022.06.16 00:43
  • たつじん

2008第2問
設問B
[1]鉄鋼業から先端技術産業に変化。前者は設備の老朽化や採掘量の低下、新興国の台頭によって衰退。後者は産学協同研究によって発達。

[2]中心部から周辺部に人口が流出し、市街地が拡大した。

[3]資源多消費型から省エネルギー型への転換で化石燃料の消費が減少。過密の解消で交通渋滞が減少。工場からの硫黄酸化物や自動車からの窒素酸化物の排出量の減少で大気汚染問題が改善された。

設問A
[2]
エは資源に恵まれ工場が内陸に位置するが、オは資源に恵まれず輸入に依存し工場は臨海部に位置する。石炭や鉄鉱石は、エは不純物が多く低品位だが、オは高品位。エでは旧来からの設備を用いて小規模に、オでは最新鋭の銑鋼一貫型工場で大規模に生産する。

  • 2022.06.11 16:20
  • ミキ

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