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2022.06.24

963

 フォーム961に「お題」を出します(6/24)。翌日(6/25)の朝5時以降、その問題の「解答」をこちらに投稿してください(夜は21時までを厳守してください)。1つのフォームにつき、1人の投稿までです。フォームは961から980まで用意してありますので、定員は19名ということになります。必ず「お名前」の欄に自分の名前(ペンネーム)を入れ投稿してください、そのネームについては年間を通じて同じものを使用してください。翌週末までに添削回答いたします。まずは試験的に始めてみますので、気楽に投稿してくださいね。ただし、投稿資格は「2023年の入試において地理の論述試験を必要とする者」です。共通テストのみの受験生の方は原則として参加は見送っていただいた方がいいかと思います。

 

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では添削いたします。

>A
>(2) バイオ燃料の燃焼過程の二酸化炭素排出量が、バイオマス生産過程の光合成による二酸化炭素吸収量に相殺され、これを繰り返す。

「バイオマス生産過程」が曖昧ですね。例えば、収穫した農産物からアルコールを抽出することも生産過程になります。せとゆいかさんが意図するのはそこではありませんよね。植物の成長のことを指していると思います。それならば「植物の成長過程の光合成」とするべきですよ。

そもそも「バイオマス」だけでは「生物量」という意味なんですよ。「バイオマス燃料」(あるいは冒頭でも使っている様に「バイオ燃料」)という言い方にしないといけません。「バイオマスエネルギー」も同じ意味です。

・バイオマス・・・生物(量)。
・バイオマスエネルギー・バイオマス燃料・・・生物(動植物)由来の燃料全盤。ガス、アルコール燃料、コークス(固体)。
・バイオエタノール・・・バイオマスエネルギーのうち、液体であるアルコール燃料を指す。トウモロコシから抽出したアルコール燃料など。

言葉の使い方にも敏感になってみましょう。

「バイオ燃料は燃焼過程で二酸化炭素を排出する。しかしその原料である植物が成長過程で光合成により二酸化炭素を吸収し、排出量を相殺する。」

こういった書き方でしょうか。

>(3)アメリカ-トウモロコシ、ブラジル-サトウキビ
バイオマス生産の耕地拡大で土壌侵食が深刻化。その多くが燃料用に供給されるため食用・飼料用の供給不足が食料価格高騰に波及。

こちらも「バイオマス」ではなく、単に「農産物」で良かったと思いますよ。あるいは「バイオ燃料の原料となる農産物」でしょうか。

「農産物生産の耕地拡大で土壌侵食が深刻化。その多くが燃料用に供給されるため食用・飼料用の供給不足が価格高騰に波及。」

こういった形でしょうか。「波及」という言葉のセンスはとてもいいなと思いました。

>B
(2)活火山地帯に立地し、その多くは国立公園内で法律により開発規制されている。温泉枯渇の懸念から観光協会の反対を受けている。

いいですね。合格圏です。「活火山地域」は「活火山付近」の方がベターでしたね。岩手県葛根田が有名ですよね。

>(3)海岸を有し、年間を通して強い風が得られ、台風被害が少ない点。

いいですね、こちらも十分です。字数制限が短いので、箇条書きスタイルですね。

>今週もよろしくお願いします!

形式や文章の組み立ては上手だと思います。今回は言葉の使い方にちょっと惜しいところがありましたね。

  • 2022.06.30 10:11
  • たつじん

A
(2) バイオ燃料の燃焼過程の二酸化炭素排出量が、バイオマス生産過程の光合成による二酸化炭素吸収量に相殺され、これを繰り返す。
(3)アメリカ-トウモロコシ、ブラジル-サトウキビ
バイオマス生産の耕地拡大で土壌侵食が深刻化。その多くが燃料用に供給されるため食用・飼料用の供給不足が食料価格高騰に波及。
B
(2)活火山地帯に立地し、その多くは国立公園内で法律により開発規制されている。温泉枯渇の懸念から観光協会の反対を受けている。
(3)海岸を有し、年間を通して強い風が得られ、台風被害が少ない点。

今週もよろしくお願いします!

  • 2022.06.26 09:55
  • せとゆいか

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