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2022.09.23

1226

 フォーム1221に「お題」を出します(9/23)。翌日の朝5時以降、その問題の「解答」をこちらに投稿してください(夜は21時までを厳守してください)。1つのフォームにつき、1人の投稿までです。フォームは1202から1240まで用意してありますので、定員は19名ということになります。必ず「お名前」の欄に自分の名前(ペンネーム)を入れ投稿してください、そのネームについては年間を通じて同じものを使用してください。翌週末までに添削回答いたします。ただし、投稿資格は「2023年の入試において地理の論述試験を必要とする者」です。共通テストのみの受験生の方は原則として参加は見送っていただいた方がいいかと思います。

 

 

コメント

では添削いたします。

>2019 第3問
A
(1)知識・情報関連産業には情報と高度人材が不可欠なため、それらが集まる東京への一極集中が進み、地方との格差が拡大する。

とてもいい解答ですね。できれば問題文(表中)の言葉をそのまま使い、「情報通信業、学術研究」といった言葉を使えればされに良かったと思いますよ。

>(2)若年層の人口流出により高齢化が進み、医療・福祉への需要が増加した為雇用が多いが、製造業が発達していない為雇用が少ない。

主述がわかりにくいところがありますね。

「若年層の人口流出により高齢化が進み、医療・福祉への需要が増加したため、その(医療・福祉産業への)雇用が多いが、製造業が発達していないためその(製造業への)雇用が少ない。」

こういうことですよね。何の「雇用」が多い/少ないのかがわかりにくいのですよ。

「若年層の流出で高齢化が進み、需要が増加した医療・福祉への雇用が多い。一方、未発達の製造業への雇用は少ない。」

例えばこうできますよね。

ただ、問題文の中にすでに「医療・福祉の就業者比率が高い」ことが言及されていますので、ここは省略できます。

「若年層の人口流出により、医療・福祉の需要が拡大。製造業が未発達であるため、医療・福祉関係の雇用が相対的に多い」

どうでしょうか?この方が問題の意図に沿っていると思いませんか?ちょっとした工夫でよりより解答になります。一旦文章を書いてみてから、再度問題文を確認し、より適切な解答を作ってみてください。

>(3)交通網や工場の被災、原発事故の風評被害により、観光業や製造業は縮小したが、復興事業の需要が増加した建設業は拡大した。

いいと思いますよ。合格圏の解答です。「縮小」、「拡大」という対比的な言葉の使い方もうまいと思いますよ。

ただ「原発事故」は実際に生じたことですし、「風評」ではありませんよね。「放射能汚染」が風評です。

個々はシンプルに「原発事故の影響」にしてしまっていいのではないでしょうか。やや表現が気になったところです。

>(4)大都市圏から遠い為、製造業は発展していないが、豊かな自然を生かした宿泊業等や、公共事業が支える建設業が発展している。

こちらもいいですね。合格圏の解答です。

B
>(2)都心回帰で若年層が流出し、住宅地開発時の入居者が高齢化。

「都心回帰」は今回は関係なかったと思いますよ。この地域(郊外のニュータウン)からの人口流出だけが重要であり、彼らがどこに流出しようが関係ありませんよね。行き先は都心部でも他地域でも外国でもどこでもいいいわけです。

他は問題無く書けています。とてもいいと思いますよ。


>(3)Dでは航空輸送に適した軽量で高付加価値の「ハイテク産業」を誘致し、Eでは「外国人」向けに日本の伝統文化をアピールする事で観光客が増加するなど地域経済の「グローバル化」が進んでいる。

ちょっと言葉が足りないところがありますね。「軽量で高付加価値のハイテク産業」という文章は、ちょっとおかしいと思いませんか?

「軽量高付加価値のIC部品を製造するハイテク産業」といったことですよね。意味的には問題ないとは思いますが、ちょっとした工夫でより良い解答になったと思いますよ。

他は「航空輸送に適した」であったり「伝統文化をアピール」などうまい表現が際立っています。それだけにちょっともったいない印象です。

せっかくここまでうまい文章が書けているのですから、「もうひと押し」することによって、より完成度が高い文章が書けたはずですよ。

シンプルな文章で構いませんから、主述の明確な確実な文章を心がけましょう。

  • 2022.10.08 19:29
  • たつじん

2019 第3問
A
(1)知識・情報関連産業には情報と高度人材が不可欠なため、それらが集まる東京への一極集中が進み、地方との格差が拡大する。
(2)若年層の人口流出により高齢化が進み、医療・福祉への需要が増加した為雇用が多いが、製造業が発達していない為雇用が少ない。
(3)交通網や工場の被災、原発事故の風評被害により、観光業や製造業は縮小したが、復興事業の需要が増加した建設業は拡大した。
(4)大都市圏から遠い為、製造業は発展していないが、豊かな自然を生かした宿泊業等や、公共事業が支える建設業が発展している。

B
(2)都心回帰で若年層が流出し、住宅地開発時の入居者が高齢化。
(3)Dでは航空輸送に適した軽量で高付加価値の「ハイテク産業」を誘致し、Eでは「外国人」向けに日本の伝統文化をアピールする事で観光客が増加するなど地域経済の「グローバル化」が進んでいる。

宜しくお願いします。

  • 2022.09.26 11:43
  • nameco

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