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2023.01.16
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ここにエントリー本文を書きます。
コメント
よっつくんこんにちは。あと1か月、さらにペースを維持して勉強を積み重ねましょうね。
では添削いたします。
>東大2011年
>大問1B
(1)自然堤防。微高地で洪水被害を受けにくく比較的安全。河川に近く用水に便利で生活しやすい。後背湿地に近く水田に通いやすい。
いいですね。最初に「自然堤防」と言い切っているのはベストです。
ただ、字数制限が緩いので、いろいろなことを書くスペースがあります。よっつくんは「結果」しか書いていないのですよ。「自然堤防だから●●である」というように。
逆の視点を持ってみましょう。「●●だから自然堤防になった」というように。つまり「成因」を書くのです。
私はこのように書いてみました。
自然堤防。河川沿いに砂礫が堆積し形成された微高地。周囲より高燥であり水害が防がれるため、古い時代より集落が自然発生した。(60字)
「砂礫」は単に「土砂」でもいいと思います。目の粗いこと(つまり水捌けのよいこと)を強調しました。「微高地」は自然堤防の特徴を示す際の必須ワードですので覚えておくと得ですよ。さらに「高燥」も便利な言葉です。後背湿地(自然堤防の周辺の低地ですね)が低湿であるのに対し、その反対です。このような反対語の組み合わせもたくさんストックしておくと便利ですよ。そして「自然発生」も、「計画的」な集落の反対語となり、これも便利ワード。水が得にくいところでは水が得やすいところに(扇状地における扇端など)、水が得やすい(水害の危険がある)ところでは水害を避けるところに(氾濫原における自然堤防上など)にしゅうらくは「自然発生」します。一方、「計画」的な集落は条里集落、新田集落、屯田兵村ですね。
よっつくんの文章を修正しましょう。
・自然堤防。この書き出しはベストです。
・微高地で洪水被害を受けにくく比較的安全。 「比較的安全」は不要です。「微高地であり洪水被害を受けにくい」だけで十分です。ここに集落の説明を入れましょう。「微高地で洪水被害を受けにくく、集落が自然発生」など。
・河川に近く用水に便利で生活しやすい。後背湿地に近く水田に通いやすい。 後半部分は不要だと思います。そもそも全体が低質な地形で水田に適し、水が得やすいことはわかります。その上で、「集落がなぜ自然堤防上にあるのか」がポイントになるわけですよね。
字数が余ったので、後半部分のような内容を加えたのはわかるのですが、それならば「成因」を書くべきです。因果関係を意識しましょう。自然堤防ができた原因、自然堤防であることの結果。ともに重要ですよ。
>(2)大河川と集落の間に後輩湿地があり洪水被害を受けにくい。扇状地の扇央と扇端の境界に立地し多少地下水は少ないが用水で補う。
こちらももっと「扇端」であることを強調してみてはどうでしょう?先ほどの問題が自然堤防の一般的特徴を述べる問題であったように、こちらでは「扇端」の一般的な特徴を述べるのです。
私はこのように書いてみました。
扇状地の扇端に自然発生した集落である。地下水が湧き出し水利がいい。氾濫原より高所にあり、洪水の危険は少ない。(54字)
こんな感じでしょうか。ここも「自然発生」という言葉を使ってみました。「高燥」も使ってみてもよかったかもしれませんね(「氾濫原より高燥な地形であり」のように)。
まず「扇端」であることを述べ、農業に有利な点、災害対策に有利な点をそれぞれ並べています。
KとLですが、これぐらいの位置ならば「扇端」と言い切ってしまっていいと思います。扇状地は扇頂が「点」、扇央が「面」、扇端が「線」と考えるのですが、扇端を境界線として土地利用が変わります。本図でもKやLの東側で「田」に変わっていますよね。等高線の有無より土地利用の変化を判断基準とした方がベターです。
>(3)北は水田中心の利用に変化なし。依然河川氾濫リスクが高い低湿地で居住に向かず水田での利用価値が低いため。南は扇央での住宅開発が進み桑畑が減り果樹園が増えた。高度経済成長期の住宅需要の増加と揚水技術発達による水供給の向上、絹産業衰退が原因。
これは良さそうですね。120字と一見すると長文に感じるかもしれませんが、2つのトピック(北と南)について説明することが求められているので、1つのトピックは60字。意外に短く、難しい文章ではありません。
さらに「違い」と「違いが生じた理由」ですよね。これもそれぞれ独立して書いたら簡単でしょう。
よっつくんの文章はこれが意識されていますね。
(北・違い)北は水田中心の利用に変化なし。
(北・理由)依然河川氾濫リスクが高い低湿地で居住に向かず水田での利用価値が低いため。
(南・違い)南は扇央での住宅開発が進み桑畑が減り果樹園が増えた。
(南・理由)高度経済成長期の住宅需要の増加と揚水技術発達による水供給の向上、絹産業衰退が原因。
とてもいい構成だと思います。
私はこう書いてみました。
「北部は野菜栽培のビニールハウスが増えた以外は水田が主で大きな変化はない。氾濫原の低湿な地形だからである。南側は昔は桑畑、現在は果樹園や畑地など。扇状地の扇央の高燥な地形で水田には適さず樹林が中心となる。桑畑の減少は養蚕業の衰退による。」(117字)
字数に余裕があるため、「ビニールハウス」については「野菜栽培」(「近郊農業」の方がベターだったかも知れませんが)、「桑畑の減少」については「養蚕業の衰退」というように付帯事項も付け加えてみました。これらの記述は必須とは思いませんが、字数埋め程度には使えると思います。
よっつくんの解答でちょっと気になる点は、「揚水技術発達による水供給の向上」という部分でしょうか。住宅については水道が整備されているからであり、とくにこの地域で「水が得やすく」なったことは住宅増加の理由ではないと思いますよ。水が必要なのは「田」ですね。ただ、もちろん減点ポイントとはならないでしょう。
>2
>A
>(2)水銀が原因の公害病が露見し、使用に規制がかかったため。
悪くありませんね。「水銀が人体に健康被害を与える」程度で良かったとは思います。水銀といか、水俣病は「有機水銀」ですね。
>B(1)特定の国のシェアが高い割合を占めている。資源保有国が生産を独占し他国への政治的な経済制裁に利用できる。
どうなんでしょう?難しいですね。経済制裁は「先進国が発展途上国に対して」行うものであり、レアメタルを保有する発展途上国が行うことではありませんね。
また「シェア」という言葉もどうもしっくりきません。
こういった感じはどうでしょう。
「特定の発展途上国に著しく偏在している。それらの国の政情不安や経済発展による国内消費の増加で輸出量が減り、供給不安に陥る。」
>(2)都市鉱山と呼ばれる、廃棄前の電子機器を回収し内蔵のレアメタルを再利用する。資源保有国に工場進出し現地で資源を確保する。
前半はいいですね。後半も悪くありませんが、「工場進出」ではありませんよね。「鉱山開発」なら納得ですが。
他には「輸入先の分散」、「国内備蓄を進める」などもあります。
- 2023.01.28 22:35
- たつじん
東大2011年
大問1B
(1)自然堤防。微高地で洪水被害を受けにくく比較的安全。河川に近く用水に便利で生活しやすい。後背湿地に近く水田に通いやすい。
(2)大河川と集落の間に後輩湿地があり洪水被害を受けにくい。扇状地の扇央と扇端の境界に立地し多少地下水は少ないが用水で補う。
(3)北は水田中心の利用に変化なし。依然河川氾濫リスクが高い低湿地で居住に向かず水田での利用価値が低いため。南は扇央での住宅開発が進み桑畑が減り果樹園が増えた。高度経済成長期の住宅需要の増加と揚水技術発達による水供給の向上、絹産業衰退が原因。
2
A
(2)水銀が原因の公害病が露見し、使用に規制がかかったため。
B(1)特定の国のシェアが高い割合を占めている。資源保有国が生産を独占し他国への政治的な経済制裁に利用できる。
(2)都市鉱山と呼ばれる、廃棄前の電子機器を回収し内蔵のレアメタルを再利用する。資源保有国に工場進出し現地で資源を確保する。
よっつです。添削よろしくお願いします。
- 2023.01.25 20:10
- よっつ
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