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2024.07.05
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2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第17回の分をこちらに投稿してください。
コメント
かるがもさんこんにちは。では添削しますね。
>2019年 第1問
>A(2)雨季と乾季が明瞭。雨季は浸水に備えて高床式の住居が必要。乾季は水不足に備えて水を確保するためにため池が必要。
いいですね。最初に気候の特徴を言い切り、「雨季」と「乾季」をキーワードとして挙げます。そこから「雨季」、「乾季」それぞれに理由を言い切ります。構造的に優れています。
因果関係を強めるため、例えば「季節風の影響で雨季と乾季が明瞭」のように理由をくっつけても良かったかもしれませんね。
>(3)マングローブ林。市場経済化による輸出用エビの養殖の拡大、用材や薪炭材としての需要、農地への転用目的で伐採された。
こちらもいいですね。同じく最初に答え(マングローブ林)を言い切り、あとからそれに関する事例を繋げています。今回の問題はこういった構造の練習に最適でしたね。
>B(1)地域の北東部から南西部に向かって河川が流れ海面に至る。河川の両側に氾濫原や三角州などの沖積低地がある。沖積低地の両側には台地があり、北西部と南東部の山地に続いている。
これは妙な問題でしたね(笑)キーワードを詰め込みまくるのが大切でした。良い回答ですよ。
>(3)平地の少ない山地や渓谷、海岸沿いは人口が少ない。台地や自然堤防のある沖積低地では災害を受けにくく人口が多い。
なるほど、こちらの文章では「平地の少ない」や「災害を受けにくく」など因果関係(理由)を積極的に述べていますね。
ただ、山地などで「平野が少ない」のは当たり前ですので、「山地や峡谷、海岸沿いは居住に適さず人口が少ない」など。さらに「災害」についても表現を変え「沖積低地では浸水被害を避けるため台地や自然堤防に人口が多い」などどうでしょうか。
>感想:
今回は取り組みやすい問題に思えましたが、文章にする段階で苦戦しました。
上述のように「構成」がテーマとなった問題です。構成力を意識しましょうね。
>B(1)沖積低地は知らない単語でした。
いえいえ、沖積低地は正式な地理用語ではないので、無理はありませんよ。正規の名称としては「沖積平野」がありますが、これだと扇状地も含まれてしまうため、扇状地を除いた沖積平野(氾濫原と三角州)を示す便宜上の言葉と考えてください。あまり積極的に使う言葉でもないかと思いますよ。
>解説動画を見て書いたので今回は氾濫原や三角州を盛り込むことができましたが、本番だったら意味を予想しながら書くことになりそうです。
今回の問題はどのように書いてもいい問題だったと思います。現状の回答でもちろん十分ですよ。
次回も期待しています。
- 2024.08.01 11:21
- たつじん
2019年 第1問
A(2)雨季と乾季が明瞭。雨季は浸水に備えて高床式の住居が必要。乾季は水不足に備えて水を確保するためにため池が必要。
(3)マングローブ林。市場経済化による輸出用エビの養殖の拡大、用材や薪炭材としての需要、農地への転用目的で伐採された。
B(1)地域の北東部から南西部に向かって河川が流れ海面に至る。河川の両側に氾濫原や三角州などの沖積低地がある。沖積低地の両側には台地があり、北西部と南東部の山地に続いている。
(3)平地の少ない山地や渓谷、海岸沿いは人口が少ない。台地や自然堤防のある沖積低地では災害を受けにくく人口が多い。
感想:
今回は取り組みやすい問題に思えましたが、文章にする段階で苦戦しました。
B(1)沖積低地は知らない単語でした。解説動画を見て書いたので今回は氾濫原や三角州を盛り込むことができましたが、本番だったら意味を予想しながら書くことになりそうです。
よろしくお願いします。
- 2024.07.08 18:02
- かるがも
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