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2024.07.26
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2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第20回の分をこちらに投稿してください。
コメント
ドゥーチェさんこんにちは。
>’04 第2問
>設問A
(2)
ドイモイによる市場経済化で農民の生産意欲向上。(23字)
多収量品種や灌漑設備導入など緑の革命で生産性も向上。(26字)
政府が輸出作物を奨励。(11字)
いいですね。「緑の革命」について「多収量品種や灌漑設備導入」と具体例を加えている点がいいと思います。短文で組み立てつつも、内容は深いものになっていますね。
>(3)
機械化による土地生産性の向上や、食糧管理制度により米が供給過多となった一方、(38字)
食の洋風化が進んだため、米の消費量が減った。(22字)
こちらもいいですね。プラスの側面(供給)とマイナスの側面(消費)の両方から書くという東大論述の典型的なパターンですね。
>設問B
(1)
産業構造の高度化や農家の高齢化が進むなか、農村経営が多様化し兼業農家が増加。専兼業別分類は、自給的農業を行う高齢者も専業農家に計上するなど実情に合わないため、新分類が必要とされた。(90字)
なるほど、「計上する」など表現が工夫されています。とてもいいですよ。本問は難しかったと思いますし、出題者側も完璧な回答は求めていなかったとは思います。それでもドゥーチェさんは必要十分な回答ができていると思います。この機会に、農家の分類についても自分で調べてまとめておきましょうね。再度問われる可能性はあります。
>(2)
米作の農繁期は初夏~秋と短く、閑散期に副業に従事しやすい。(29字)
機械化が容易で、労働の手間も省けるため、副業する余裕が生じる。(31字)
とてもうまいですね。このレベルの回答は普通の受験生には書けないと思いますよ。常に、短い字数の中に最大限でキーワードを詰め込む意識があるのだと思います。
>気がつけば第20回まで継続できてしまいました。今週もよろしくお願いいたします。
本当にそうですね(笑)気づけば第20回です。私ももっと詳しく添削すればいいとは思うのですが、ドゥーチェさんはじめみなさんの技量が高く、あれこれ細かいことを指摘するまでもなく、力が伸びていると思いますよ。このペースでこれからも勉強を積み上げていきましょう。
>(B⑴は解説を見れば確かにそうですが、試験本番で冷静に表を分析し、自分の力で状況を具体化かつ言語化できるかと問われると、まだ危ういと感じてしまいます…)
上でも述べましたが、この問題は作問者側も完璧な回答を求めていません。「捨て問」に近いと思います。ただ、論述問題の場合の「捨て問」は、意味のない悪問というわけではなく、高いレベルの回答を必要としていないからこそ、自分の「アピールタイム」と考えてください。他の問題は型式貼った「定型」文が答えとなるのに対し、これらの問題は自由な内容が書ける(というか、自由な内容を書くしかないのです)分だけ、自分自身の個性が出ると考えてください。開き直って、自分の考えていることをつらつらと書き述べればそれでいいんですよ。採点者がそれを読み、なんらかのインパクトを得てくれたら、それが大正解となるのです。
- 2024.08.04 08:14
- たつじん
'04 第2問
設問A
(2)
ドイモイによる市場経済化で農民の生産意欲向上。(23字)
多収量品種や灌漑設備導入など緑の革命で生産性も向上。(26字)
政府が輸出作物を奨励。(11字)
(3)
機械化による土地生産性の向上や、食糧管理制度により米が供給過多となった一方、(38字)
食の洋風化が進んだため、米の消費量が減った。(22字)
設問B
(1)
産業構造の高度化や農家の高齢化が進むなか、農村経営が多様化し兼業農家が増加。専兼業別分類は、自給的農業を行う高齢者も専業農家に計上するなど実情に合わないため、新分類が必要とされた。(90字)
(2)
米作の農繁期は初夏~秋と短く、閑散期に副業に従事しやすい。(29字)
機械化が容易で、労働の手間も省けるため、副業する余裕が生じる。(31字)
気がつけば第20回まで継続できてしまいました。今週もよろしくお願いいたします。
(B⑴は解説を見れば確かにそうですが、試験本番で冷静に表を分析し、自分の力で状況を具体化かつ言語化できるかと問われると、まだ危ういと感じてしまいます…)
- 2024.07.27 17:44
- ドゥーチェ
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