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2024.08.23
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2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第24回の分をこちらに投稿してください。
コメント
かるがもさんこんにちは、では添削いたします。
>A(1)土砂災害の予防。用水の確保。
いいですね。ダムは「治水(防災)」と「利水(農業や発電への利用)」の両面から考えることが大切です。
>(2)河川の上下流を移動する魚の動きが制限され生態系に影響する。上流で水流が停滞し水質汚濁の可能性。土砂が上流で堆積、下流に運搬される土砂が減少し、河口で波や沿岸流による侵食が進む。
こちらもいいですね。上手い構成力です。箇条書きや体言止めでキーワードをどんどん組み入れてくださいね。
>B(2)環太平洋造山帯などのプレート境界に位置し活火山が存在する。
なるほど、「環太平洋造山帯など」と具体的な例を入れたのはおもしろいですね。厳密には不要ですが、もちろん減点対象にはなりません。
参考までに、、、
新期造山帯というのはあくまで「プレートの狭まる境界」に沿う地形であり、プレートの広がる境界であるアフリカ地溝帯周辺の高原やアイスランド島は新期造山帯には該当しません(大地形としては「該当なし」と考えるのが適当です)。
ですので、地熱発電が行われる国として「新期造山帯」と書いてはいけないのです。それではアイスランドやケニアが含まれなくなってしまいます。
>(3)枯渇の恐れがない。地球温暖化ガスの排出がなく、環境負荷が小さい。一方、設備投資が高額。発電に適する立地が限られる。発電量が天候などの自然条件に左右され現時点では供給量が少ない。
本問はこうやってとにかく詰め込むしかないですよね(笑)とても上手くかけていますよ。「環境負荷が小さい」といった便利な言葉を使えていますし、「立地」に触れている点もベターです。「供給」については「不安定」という言葉も使えたと思います。
>(4)大航海時代に恒常風を利用した航海のための風力エネルギーの利用。温泉などの観光資源のための地熱エネルギーの利用。
いいですね。こちらも具体的に書けています。
>B(4)模範解答などにはないのですが、アリだと思うのでそのまま提出します。
もちろんもちろん、とてもいい回答ですよ。東大論述は「知識」に偏っている部分にあります。論述問題とはいえ、多種多様な知識を答えさせようというパターンの問題も目立ちます。そういう問題に出会ったら「博学」的な知識を用いて、解答を組み立てましょうね。
- 2024.09.01 17:00
- たつじん
A(1)土砂災害の予防。用水の確保。
(2)河川の上下流を移動する魚の動きが制限され生態系に影響する。上流で水流が停滞し水質汚濁の可能性。土砂が上流で堆積、下流に運搬される土砂が減少し、河口で波や沿岸流による侵食が進む。
B(2)環太平洋造山帯などのプレート境界に位置し活火山が存在する。
(3)枯渇の恐れがない。地球温暖化ガスの排出がなく、環境負荷が小さい。一方、設備投資が高額。発電に適する立地が限られる。発電量が天候などの自然条件に左右され現時点では供給量が少ない。
(4)大航海時代に恒常風を利用した航海のための風力エネルギーの利用。温泉などの観光資源のための地熱エネルギーの利用。
B(4)模範解答などにはないのですが、アリだと思うのでそのまま提出します。
今回もよろしくお願いします。
- 2024.08.25 20:59
- かるがも
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