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2024.10.11

1832

  2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第32回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。

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ドゥーチェさんこんにちは。では添削いたします。

>‘99 第1問

>設問C
aは新期造山帯の山地に針葉樹と落葉広葉樹の混合林、(25字)
bは安定陸塊のシベリア卓状地上の中央シベリア高原に針葉樹タイガが分布。(35字)

今回の大問はちょっと変な感じですよね(笑)ただ、こういった植生を問う問題は知識に依存することが多く、こういった「知識の羅列」型値にどうしてもなってしまいますよね。社会地理(経済地理)に対して自然地理の方が実は知識問題が多いことも意識しておいてくださいね。

>設問D
シベリア鉄道沿いでは森林資源や石炭・石油・鉄鉱石を利用し、パルプ業や重化学コンビナートによる鉄鋼業など原料立地型工業が発達。(62字)
河川を利用した電源開発から、電力立地のアルミ工業も盛ん。(28字)

いいですね。限られた字数に目一杯詰め込むことに成功しています。とてもいいと思いますよ。

ただ「重化学コンビナート」については単に「コンビナート」でいいかと思います。コンビナートはそもそも旧ソ連時代の工業地域を示す用語です。英語でいえば「コンビネーション」なのですよ。つまり「つなげる」という意味なのです。複数の資源産地(鉄鉱石産地と石炭産地)をつなげることで一つの工業地域が形成されます。

「重化学コンビナート」はむしろ和製英語(?)のようなものであり、日本の高度経済成長につくられた臨海型工業地域を示すものですよね。港湾と製油施設、石油化学の関連工場が集まっています。

よかったらソ連のコンビナートについても調べておいてみてくださいね。なおコンビナートはやがてコンプレックスに発展していきます。こちらはそのまま英語ですが、「複合体」と訳されるもので、意味的にはコンビナートと同じですね。ロシア語から英語に呼称が変わっただけとも言えますが。

>設問E
冷涼気候下で冬作物・夏作物・豆科作物・飼料作物を輪作し牧畜を行う混合農業。(37字)
ロシア西部は大麦・エン麦など穀物栽培中心で自給的。(25字)

これはやっかいな問題でしたね。例外的な問題と思っていいと思います。ヨーロッパにおける商業的混合農業と、ロシアにおける自給的混合農業はとくに区別する必要もないのですが、一応知っておいてくださいね。

次回も期待しています。

  • 2024.10.20 14:20
  • たつじん

‘99 第1問

設問C
aは新期造山帯の山地に針葉樹と落葉広葉樹の混合林、(25字)
bは安定陸塊のシベリア卓状地上の中央シベリア高原に針葉樹タイガが分布。(35字)

設問D
シベリア鉄道沿いでは森林資源や石炭・石油・鉄鉱石を利用し、パルプ業や重化学コンビナートによる鉄鋼業など原料立地型工業が発達。(62字)
河川を利用した電源開発から、電力立地のアルミ工業も盛ん。(28字)

設問E
冷涼気候下で冬作物・夏作物・豆科作物・飼料作物を輪作し牧畜を行う混合農業。(37字)
ロシア西部は大麦・エン麦など穀物栽培中心で自給的。(25字)
東欧はライ麦・馬鈴薯の他、豚など家畜飼育も盛んで商業的。(28字)

今週もよろしくお願いいたします。

  • 2024.10.16 16:52
  • ドゥーチェ

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