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［１］

（１）採石場の地図記号があるから、自然のものではないですよね。「セメント工業のために石灰岩が採石され、平坦な土地となった」といった感じかな？

（４）「鍾乳洞」の説明だからね、ちょっと不適切かな。これだとカレンフェルトの説明になってしまいますよね。鍾乳洞なのですから、雨水が地中に浸透し、地下の石灰岩を溶食して形成されたことを説明してみましょう。

（７）これは完璧でしょう！問題ないと思います。

［２］
（３）なるほど、これに関してまず確認しておきたいのは「情報通信技術産業」であり、（２）の問題にあるような「製品」ではないということだよね。つまり、ソフトウェアのような、形のないもの（つまりザービス）であり、「物」ではないということ。だから、インターネットなどで送ることができて、「輸送コスト」については言及する必要はないわけです。
よって、空港の存在が有利になることについては、「製品の輸送」以外のことを述べるべきで、ここからは考えないといけない。「物」でなければ、やっぱり「人」になるのではないかな。
例えば、シリコンバレーはじめアメリカ合衆国のハイテク産業地区は、ほとんど全てが空港と近接しているという立地条件がある（さらにいえば、大学と近接しているところも多い。シリコンバレーの場合は、スタンフォード大学やバークレー大学）。研究者や技術者の人的交流をスムーズにし、情報の共有や共同開発において有利になるということこそ、その理由となるのです。

（４）これについては、グラフ１を見ながら解答したらいいと思いますよ。先進国はソフトすなわち「サービス」の輸出が中心であり、ハードすなわち「財」は発展途上国が台頭し、先進国の割合は低下しているのです。
先進国においてはソフトウェアや技術の研究開発が積極的に行われ、サービス貿易が拡大しつつある。（４６字）
といった感じでしょうか。

［３］
（１）（２）
ともにうまく書けていると思います。いいんじゃないかな。

（４）これもいいですね。シンプルですごくいいと思います。

（５）「役割」をもっと強調して欲しかったかな。それから、問題文では単に「NGO」と書かれているだけなので、まずはその意味を明確にするところから始めてみては。
「NGOとは非政府組織のことで、国家間の利害にとらわれず、独自の活動をすることができる。医療や教育の改善、人権保護や環境問題に対する働きかけなどの点において大きな役割を果たすNGOは多い。」
役割を想像して、具体的に書くことがポイントになりますね😁

［４］
（３）これもいいですね。ありがちなミスとして「マドリードは地中海性気候なので夏に雨が少ない」と書いてしまう受験生が多いが、それではもちろんダメなんですよね。「なぜ」夏に雨が少ないのか、そのメカニズムを説明しないといけない。「中緯度（亜熱帯）高圧帯」の影響に言及している点が素晴らしいと思います。

（６）もちろんこれでいいんですが、「儒教」にもちょっと触れていいかな。儒教は宗教というわけでもないんですが、韓国社会を語る場合には絶対に避けて通れないもの。
「韓国では大乗仏教徒やキリスト教徒が多いが、生活の基盤に儒教の考え方がある。スペインはカトリック。」
こんな感じでしょうか。

以上になります。全体としてはたいへんよくできてますので、この調子でがんばって行きましょう！

添削お願いします。

２０１６年度京大

［１］
（１）降雨により石灰岩が溶解し、階段状の荒れ地となった。
（４）ドリーネやウバーレが形成される際に溶けた石灰岩が地中に浸透し、地下洞窟に到達。凝固してできた。
（７）沖合に暖流の北大西洋海流が流れ、大量に水蒸気を吸収した偏西風がスカンディナヴィア山脈に当たって急上昇することで高緯度で気温の低い北ヨーロッパでは降雪が多くなる。

［２］
（３）製品の輸送が容易である。

［３］
１　参加国の中から選出された者を議長とした議会において決定がなされる。
２　狭い地域の中だけでなく太平洋沿岸という広い範囲の中で広がっている。
（４）大量の移民が先進国へと流れ、流入先で失業者が増加するから。
（５）国際問題になることを恐れ、政府が介入しにくい問題に介入し、解決の手助けをすること。

［４］
（３）両都市は夏に中緯度高圧帯に入り、マドリードは乾燥するが、ソウルは南東の季節風の影響を受け、湿潤となる。
（６）韓国では大乗仏教やキリスト教、スペインではキリスト教カトリックが主に信仰される。

以上です。