ブログ

2020.08.25

投稿フォーム179

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。

コメント

添削いたします。

>東大2001年度第1問

>B(2)
灌漑の整備により従来は作物栽培が行えなかった乾季でも農業が可能となり、また緑の革命で高収量品種が導入され、その栽培に必要な用水の確保や化学肥料の普及も進んだから。

とてもうまいですね。キーワードの使い方が上手です。

私はこう書いてみました。

灌漑の整備によって従来は作物の栽培に適さなかった乾季にも農業用水が確保された。緑の革命によって高収量品種が導入され、穀物の生産が急増した。(69字)

シンプルすぎた気もしますが、とくに問題ないと思います。本問はとにか経済開放による外資導入により、機械工業やIT産業を中心に工業化が進んだ。ソフト開発など渋滞のカーストにとらわれない職業が現れ、職業の自由化を促した。中間層の拡大により購買力が増した。(90字)
たでしょう。

>C(3)
>政府による外資導入が進められたことで急速に工業化が進み、自動車生産などがさかんになったほか、カースト制度と無縁のICT産業が登場し、経済成長を牽引している。

こちらも上手いですね。「無縁の」という表現がとくにいいですね。実に適切です。なかなか簡単に出てくる表現ではありませんからね。

「政府による外貨導入」・・・まさにそのとおりです。インドは長く混合経済体制で、国営企業と民族資本による企業が優遇されてきました。工業も輸入代替型であり、国内市場向けの生産が主だったのです。しかしそれでは経済的に立ち遅れ、世界の中で戦っていくことができません。経済解法による外資の導入が図られ、重工業化が進み、輸出指向形工業へと転換していったのです。

「自動車生産」・・・具体的な工業種が挙げられている点がいいですね。インドには、日本のスズキと合弁の国営系のインディア、民族資本によるタタなどのメーカーがあり、自動車大国となっています。

「カースト制度と無縁の」・・・カースト制度は職業区分も含み、伝統的な仕事については原則として世襲されます。一方で、電気技術者などの新しい仕事についてはカーストの縛りがなく、比較的自由に職を得ることができます。またそうしたハイテク産業が発達した都市部においては、かつてほどカースト制度の影響は強くありません。

「ICT産業」・・・バンガロールが有名ですが、今やインド各地に ICT産業の集積地がみられます。

私も書いてみました。

経済開放による外資導入により、機械工業やIT産業を中心に工業化が進んだ。ソフト開発など従来のカーストにとらわれない職業が現れ、職業の自由化を促した。中間層の拡大により購買力が増した。(90字)

中国など新興国においては「中間層の拡大」も重要です。所得の向上により購買力が上がり、経済成長を導きます。こういった表現も参考にしてくださいね。

とてもよく書けています。さらにいろいろな問題にチャレンジしてくださいね。

  • 2020.09.04 06:28
  • たつじん

東大2001年度第1問
B(2)灌漑の整備により従来は作物栽培が行えなかった乾季でも農業が可能となり、また緑の革命で高収量品種が導入され、その栽培に必要な用水の確保や化学肥料の普及も進んだから。

C(3)政府による外資導入が進められたことで急速に工業化が進み、自動車生産などがさかんになったほか、カースト制度と無縁のICT産業が登場し、経済成長を牽引している。

  • 2020.08.30 19:44
  • あお

コメントフォーム

カレンダー

«8月»
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31      

ブログ内検索

フィード

スタディサプリスタディサプリ/たつじん地理

検索

ページの先頭へ