ブログ

2021.05.02

投稿フォーム374

すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。

コメント

では添削いたします。

漢字ミス(変換ミス)はさほど気にならないので、神経質にならなくても大丈夫ですよ(でも、本番の試験の時は気をつけてくださいね)

>東大 2007年(今回は分量が多いと思いますがどうかよろしくお願いします!)

>第一問
>設問A
(1)アーU地谷  イーフィヨルド  ウー酪農  エー移牧

いいですね。とくにエの「気候の季節変化」がポイントですね。
(U地谷はU字谷の変換ミスでしょうか)

>(2)XーB YーA ZーC

こちらもいいですね。気温年較差がポイントです。

(3)現在と比べ氷期の海岸線は陸の外側にある。低音の氷期には大陸氷河など氷河が多く、海水面が低いため海退が起こっていたから。 (60/60)

これは上手いですね。的確に表現できていますよ。とてもわかりやすいです。

「海退」という言い方(現在より海水が少なかったので、海水面の面積は小さかった)は便利ですので知っておくといいでしょう。

>(4)暖流である北大西洋海流が流れ、海水が冷え込みにくいから。 (29/30)

これもいいですね。[暖流]と「北大西洋海流」がキーワードです。「冬でも温暖」ぐらいの方がオーソドックスな言い方だったと思いますが、「冷え込みにくい」という言葉も悪くないと思います。

>(5)硫黄酸化物による酸性雨が引き起こす、湖沼酸性化や森林枯死。 (30/30)

これもいいと思いますよ。厳密には硫黄酸化物だけでなく窒素酸化物も酸性雨の原因物質としては重要なのですが、字数的にそこまで論じるのは厳しかったですね。「工場(石炭の燃焼)=硫黄酸化物の発生」、「自動車(エンジン)=窒素酸化物」のように、二つのタイプに分けられることは知っておいてくださいね。

>設問B
(1)石油、石炭


>(2)温暖化の一因とされるCO2排出が少なく環境負荷が小さい点。持続可能なエネルギーであり、化石燃料のように枯渇しない点。(58/60)

なるほど、上手いですね。2つのトピックが並立して述べられている点も素晴らしいと思います。

唯一気になるのは「持続可能」でしょうか。ここは「再生可能」の方が適切ですね。「持続可能な開発」な「持続可能な農業」のように、行為(開発や農業)に対して「持続可能」という言い方をします。エネルギーは「再生可能」が一般的ですね。

私はこう書いてみました。

「再生可能エネルギーであり、枯渇の心配がない。硫黄酸化物などの大気汚染物質を排出しないので、環境負荷が小さい。」(54字)

どうでしょう?「再生可能エネルギー」「枯渇」「硫黄酸化物」「大気汚染物質」「環境負荷」などキーワードを並べてみました。

もちろんかいさんのように「CO2」でも全く問題ありません。

>(3)風力発電



>(4)前者は国土が平坦だが、後者は国土中央に山脈があり、偏西風と暖流で地形性降雨が多く、急で他流量の川が水力発電に適するから。 (60/60)

いいですね。全く問題ありません。(他流量は多流量の変換ミス?)
「国土中央」がちょっと気になりますが(スカンジナビア山脈はノルウェーとスウェーデンの国境)、とくに問題ないでしょう。

水力発電を可能とする自然条件は2つ。「降水量」と「斜面」ですよね。ノルウェーはこれを満たしていますが、デンマークは充足しません。降水量についてはたしかに大西洋に面するノルウェーが多雨であるのですが(偏西風が湿った空気をもたらす)、デンマークも乾燥しているわけではありません。やはりここは地形ですよね。ノルウェーはスカンジナヴィア山脈の山岳国であり、急峻な地形が連続します。一方、デンマークは大陸氷河に削られ(大陸氷河については「ブルドーザー」をイメージしてください。強い圧力により地形を押しつぶし、さらに表面の土砂を削り取って平坦化してしまうのです)、国土に起伏がありません。このことについて記述したらいいと思いますよ。

デンマーク(というか北西ヨーロッパ)は年間を通じて降水があり、季節差はみられないので、この部分も内容を変えないといけませんね。

自然環境といえば「気候」と「地形」ですから、これを意識して二つの文章を作ってみました。

・偏西風が大西洋から湿った空気をもたらしノルウェーの方が多雨。
・ノルウェーは急斜面が多いが、氷河に侵食されたデンマークは平坦。

これをうまく組み合わせて、このような感じになります。

「ノルウェーは偏西風の影響で多雨であり、山地が多く水力発電に適した急斜面が多い。デンマークは氷河の影響で国土が平坦。(57字)」

字数的に厳しいですが(例えば、デンマークがノルウェーほど降水量が多くないという話題は入れられませんでした)、これぐらい書いたら許容範囲でしょう。

ちなみに、水力発電量が多くなる要因は上記の二つ(降水量が多い。急斜面がある)ですが、「国内の総発電量に占める水力発電量の割合がとくに高くなる」ための要因にはさらに2つ加わります。

一つが冬でも暖かいこと。カナダやスウェーデンも水力発電が盛んですが、これらは冷帯国であり冬に凍結するため、原子力発電の割合も高くなっています。なお、日本でもやはり冷帯である北海道では水力発電はほとんど行われていません。

一つが人口密度の低さ。日本は実は世界的な「水力発電」国の一つです。しかし、人口が多く(さらに産業が発達しているため)水力発電は数ある発電方法の一つにしか過ぎません。総発電量の10%程度です。しかし、それでも1億人の10分の1、すなわち1000万人の需要を賄っているのですから凄いと思いませんか?水力発電や地熱で電力を賄っているニュージーランドですが、人口は500万人に過ぎません。

>(5)国土が北大西洋海嶺の上にあるため、地熱エネルギーを利用。 (29/30)

悪くありませんが「北大西洋海嶺」というのがちょっと気になりますね。アイスランド島は「大西洋中央海嶺」の北の延長上の海嶺の上に成り立った火山島です。良かったら地図で確認しておいてくださいね。「大西洋中央海嶺」なら許容範囲とは思いますが、例えば単に「プレートの広がる境界」や「海嶺」など固有名詞を用いない説明の方が無難だったと思います。

また、地熱発電と直接結びつくキーワードは「火山(活火山)」ですよね。「海嶺→火山→地熱発電」という関係性があるはずです。「海嶺」と「地熱発電」を直接結びつけるより、「火山」を重要キーワードとする方が良かったと思いますよ。

「プレート境界である海嶺上の火山島であり、地熱が利用しやすい。(30字)」

例えばこういう感じだったでしょうか。

>第二問
>設問A
>(1)Aー水産物  Bー肉類  Cー乳製品 Dーいも類

いいですね。正解です。

>(2)内陸国モンゴルで少なく、養殖が盛んなノルウェーで多いから。(30/30)

こちらもいいですね。満点解答に思います。

ただ、「モンゴル=内陸」としているのですから、それと対照させて「ノルウェー=海に面する」程度の説明でも良かったとは思います。

>(3)キャッサバ
>(4)豚肉

ともに正解です。

>(5)年降水量1000ミリのホワイ川を境に冷涼小雨の北部ではアジア式畑作、温暖多雨の南部ではアジア式稲作。一部で二期作展開。  60/60)

なるほど、うまくまとめられていますね。とても上手だと思います。「アジア式畑作」、「アジア式稲作」、「二期作」」の3つのトピックが並べられており、大変感心します。

もちろん細かいことを言えば足りない部分もあるとは思いますよ。

正確には「年降水量1000ミリの等値線とほぼ一致する」ですし「チンリン山脈とホワイ川を結んだ線」でもあります。とはいえ、この字数制限の中でそこまで説明するのは無理ですよね。また北側で畑作となる理由は「少雨」であり、むしろ華北地域は夏はかなりの高温となります(ペキンの気候グラフなど調べてみてください)。同様に南側で稲作となる理由は「多雨」です。気温の高低は大事ではないのです(一方で、華南の二期作地域は温暖なことが重要ですが)。でもこちらも「冷涼少雨」(こちらも「小雨」となっていますが「少雨」の変換ミスでしょうか)などで問題ないでしょう。

個人的には「アジア式畑作」や「アジア式稲作」といったホイットルセー農牧業区分をキーワードにしている点が好印象です。私は採点者ならば満点をつけますね。

>(6)国内の自給的農業時に利用して土地収益性を高める肥料。(29/30)


悪くありませんが、例えば箇条書きスタイルにして、より多くの用途を挙げた方が得点は高くなる可能性があったと思いますよ。

有機肥料、家庭用あるいは発電用の燃料、漆喰として壁材に利用。(30字)

「漆喰」は「しっくい」です。漢字が難しいですが慣れておくといいですよ。

>設問B
>(1)人間が収益性を高めるために畑に巻いた肥料ぼこと。 (25/30)

「人間の排泄物(糞尿)」であることを述べておいた方が良かったでしょう。

>(2)食の西欧化で人間が家畜を食べる量が増え、家畜から人間への窒素が増加。外国の安価な家畜への飼料作物の輸入が増え、地域外から家畜への窒素が増加。 養殖の餌として家畜の利用が増加。
(89/90)

なるほど、いいですね。よくわかります。90字と字数制限が緩いので、より多くの内容を詰め込む事ができますね。3つの文で構成されていますが、最初と2つ目の文は適切です。最後の文の「家畜の利用」という部分がやや疑問なのですが。これは2番目の文でも挙げている「飼料作物」のことでしょうか。だとすれば、この文も適切です。

>(3)湾の富栄養化が進み、プランクトンが大量発生して海が酸素不足になる赤潮が発生。死滅する海洋生物増加で生態系が乱れる。(60/60)

これもうまいですね。かいさんの解答は「わかっている人」の解答だと思いますよ。ごまかすことがなく、きちんと自分の考えていることを過不足なく伝えています。

私も書いてみました。

「生活排水の流入で水域が富栄養化し、プランクトンの異常発生で赤潮が生じる。水中の酸素欠乏により魚介類が死滅し水産業に打撃。(60字)」

「生活排水(工業の場合は「工業廃水」ですが、こちらは「排水」ですので注意してくださいね)の流入→富栄養化」という流れを付け加えています。参考にしてください。

  • 2021.05.12 12:13
  • たつじん

では添削いたします。

漢字ミス(変換ミス)はさほど気にならないので、神経質にならなくても大丈夫ですよ(でも、本番の試験の時は気をつけてくださいね)

>東大 2007年(今回は分量が多いと思いますがどうかよろしくお願いします!)

>第一問
>設問A
(1)アーU地谷  イーフィヨルド  ウー酪農  エー移牧

いいですね。とくにエの「気候の季節変化」がポイントですね。
(U地谷はU字谷の変換ミスでしょうか)

>(2)XーB YーA ZーC

こちらもいいですね。気温年較差がポイントです。

(3)現在と比べ氷期の海岸線は陸の外側にある。低音の氷期には大陸氷河など氷河が多く、海水面が低いため海退が起こっていたから。 (60/60)

これは上手いですね。的確に表現できていますよ。とてもわかりやすいです。

「海退」という言い方(現在より海水が少なかったので、海水面の面積は小さかった)は便利ですので知っておくといいでしょう。

>(4)暖流である北大西洋海流が流れ、海水が冷え込みにくいから。 (29/30)

これもいいですね。[暖流]と「北大西洋海流」がキーワードです。「冬でも温暖」ぐらいの方がオーソドックスな言い方だったと思いますが、「冷え込みにくい」という言葉も悪くないと思います。

>(5)硫黄酸化物による酸性雨が引き起こす、湖沼酸性化や森林枯死。 (30/30)

これもいいと思いますよ。厳密には硫黄酸化物だけでなく窒素酸化物も酸性雨の原因物質としては重要なのですが、字数的にそこまで論じるのは厳しかったですね。「工場(石炭の燃焼)=硫黄酸化物の発生」、「自動車(エンジン)=窒素酸化物」のように、二つのタイプに分けられることは知っておいてくださいね。

>設問B
(1)石油、石炭


>(2)温暖化の一因とされるCO2排出が少なく環境負荷が小さい点。持続可能なエネルギーであり、化石燃料のように枯渇しない点。(58/60)

なるほど、上手いですね。2つのトピックが並立して述べられている点も素晴らしいと思います。

唯一気になるのは「持続可能」でしょうか。ここは「再生可能」の方が適切ですね。「持続可能な開発」な「持続可能な農業」のように、行為(開発や農業)に対して「持続可能」という言い方をします。エネルギーは「再生可能」が一般的ですね。

私はこう書いてみました。

「再生可能エネルギーであり、枯渇の心配がない。硫黄酸化物などの大気汚染物質を排出しないので、環境負荷が小さい。」(54字)

どうでしょう?「再生可能エネルギー」「枯渇」「硫黄酸化物」「大気汚染物質」「環境負荷」などキーワードを並べてみました。

もちろんかいさんのように「CO2」でも全く問題ありません。

>(3)風力発電



>(4)前者は国土が平坦だが、後者は国土中央に山脈があり、偏西風と暖流で地形性降雨が多く、急で他流量の川が水力発電に適するから。 (60/60)

いいですね。全く問題ありません。(他流量は多流量の変換ミス?)
「国土中央」がちょっと気になりますが(スカンジナビア山脈はノルウェーとスウェーデンの国境)、とくに問題ないでしょう。

水力発電を可能とする自然条件は2つ。「降水量」と「斜面」ですよね。ノルウェーはこれを満たしていますが、デンマークは充足しません。降水量についてはたしかに大西洋に面するノルウェーが多雨であるのですが(偏西風が湿った空気をもたらす)、デンマークも乾燥しているわけではありません。やはりここは地形ですよね。ノルウェーはスカンジナヴィア山脈の山岳国であり、急峻な地形が連続します。一方、デンマークは大陸氷河に削られ(大陸氷河については「ブルドーザー」をイメージしてください。強い圧力により地形を押しつぶし、さらに表面の土砂を削り取って平坦化してしまうのです)、国土に起伏がありません。このことについて記述したらいいと思いますよ。

デンマーク(というか北西ヨーロッパ)は年間を通じて降水があり、季節差はみられないので、この部分も内容を変えないといけませんね。

自然環境といえば「気候」と「地形」ですから、これを意識して二つの文章を作ってみました。

・偏西風が大西洋から湿った空気をもたらしノルウェーの方が多雨。
・ノルウェーは急斜面が多いが、氷河に侵食されたデンマークは平坦。

これをうまく組み合わせて、このような感じになります。

「ノルウェーは偏西風の影響で多雨であり、山地が多く水力発電に適した急斜面が多い。デンマークは氷河の影響で国土が平坦。(57字)」

字数的に厳しいですが(例えば、デンマークがノルウェーほど降水量が多くないという話題は入れられませんでした)、これぐらい書いたら許容範囲でしょう。

ちなみに、水力発電量が多くなる要因は上記の二つ(降水量が多い。急斜面がある)ですが、「国内の総発電量に占める水力発電量の割合がとくに高くなる」ための要因にはさらに2つ加わります。

一つが冬でも暖かいこと。カナダやスウェーデンも水力発電が盛んですが、これらは冷帯国であり冬に凍結するため、原子力発電の割合も高くなっています。なお、日本でもやはり冷帯である北海道では水力発電はほとんど行われていません。

一つが人口密度の低さ。日本は実は世界的な「水力発電」国の一つです。しかし、人口が多く(さらに産業が発達しているため)水力発電は数ある発電方法の一つにしか過ぎません。総発電量の10%程度です。しかし、それでも1億人の10分の1、すなわち1000万人の需要を賄っているのですから凄いと思いませんか?水力発電や地熱で電力を賄っているニュージーランドですが、人口は500万人に過ぎません。

>(5)国土が北大西洋海嶺の上にあるため、地熱エネルギーを利用。 (29/30)

悪くありませんが「北大西洋海嶺」というのがちょっと気になりますね。アイスランド島は「大西洋中央海嶺」の北の延長上の海嶺の上に成り立った火山島です。良かったら地図で確認しておいてくださいね。「大西洋中央海嶺」なら許容範囲とは思いますが、例えば単に「プレートの広がる境界」や「海嶺」など固有名詞を用いない説明の方が無難だったと思います。

また、地熱発電と直接結びつくキーワードは「火山(活火山)」ですよね。「海嶺→火山→地熱発電」という関係性があるはずです。「海嶺」と「地熱発電」を直接結びつけるより、「火山」を重要キーワードとする方が良かったと思いますよ。

「プレート境界である海嶺上の火山島であり、地熱が利用しやすい。(30字)」

例えばこういう感じだったでしょうか。

>第二問
>設問A
>(1)Aー水産物  Bー肉類  Cー乳製品 Dーいも類

いいですね。正解です。

>(2)内陸国モンゴルで少なく、養殖が盛んなノルウェーで多いから。(30/30)

こちらもいいですね。満点解答に思います。

ただ、「モンゴル=内陸」としているのですから、それと対照させて「ノルウェー=海に面する」程度の説明でも良かったとは思います。

>(3)キャッサバ
>(4)豚肉

ともに正解です。

>(5)年降水量1000ミリのホワイ川を境に冷涼小雨の北部ではアジア式畑作、温暖多雨の南部ではアジア式稲作。一部で二期作展開。  60/60)

なるほど、うまくまとめられていますね。とても上手だと思います。「アジア式畑作」、「アジア式稲作」、「二期作」」の3つのトピックが並べられており、大変感心します。

もちろん細かいことを言えば足りない部分もあるとは思いますよ。

正確には「年降水量1000ミリの等値線とほぼ一致する」ですし「チンリン山脈とホワイ川を結んだ線」でもあります。とはいえ、この字数制限の中でそこまで説明するのは無理ですよね。また北側で畑作となる理由は「少雨」であり、むしろ華北地域は夏はかなりの高温となります(ペキンの気候グラフなど調べてみてください)。同様に南側で稲作となる理由は「多雨」です。気温の高低は大事ではないのです(一方で、華南の二期作地域は温暖なことが重要ですが)。でもこちらも「冷涼少雨」(こちらも「小雨」となっていますが「少雨」の変換ミスでしょうか)などで問題ないでしょう。

個人的には「アジア式畑作」や「アジア式稲作」といったホイットルセー農牧業区分をキーワードにしている点が好印象です。私は採点者ならば満点をつけますね。

>(6)国内の自給的農業時に利用して土地収益性を高める肥料。(29/30)


悪くありませんが、例えば箇条書きスタイルにして、より多くの用途を挙げた方が得点は高くなる可能性があったと思いますよ。

有機肥料、家庭用あるいは発電用の燃料、漆喰として壁材に利用。(30字)

「漆喰」は「しっくい」です。漢字が難しいですが慣れておくといいですよ。

>設問B
>(1)人間が収益性を高めるために畑に巻いた肥料ぼこと。 (25/30)

「人間の排泄物(糞尿)」であることを述べておいた方が良かったでしょう。

>(2)食の西欧化で人間が家畜を食べる量が増え、家畜から人間への窒素が増加。外国の安価な家畜への飼料作物の輸入が増え、地域外から家畜への窒素が増加。 養殖の餌として家畜の利用が増加。
(89/90)

なるほど、いいですね。よくわかります。90字と字数制限が緩いので、より多くの内容を詰め込む事ができますね。3つの文で構成されていますが、最初と2つ目の文は適切です。最後の文の「家畜の利用」という部分がやや疑問なのですが。これは2番目の文でも挙げている「飼料作物」のことでしょうか。だとすれば、この文も適切です。

>(3)湾の富栄養化が進み、プランクトンが大量発生して海が酸素不足になる赤潮が発生。死滅する海洋生物増加で生態系が乱れる。(60/60)

これもうまいですね。かいさんの解答は「わかっている人」の解答だと思いますよ。ごまかすことがなく、きちんと自分の考えていることを過不足なく伝えています。

私も書いてみました。

「生活排水の流入で水域が富栄養化し、プランクトンの異常発生で赤潮が生じる。水中の酸素欠乏により魚介類が死滅し水産業に打撃。(60字)」

「生活排水(工業の場合は「工業廃水」ですが、こちらは「排水」ですので注意してくださいね)の流入→富栄養化」という流れを付け加えています。参考にしてください。

  • 2021.05.12 12:13
  • たつじん

すみません。急いで打ったため一部誤字があります(巻く→まく、ぼこと→のこと 等)

  • 2021.05.10 21:01
  • かい

東大 2007年(今回は分量が多いと思いますがどうかよろしくお願いします!)

第一問
設問A
(1)アーU地谷  イーフィヨルド  ウー酪農  エー移牧

(2)XーB YーA ZーC

(3)現在と比べ氷期の海岸線は陸の外側にある。低音の氷期には大陸氷河など氷河が多く、海水面が低いため海退が起こっていたから。 (60/60)

(4)暖流である北大西洋海流が流れ、海水が冷え込みにくいから。 (29/30)

(5)硫黄酸化物による酸性雨が引き起こす、湖沼酸性化や森林枯死。 (30/30)

設問B
(1)石油、石炭

(2)温暖化の一因とされるCO2排出が少なく環境負荷が小さい点。持続可能なエネルギーであり、化石燃料のように枯渇しない点。(58/60)

(3)風力発電

(4)前者は国土が平坦だが、後者は国土中央に山脈があり、偏西風と暖流で地形性降雨が多く、急で他流量の川が水力発電に適するから。 (60/60)

(5)国土が北大西洋海嶺の上にあるため、地熱エネルギーを利用。 (29/30)

第二問
設問A
(1)Aー水産物  Bー肉類  Cー乳製品 Dーいも類

(2)内陸国モンゴルで少なく、養殖が盛んなノルウェーで多いから。(30/30)

(3)キャッサバ

(4)豚肉

(5)年降水量1000ミリのホワイ川を境に冷涼小雨の北部ではアジア式畑作、温暖多雨の南部ではアジア式稲作。一部で二期作展開。  60/60)

(6)国内の自給的農業時に利用して土地収益性を高める肥料。(29/30)


設問B
(1)人間が収益性を高めるために畑に巻いた肥料ぼこと。 (25/30)

(2)食の西欧化で人間が家畜を食べる量が増え、家畜から人間への窒素が増加。外国の安価な家畜への飼料作物の輸入が増え、地域外から家畜への窒素が増加。 養殖の餌として家畜の利用が増加。
(89/90)

(3)湾の富栄養化が進み、プランクトンが大量発生して海が酸素不足になる赤潮が発生。死滅する海洋生物増加で生態系が乱れる。(60/60)

  • 2021.05.10 20:59
  • かい

コメントフォーム

カレンダー

«5月»
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31      

ブログ内検索

フィード

スタディサプリスタディサプリ/たつじん地理

検索

ページの先頭へ