ブログ

では添削いたします。

＞2016年度 第2問

＞設問A
＞(3) 化石燃料に変わる新たなエネルギーとしてバイオ燃料の需要が増加した。人口増加、経済発展に伴い食用油の使用も増加したため。

いいですね。２つの事例について簡潔に述べられています。

＞(4) 油やし農園の拡大により環境破壊が行われ生物多様性が失われる。また森林伐採により木々による二酸化炭素の吸収量が減少する。

「油やし」がキチンと示されている点がいいと思います。ただ、「熱帯林の減少」という言葉を何処かに入れておいた方がわかりやすかったと思いますよ。

例えばこういった形です。

「油ヤシ農園の拡大のため熱帯林が伐採され、生物多様性が失われる。森林減少により二酸化炭素の吸収量が減少する。」（53字）


＞2007年度 第1問

設問B
(2) バイオ燃料は燃焼時に新たな二酸化炭素を排出せず環境への負荷が少ない。いずれ枯渇する化石燃料と異なり、資源は無限にある。

「新たな二酸化炭素」という言い方が気になりますね。ここはしっかりと「光合成によって二酸化炭素を吸収する」ことを説明するべきでしょう。

時系列に沿って説明するのがコツですよ。

「植物は成長時に光合成によって二酸化炭素を吸収する」→「燃焼時に二酸化炭素を排出する」

こういった並びがあるわけですよね。そして「二酸化炭素が相殺される」ことを説明すればいいわけです。もしかしてこれだけで６０字いっぱいかかってしまうかも知れませんが、それはそれで仕方ないことかも知れません。「新しい二酸化炭素」という抽象的な言い方で済ませるより、その方がいいかと思います。

また「資源は無限にある」という点もどうかなと思います。ここは「化石燃料とは異なり、枯渇の心配はない」としたら良かったと思いますよ。

＞(3) 風力

＞(4) デンマークは平坦で河川に乏しいので火力発電に依存する。ノルウェーは古期造山帯に位置し降水量も多いため、水力発電が盛ん。


＞(5) 海嶺上に位置し火山活動が活発なため地熱発電が盛んである。

＞過去問を解いていくうちに、東大の問題は毎年違った問題ではありますがいつも似たようなことが問われていることを身をもって感じました。

そうなんですよ、似たような問題ばかりでしょ？　我々受験産業の人間は模試や予想問題で稼ぎたいので（笑）受験生のみんなを脅すんですよ、毎年違った問題が出るって。でも、実際には同じよな問題ばかりですし、過去問対策だけしっかりやれば合格できてしまうんですよね。

なかなかこれに気づく受験生はいませんよ。これを大きなアドバンテージにして、さらに経験値を積み上げてくださいね。

＞たくさん投稿してしまい少しいたたまれない気持ちですが、過去問演習をこのまま続けていきたいです！

いえ、この時点となるとほぼいぇいさんの実力も完成しているため、添削も最小限で済みます。とくに負担はないですよ。ただ、そのため、添削内容が少ないと感じられるかも知れませんが、その際はご容赦ください。大きな修正点はないということです。

さらに演習を重ねてくださいね。

2016年度 第2問
設問A
(3) 化石燃料に変わる新たなエネルギーとしてバイオ燃料の需要が増加した。人口増加、経済発展に伴い食用油の使用も増加したため。
(4) 油やし農園の拡大により環境破壊が行われ生物多様性が失われる。また森林伐採により木々による二酸化炭素の吸収量が減少する。

2007年度 第1問
設問B
(2) バイオ燃料は燃焼時に新たな二酸化炭素を排出せず環境への負荷が少ない。いずれ枯渇する化石燃料と異なり、資源は無限にある。
(3) 風力
(4) デンマークは平坦で河川に乏しいので火力発電に依存する。ノルウェーは古期造山帯に位置し降水量も多いため、水力発電が盛ん。
(5) 海嶺上に位置し火山活動が活発なため地熱発電が盛んである。

過去問を解いていくうちに、東大の問題は毎年違った問題ではありますがいつも似たようなことが問われていることを身をもって感じました。たくさん投稿してしまい少しいたたまれない気持ちですが、過去問演習をこのまま続けていきたいです！