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2022.02.16

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コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたします。

>東大1994年度
>第1問
>設問B
>(1) 韓国とイギリスは冬季寒冷で暖房を使用する機会が多い。結果、用途別内訳のその他の割合が大きくエネルギー消費量が多くなる。

いいですね、暖房がポイントでした。

>(2) オーストラリアとカナダは国土が広く人口密度が低い。移動距離が長く輸送効率が悪くなり、輸送用のエネルギー消費量が多くなる。また資源が豊富でコストも安いため省エネ化が進んでいない。大規模な農業や工業が立地し産業用のエネルギー消費量も多くなる。

なるほど、3つの要因がうまく配置されていますね。こちらで合格圏の解答かと思います。うまい文章です。

>第2問
>設問B
>Xは長期の貯蔵が可能なので消費市場から離れた遠隔地であっても栽培可能。結果広大な耕作面積が得られる地域での大規模な生産が中心。一方Yは傷みやすく新鮮さが求められる作物なので消費市場に近い地域での近郊農業が盛ん。交通手段の発達により、生育条件が整った温暖地や高冷地などの遠隔地でも栽培が盛んである。

こちらも完成度が高い文章ですね。完璧な解答かと思いますよ。

XとYそれぞれについて独立して説明しているのが好ましいですね。こういった問題の解答パターンです。東大で5行(150字)というのは極めて例外的な文章の長さですが、ひるむことはありませんね。

内容もとてもいいです。Xが遠隔地で栽培される理由として、「貯蔵が可能」という最低限必要とされる条件のみでなく、「広大な耕作面積が得られる地域での大規模な生産」という有利となる条件についても述べています。多面的な視点がいいと思いますよ。

Yについても、「傷みやすく新鮮さが求められる作物」という理由がしっかり述べられています。時系列に沿って、最初は「消費市場に近い」から、近年は「温暖地や高冷地」にも栽培が広がっている様子が述べられています。こちらも大変よく整理されていると思います。


私も書いてみました。キーワードから考えてみましょう。

消費市場・・・近さと遠さが関係しますね。
貯蔵・・・市場から離れた地域で生産される場合には貯蔵が重要となります。
生育条件・・・これはちょっと使い方が難しいような。無理やりねじ込んでみましょうか。
耕作面積・・・北海道のような広い地域では耕作面積の大きさが有利な条件となります。

こういったことを意識しながら書き進めてみましょう。

まずXについての特徴を挙げてみます。

「Xは主に根菜で長期間の貯蔵が容易である。消費市場から離れた場所からの輸送も十分可能。耕作面積が広く生育条件にも恵まれた北海道で生産が多い。」

まずXに共通する特徴として「根菜」としてみました。なかなか出て来ない言葉ですので、この使用はマストではありませんが、よかったら参考にしてくださいね。

さらにYについて。

「Yは葉野菜と園芸野菜でこちらは痛みやすく長期保存が難しい。葉野菜は大消費地である東京大都市圏に近接した関東地方で生産が多い。ただし園芸野菜は交通手段の発達で遠隔地からの輸送も増加。温暖な四国や九州南部など。」

「Xは主に根菜で長期間の貯蔵が容易である。消費市場から離れた場所からの輸送も十分可能。耕作面積が広く生育条件にも恵まれた北海道で生産が多い。Yは葉野菜と園芸野菜でこちらは痛みやすく長期保存が難しい。葉野菜は大消費地である東京大都市圏に近接した関東地方で生産が多い。ただし園芸野菜は交通手段の発達で遠隔地からの輸送も増加。温暖な四国や九州南部など。」(172字)

字数をオーバーしてしまったのでここからさらに文章を削るなどの作業が必要となりますが、おおまかにはこういった形でいいと思います。

>設問C
>安価な小麦の輸入により小麦の国際競争力が低迷し国内生産量は減少。所得水準の向上や食生活の西洋化により、国内消費量が増加。

いいですね。食の西洋化と輸入の増加の2点について論じられています。

>設問D
>食糧管理制度の下で生産過剰となった米の減反が行われ、小麦への転作が行われ生産量増加。北海道で広大な土地を生かし生産規模の大きい小麦生産を行い、小麦の安価な輸入価格に対抗した。

こちらもいいですね。「食糧管理制度」についてしっかり言及することが最大のポイントだったと思います。合格圏の解答です。


  • 2022.02.22 03:10
  • たつじん

東大1994年度
第1問
設問B
(1) 韓国とイギリスは冬季寒冷で暖房を使用する機会が多い。結果、用途別内訳のその他の割合が大きくエネルギー消費量が多くなる。
(2) オーストラリアとカナダは国土が広く人口密度が低い。移動距離が長く輸送効率が悪くなり、輸送用のエネルギー消費量が多くなる。また資源が豊富でコストも安いため省エネ化が進んでいない。大規模な農業や工業が立地し産業用のエネルギー消費量も多くなる。
第2問
設問B
Xは長期の貯蔵が可能なので消費市場から離れた遠隔地であっても栽培可能。結果広大な耕作面積が得られる地域での大規模な生産が中心。一方Yは傷みやすく新鮮さが求められる作物なので消費市場に近い地域での近郊農業が盛ん。交通手段の発達により、生育条件が整った温暖地や高冷地などの遠隔地でも栽培が盛んである。
設問C
安価な小麦の輸入により小麦の国際競争力が低迷し国内生産量は減少。所得水準の向上や食生活の西洋化により、国内消費量が増加。
設問D
食糧管理制度の下で生産過剰となった米の減反が行われ、小麦への転作が行われ生産量増加。北海道で広大な土地を生かし生産規模の大きい小麦生産を行い、小麦の安価な輸入価格に対抗した。

  • 2022.02.16 13:19
  • いぇい

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