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2022.04.22
791
2022年度論述添削第5回です。毎週金曜日にこのようにブログ(今回の791のように末尾が「1」になると思います)に「お題」を発表します。問題は過去問集や関連サイトにて各自で入手してください(私が用意すると著作権の問題が生じます)。その問題について、土日を利用して各自演習し、これに続くブログ(今回は792から810までを用意しました)に解答を投稿してください。その際に「名前」は必須です。毎週継続してくれている生徒さんの答案を優先的に添削しようと思います。また投稿日時は土日の朝5時〜21時になります。月曜以降の投稿も受け付けますので、その際はご相談ください。ただし時間については必ず守ること。とくに21時以降の投稿は禁止です。みなさん、夜は早めに休む習慣をつけてください。
とりあえずは固定のメンバーを募集せず「オープン参加」とします。みなさん、こぞって投稿してください。土日にいただいた分は翌週の週末までに添削いたします。またみなさんの解答を引用しながら、解説の動画もつくりますので、ぜひご視聴くださいね。。
まだ軌道に乗るまでは探り探りにはなると思いますが、ご支援いただけると大変嬉しく存じます。
今回のお題は「2013年[2]A(1)(3)」になります。(2)と(4)は省略してください。乾燥地域の成因と雨季の生じるしくみです。
こちらが解説動画になります。視聴してからぜひご応募ください。
https://youtu.be/PqhX97i_TfA
コメント
では添削いたします。
>(1)
地域Aでは寒流であるペルー海流により海岸側で大気の安定により降水量が減少し砂漠気候が成立する。地域Bでは亜熱低高圧帯の影響で内陸側で上昇気流の発生が抑えられ,砂漠気候が成立する。(89)
いいですね。後半は「下降気流が卓越」などと表現してみてはどうだったでしょう。
>(3)
11-4月に山脈への季節風による地形性降雨で降水量が増える。(30)
いえ、降水が多いのは北半球の夏ですので、5〜10月ですよ。ケアレスミスでしょうか。気をつけましょう。
>こちらこそ授業動画などいつも参考にさせてもらっており、添削もありがたいです。
今後も投稿するのでよろしくお願いいたします。
今回は(3)の方で大きなミスがありましたね。難しいところではないと思います。より慎重に解いてみましょう。
2012年度第2問A(1)
解答例
「Aは海岸側。寒流の作用で大気が安定し雲が生じにくい。Bは内陸側。亜熱帯高圧帯が形成され下降気流が卓越。」(51字)
Aはペルーの沿岸ですね。寒流の作用によって乾燥地域が形成されています。海岸冷涼砂漠ですね。
「寒流(ペルー海流)」、「沿岸を流れる(北上する)」、「大気が安定」などがキーワードになります。「地表面の空気が冷やされる」、「逆転層が生じる」や「上昇気流が生じにくい」などの言葉も使えたかもしれません。
Bはアフリカ北部ですね。サハラ砂漠は緯度25度に沿い、亜熱帯高圧帯の形成により少雨となります。「下降気流」がキーワードです。
これでは字数が少ないので肉付けをしていきましょう。
「Aは海岸側。沿岸を寒流のペルー海流が流れる。地表面付近の空気が冷やされ逆転層が生じ、大気が安定。Bは内陸側。緯度25度一帯で亜熱帯高圧帯となり、下降気流が卓越。雲が生じにくい。」(88字)
こういった感じでしょうか。「蒸発量が降水量より大きく乾燥」という文脈を入れても良かったかもしれません。
2013年度第2問A(3)
解答例
「5〜10月。夏の湿った南西季節風が吹き込み地形生降雨を生じる。」(30字)
字数制限が厳しいため、言葉のセレクトが難しいですね。まず、問題の解答となる「5〜10月」は最初に述べてしまっていいと思います。「季節風」はマストであり、これを軸にして「夏」、「湿った(水分を含んだ)」、「南西」といった関連キーワードを付記しています。さらに「山脈に当たり高度を上げ、雲を生じる」としたいところですが、さすがに字数的に無理なので、ここは「地形生降雨」という一言で締めています。
- 2022.04.29 20:08
- たつじん
(1)
地域Aでは寒流であるペルー海流により海岸側で大気の安定により降水量が減少し砂漠気候が成立する。地域Bでは亜熱低高圧帯の影響で内陸側で上昇気流の発生が抑えられ,砂漠気候が成立する。(89)
(3)
11-4月に山脈への季節風による地形性降雨で降水量が増える。(30)
こちらこそ授業動画などいつも参考にさせてもらっており、添削もありがたいです。
今後も投稿するのでよろしくお願いいたします。
- 2022.04.23 06:25
- 定春
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