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2022.05.20
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フォーム871に「お題」を出します(5/20)。翌日(5/2)の朝5時以降、その問題の「解答」をこちらに投稿してください(夜は21時までを厳守してください)。1つのフォームにつき、1人の投稿までです。フォームは8572から890まで用意してありますので、定員は19名ということになります。必ず「お名前」の欄に自分の名前(ペンネーム)を入れ投稿してください、そのネームについては年間を通じて同じものを使用してください。翌週末までに添削回答いたします。まずは試験的に始めてみますので、気楽に投稿してくださいね。ただし、投稿資格は「2023年の入試において地理の論述試験を必要とする者」です。共通テストのみの受験生の方は原則として参加は見送っていただいた方がいいかと思います。
コメント
では添削いたします。
>A
(1)
太平洋戦争直後の第1次ベビーブーム世代の人々が1970年前半に親となった。それ以降、出生率の低下が続いているから。(57)
おもしろい解答ですね。まゆさんのオリジナリティを感じます。これはおもしろい解答かと思います。私は評価しますよ。
>(2)
医療の進歩や福祉の発達によって、平均寿命・余命が延びたから。(30)
いいですね。的確です。「福祉の発達」もいいですね。
>(3)
若年層の流入が多い大都市圏に位置しているため、高齢化の進行が緩やかで、出生率も高い。医療設備が整っていて、死亡率も低い。(60)
前半はとてもいいです。完璧かと思います。(1)でも感じましたが、本来2つの文や長文によって表現するべき内容(1ならば「太平洋〜親となった。」の文。こちらならば「若年層〜出生率も高い。」の文)をすっきりと無理のない形で1つの文にまとめる技術はかなり高いと思います。その点がまゆさんのオリジナリティです。
ただ、後半が弱いのです。「死亡率が低い」のは医療設備が整っていることが原因ではありません。若年層の流入により相対的に高齢者人口が減少し、老年人口率が下がっていることが原因です。「高齢化の進行が鈍化し、死亡率が高い」のです。
逆に医療設備が整っていると長命化が進み、老年人口率が上がります。長期的にみると、死亡率が上昇する原因にもなります(2の問題ではそのことについて触れられていますね)。
>B
(2)
第三次産業が盛んな地方中心都市を含み、雇用機会が多いから。(29)
いいですね。中心でも中枢でもどちらでも良かったかと思います。
>(3)
バブル崩壊や産業の空洞化により、金融・保険業や製造業が衰退したA群は転入者数が減少した。恵まれた自然環境を背景に、高年齢層を中心に農業従事者が増えたB群では転入者が増加した。(87)
うまいですね。完璧な解答です。まゆさんは多くの内容をシンプルにまとめてしまうテクニックが高いと思います。これは全体的に短めの字数設定が多い東大入試においては有利なことかと思います。強みを磨いていきましょう。
>添削よろしくお願いします。
次回も期待していますよ。
- 2022.05.22 14:36
- たつじん
A
(1)
太平洋戦争直後の第1次ベビーブーム世代の人々が1970年前半に親となった。それ以降、出生率の低下が続いているから。(57)
(2)
医療の進歩や福祉の発達によって、平均寿命・余命が延びたから。(30)
(3)
若年層の流入が多い大都市圏に位置しているため、高齢化の進行が緩やかで、出生率も高い。医療設備が整っていて、死亡率も低い。(60)
B
(2)
第三次産業が盛んな地方中心都市を含み、雇用機会が多いから。(29)
(3)
バブル崩壊や産業の空洞化により、金融・保険業や製造業が衰退したA群は転入者数が減少した。恵まれた自然環境を背景に、高年齢層を中心に農業従事者が増えたB群では転入者が増加した。(87)
添削よろしくお願いします。
- 2022.05.22 09:29
- まゆ
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