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2022.07.01

982

 フォーム981に「お題」を出します(7/1)。翌日(7/2)の朝5時以降、その問題の「解答」をこちらに投稿してください(夜は21時までを厳守してください)。1つのフォームにつき、1人の投稿までです。フォームは982から1000まで用意してありますので、定員は19名ということになります。必ず「お名前」の欄に自分の名前(ペンネーム)を入れ投稿してください、そのネームについては年間を通じて同じものを使用してください。翌週末までに添削回答いたします。まずは試験的に始めてみますので、気楽に投稿してくださいね。ただし、投稿資格は「2023年の入試において地理の論述試験を必要とする者」です。共通テストのみの受験生の方は原則として参加は見送っていただいた方がいいかと思います。

コメント

では添削いたします。

>A
>(2)回帰線付近で乾燥しているが、外来河川のナイル川が流れ込む。

惜しいですね。回帰線と乾燥気候は全く関係ありませんよ。回帰線(緯度23.4度)は、夏至の日の正午の太陽高度が90度に達する緯度であり、気候とは無関係です。

たまたま亜熱帯高圧帯の形成される緯度帯(緯度25〜30度)が回帰線に近いので、錯覚してしまうのです。「回帰線=乾燥」という考え方は改めてください。

ここは「回帰線」という言葉を略せば、満点解答です。

>(3)一定の降水量はあるが、乾季の水資源確保が困難であった。ナイル川上流にルネサンスダムを建設し、雨季に貯水を試みている。

どうなんでしょう。この問題はルネサンスダムを書く必要があったのでしょうか。

「一定の降水量はあるが、乾季の水資源確保が困難である。経済規模が小さく、インフラ整備が十分でない。」

こういった書き方が良かったと思いますよ。

「ルネサンスダムの建設」はこの後の話です。これらの課題の解決のために建設されたのですね。

つまり、こういった文脈になりますよね。

「エチオピアでは乾季の水資源の確保が困難である。そのため、経済規模は小さいものの国際的な支援など得て、近年ルネサンスダムを建設し、周辺での灌漑農業に利用している。」

こういった内容ならばルネサンスダムに言及できたとは思います。しかし、今回の問題ではこれについて言及する必要はありませんでした。

>(4)食料自給率の低い国では穀物や畜産物を輸入している。穀物や家畜を育てる際の水を輸入国が間接的に利用しているという考え方。

いいですね。シンプルにまとめられていますよ。合格圏です。

>B
(2)近年急激に経済発展を進めている両国は、大気汚染をもたらす石炭を多量に使用しているが、環境対策が十分でない。

こちらもいいですね。「石炭の消費が増えた」こと、「環境対策が十分でない」ことの2トピックが説明されています。

>今週もよろしくお願いします。

A(4)やB(2)のようにシンプルな説明に特化した文章はとても良かったと思いますよ。あえて難しい内容には触れず、簡単に自分が確実に知っている内容のみを確実に言い切る姿勢を大切にしてくださいね。

  • 2022.07.05 22:12
  • たつじん

A
(2)回帰線付近で乾燥しているが、外来河川のナイル川が流れ込む。
(3)一定の降水量はあるが、乾季の水資源確保が困難であった。ナイル川上流にルネサンスダムを建設し、雨季に貯水を試みている。
(4)食料自給率の低い国では穀物や畜産物を輸入している。穀物や家畜を育てる際の水を輸入国が間接的に利用しているという考え方。
B
(2)近年急激に経済発展を進めている両国は、大気汚染をもたらす石炭を多量に使用しているが、環境対策が十分でない。

今週もよろしくお願いします。

  • 2022.07.02 11:10
  • せとゆいか

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