ブログ

2022.08.19

1123

 フォーム1121に「お題」を出します(8/19)。翌日の朝5時以降、その問題の「解答」をこちらに投稿してください(夜は21時までを厳守してください)。1つのフォームにつき、1人の投稿までです。フォームは1122から1140まで用意してありますので、定員は19名ということになります。必ず「お名前」の欄に自分の名前(ペンネーム)を入れ投稿してください、そのネームについては年間を通じて同じものを使用してください。翌週末までに添削回答いたします。ただし、投稿資格は「2023年の入試において地理の論述試験を必要とする者」です。共通テストのみの受験生の方は原則として参加は見送っていただいた方がいいかと思います。

 

コメント

では添削いたします。

>必修
>(1)
用材や薪炭材への利用、過度な焼畑農業によって熱帯雨林が減少し、それに伴う表土の流出により生態系の破壊が起きている。

なるほど、いいですね。本問は書くべき内容に比べ、字数制限が短いという難点があったのですが、それをうまくクリアしています。内容の濃い文章になっています。

>(2)
小麦栽培に適した肥沃な黒土地帯が分布しており、資本集約度が高く労働生産性の高い小麦の企業的な大規模栽培が行われている。

どこかに「ステップ」という気候区あるいは植生を表す言葉も欲しかったのですけどね。ステップであることが腐植が形成される要因ですよね。非常に重要なキーワードだったと思いますよ。

ステップ=腐植=小麦栽培

こういった論理のつながりが意識できたはずです。

「資本集約度が高く」も悪くないのですが、あまり一般的な言い方ではないような。「大資本を投下し」「機械化が進み」程度の表現で良かったと思いますよ。

他はとてもよく書けている解答です。もちろん合格圏です。

>(3)
元々砂漠地帯ではなかったが、気候変動による降水量の減少、過度な農耕、過放牧によって土地の砂漠化が進んでいる。

「元々砂漠地帯ではなかった」のは当たり前の話ですよね?砂漠ではないから、砂漠「化」になるのですから。字数的にもったいなかったと思います。

気候変動による降水量の減少などの自然的要因、過度な農耕、過放牧、過伐採、塩害などの人為的要因によって砂漠化が進行。

無駄な部分を削ぎ落として、このような形が可能だったと思います。


>オプション

>(2)
外来河川であるナイル川の水を灌漑に利用しているため。

いいですね。「外来河川」「ナイル川」がキーワードですね。

>(3)
フランスの主要の作物は畑作作物でありあまり水を必要としないが、日本の主要作物は大量の水を必要とする米であるため。

こちらもいいですね。ただ、フランスで「畑作」という言葉を使っているのですから、日本については「水田」という言葉を使っても良かったのでは。

フランスが「畑・小麦」ならば、日本は「水田・米」ですよね。

>(4)
地中に染み込んだ水は地中の塩分を溶かしながら上昇して蒸発するため、塩分が地上に残り過剰灌漑による塩害が発生している。

いいですね、合格圏の解答だと思います。

次回も期待しています。

  • 2022.08.26 18:10
  • たつじん

では添削いたします。

>2005 第1問
>A(1)
薪炭材、焼畑農業の草木灰として利用。過伐採による土壌流出や再生能力を超えた焼畑による生物多様性の喪失が問題。

いいですね。利用と問題が明確に言い切られています。内容も十分です。

>(2)黒色の厚い腐植層を持ち、大型機械による粗放的経営で労働生産性の高い、小麦の企業的穀物農業が行われている。

こちらもいいですね。「ステップ」という気候帯や植生を示す言葉が一つあったらさらに良かったと思いますよ。

>(3)気候変動による「降水量」の減少と蒸発量の増加や、過度の「農耕」と過放牧、過灌漑による塩害により砂漠化が進んでいる。

こちらもいいですね。「自然的要因」、「人為的要因」という言葉を使って、それぞれの要因を区分できたらさらに良かったかなと思いますよ。

>B(2)流量の豊かな外来河川であるナイル川から取水できる為。

いいですね。字数に余裕がありますので「流量の豊かな」という言葉を加えた点もとてもいいと思います。

>(3)フランスは小麦など少量の水で行える畑作中心であるが、日本は稲作中心であり、大量の水を必要とする水田が多い為。

とてもいい解答ですね。「小麦・米」「畑・水田」と対比的に説明されています。

>(4)大規模な灌漑により、地表面に塩類が集積し土壌が劣化したり、過剰取水により地下水が枯渇している。

「大規模な灌漑」が真っ先に説明されている点がとてもいいと思いますよ。とてもわかりやすい解答です。

>下線がひけなかったので「」を付けています。

お心遣いありがとうございます。とてもわかりやすかったですよ。

  • 2022.08.26 18:09
  • たつじん

では添削いたします。

>必修
>(1)
用材や薪炭材への利用、過度な焼畑農業によって熱帯雨林が減少し、それに伴う表土の流出により生態系の破壊が起きている。

なるほど、いいですね。本問は書くべき内容に比べ、字数制限が短いという難点があったのですが、それをうまくクリアしています。内容の濃い文章になっています。

>(2)
小麦栽培に適した肥沃な黒土地帯が分布しており、資本集約度が高く労働生産性の高い小麦の企業的な大規模栽培が行われている。

どこかに「ステップ」という気候区あるいは植生を表す言葉も欲しかったのですけどね。ステップであることが腐植が形成される要因ですよね。非常に重要なキーワードだったと思いますよ。

ステップ=腐植=小麦栽培

こういった論理のつながりが意識できたはずです。

「資本集約度が高く」も悪くないのですが、あまり一般的な言い方ではないような。「大資本を投下し」「機械化が進み」程度の表現で良かったと思いますよ。

他はとてもよく書けている解答です。もちろん合格圏です。

>(3)
元々砂漠地帯ではなかったが、気候変動による降水量の減少、過度な農耕、過放牧によって土地の砂漠化が進んでいる。

「元々砂漠地帯ではなかった」のは当たり前の話ですよね?砂漠ではないから、砂漠「化」になるのですから。字数的にもったいなかったと思います。

気候変動による降水量の減少などの自然的要因、過度な農耕、過放牧、過伐採、塩害などの人為的要因によって砂漠化が進行。

無駄な部分を削ぎ落として、このような形が可能だったと思います。


>オプション

>(2)
外来河川であるナイル川の水を灌漑に利用しているため。

いいですね。「外来河川」「ナイル川」がキーワードですね。

>(3)
フランスの主要の作物は畑作作物でありあまり水を必要としないが、日本の主要作物は大量の水を必要とする米であるため。

こちらもいいですね。ただ、フランスで「畑作」という言葉を使っているのですから、日本については「水田」という言葉を使っても良かったのでは。

フランスが「畑・小麦」ならば、日本は「水田・米」ですよね。

>(4)
地中に染み込んだ水は地中の塩分を溶かしながら上昇して蒸発するため、塩分が地上に残り過剰灌漑による塩害が発生している。

いいですね、合格圏の解答だと思います。

次回も期待しています。

  • 2022.08.26 17:25
  • たつじん

必修
(1)
用材や薪炭材への利用、過度な焼畑農業によって熱帯雨林が減少し、それに伴う表土の流出により生態系の破壊が起きている。
(2)
小麦栽培に適した肥沃な黒土地帯が分布しており、資本集約度が高く労働生産性の高い小麦の企業的な大規模栽培が行われている。
(3)
元々砂漠地帯ではなかったが、気候変動による降水量の減少、過度な農耕、過放牧によって土地の砂漠化が進んでいる。


オプション

(2)
外来河川であるナイル川の水を灌漑に利用しているため。
(3)
フランスの主要の作物は畑作作物でありあまり水を必要としないが、日本の主要作物は大量の水を必要とする米であるため。
(4)
地中に染み込んだ水は地中の塩分を溶かしながら上昇して蒸発するため、塩分が地上に残り過剰灌漑による塩害が発生している。

  • 2022.08.21 16:53
  • こん

コメントフォーム

カレンダー

«8月»
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    

ブログ内検索

フィード

スタディサプリスタディサプリ/たつじん地理

検索

ページの先頭へ