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2024.12.27

1901

 2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第43回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。

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ドゥーチェさんこんにちは。では添削いたします。

>‘23 第3問

>設問A
>(2)
尾根線に沿って針葉樹林が、(13字)
また、谷線に沿って荒地がみられる。(17字)

いいですね。尾根線と谷線というように対象させて記述している点がとてもいいと思います。
「土地被覆」なので「荒地」も可能です。土地利用といえば荒地ではいけないんですけどね。

>(3)
集中豪雨により土石流発生。(13字)
谷の植生を奪いながら住宅地へ流下し住宅が被災。荒地化による谷での土砂災害危険性増大を受け(44字)
砂防ダム建設。新たな土石流による住宅地への被害最小化が目指された。(33字)

よく工夫された回答ですね。合格圏です。「危険性増大」や「被害最小化」はとてもうまい表現に思います。「砂防ダム」は頻出の話題ですので、用語の意味や使い方を教科書などで確認しておきましょう。

>(4)
都市化に伴う人口増で住宅需要も増加。(18字)
中心地は災害低リスクも住宅飽和。(16字)
駅近で交通至便かつ地価も安い郊外山麓まで居住域拡大。(26字)

なるほど、「中心地」と「郊外山麓」を対比しているのですね。問題の意図をよく掴んでいると思います。合格圏です。

>設問B
(2)
降雪の多い前者は事故に繋がる屋根からの落雪防止や除雪負担軽減。(31字)
台風襲来の多い後者は強風による屋根瓦飛散など家屋被害軽減。(29字)

とてもいいですね。シンプルに「落雪防止」、「屋根瓦の飛散を防ぐ」だけでも答えになったのですが、そこからいかに就職後を加え、デコレーションしていくかがポイントになりますね。シンプルに書き切るのではなく、言葉を「飾る」ことを意識しましょうね。

>(3)
地方からの人口集中で大都市圏では地価高騰・住宅不足。(26字)
非木造高層集合住宅建設で限られた土地を有効活用。耐震耐火性にも富む。(34字)

こちらもいいですね。「人口集中」→「住宅不足」→「高層化」という因果関係をいかに見つけるかということです。答え自体は簡単なのですが、そこに「理由」と「結果」のつながりを発見してください。因果関係を見出す科目が地理なのです。

>(4)
単身世帯化や少子化で世帯規模縮小、住宅需要増。特に大都市圏で住宅数増加。(36字)
若年層流出や高齢化の進む地方圏では高齢者の単身世帯増加。住人の死亡・介護施設入居で空き家増加も転入者は少数。(54字)

とてもいいですね。限られた字数の中で十分以上の内容が詰め込まれています。こちらも因果関係が明瞭になっていますね。

>【感想】
B⑷…地方圏について、旺文社の「入院/介護施設の利用増加」とはここでは「介護施設への入居」ではないかと思いました。高齢者住人の死去により空き家化するということは、その住宅は「高齢者の単身世帯」だったということになるので、そのようなニュアンスも答案に含めてみました。(また、空き家と転入者のミスマッチにより、空き家が減らないことにも言及しておきました。)

確かにその通りですよね。単なる「利用」ではあくまで居住しているのは自分の家であり、住所もそこに置かれているはずです。空き家ではありません。完全に自宅を引き払ってこそ空き家となるわけですよね。

さらに言えば、ドゥーチェさんが指摘するように、介護施設の入居で空き家となるならば、そもそも当人が一人暮らしをしていることが前提になりますよね。

そういった点まで留意し、ニュアンスを大切にして文章を組み上げることはとても大切ですね。

  • 2025.02.12 15:18
  • たつじん

‘23 第3問

設問A
(2)
尾根線に沿って針葉樹林が、(13字)
また、谷線に沿って荒地がみられる。(17字)

(3)
集中豪雨により土石流発生。(13字)
谷の植生を奪いながら住宅地へ流下し住宅が被災。荒地化による谷での土砂災害危険性増大を受け(44字)
砂防ダム建設。新たな土石流による住宅地への被害最小化が目指された。(33字)

(4)
都市化に伴う人口増で住宅需要も増加。(18字)
中心地は災害低リスクも住宅飽和。(16字)
駅近で交通至便かつ地価も安い郊外山麓まで居住域拡大。(26字)

設問B
(2)
降雪の多い前者は事故に繋がる屋根からの落雪防止や除雪負担軽減。(31字)
台風襲来の多い後者は強風による屋根瓦飛散など家屋被害軽減。(29字)

(3)
地方からの人口集中で大都市圏では地価高騰・住宅不足。(26字)
非木造高層集合住宅建設で限られた土地を有効活用。耐震耐火性にも富む。(34字)

(4)
単身世帯化や少子化で世帯規模縮小、住宅需要増。特に大都市圏で住宅数増加。(36字)
若年層流出や高齢化の進む地方圏では高齢者の単身世帯増加。住人の死亡・介護施設入居で空き家増加も転入者は少数。(54字)

【感想】
B⑷…地方圏について、旺文社の「入院/介護施設の利用増加」とはここでは「介護施設への入居」ではないかと思いました。高齢者住人の死去により空き家化するということは、その住宅は「高齢者の単身世帯」だったということになるので、そのようなニュアンスも答案に含めてみました。(また、空き家と転入者のミスマッチにより、空き家が減らないことにも言及しておきました。)

今週もよろしくお願いいたします。

  • 2025.01.01 09:29
  • ドゥーチェ

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