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2024.12.27
1904
2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第43回の分をこちらに投稿してください。
コメント
ハッピーさんこんにちは。では添削いたします。
>2023 3
A
(2)谷に荒地、尾根や山腹に針葉樹林が見られる。
いいですね。この問題のポイントは「土地被覆」なんですよね。土地被覆ならば「荒地」と答えることも可能です。ただし、荒地は「利用」ではないので、土地利用と問われたら荒地を答えてはいけないのですね。こういった微細な点にも注意しましょうね。
「谷」と「尾根」を対比している点もとてもいいです。東大の問題はこういった2つの事例を対照させるものが多いですよね。「山腹」に注目している点も好ましいです。;
>(3)集中豪雨により谷に沿って土石流が発生で、住宅地の被災し、植生が失われ谷が荒地となった。新たな土石流を防ぎ、人的、経済的損害を抑えるために砂防ダムが建設された。
なるほど、よく工夫された回答です。かなり高いレベルに思いますよ。
最初の文では「時系列」が意識されていますね。「集中豪雨」→「土石流」→「被災・植生が失われる」という時間的流れに沿って記述されています。時系列に沿って書くのは基本ですので常に意識しましょう。
後半もうまいですね。「経済的損害」という表現が気に入りました。できるだけ多くの内容を詰め込み、密度の高い回答を心がけていることがわかります。
「砂防ダム」は頻出の話題ですので、教科書などでも意味を確認しておきましょう。
>(4)都市化の進展で宅地や商業用地が必要となったが、被災リスクの小さい場所は既に開発されていたこと。(47字)
ここはもうちょっと欲しかったかな。字数にもまだ余裕があります。60字制限ですので2つのトピックを意識してほしいのですよ。
こういった問題のコツは「マスト」と「キャン」です。「マスト=どうしてそのようにしないといけなかったのか」と「キャン=なぜそのようなことができたのか」なのです。ハッピーさんの回答は「マスト」だけなのですよ。
都市化の進展で都心部の開発が飽和したことがマスト要因ですよね。キャン要因としては「鉄道の駅に近く交通の利便性が高い」ことです。「傾斜地で災害リスクは高いが交通の利便性の高い場所にも宅地が拡大した」ことも2つ目のトピックとして付け加えて欲しかったところです。
東大の問題は「二面性」がコツであるのはハッピーさんも理解していると思います。一つの事象について表と裏の両面から考え、それぞれについて別個に分析してみましょう。
次回も期待しています。
- 2025.02.11 15:31
- たつじん
2023 3
A
(2)谷に荒地、尾根や山腹に針葉樹林が見られる。
(3)集中豪雨により谷に沿って土石流が発生で、住宅地の被災し、植生が失われ谷が荒地となった。新たな土石流を防ぎ、人的、経済的損害を抑えるために砂防ダムが建設された。
(4)都市化の進展で宅地や商業用地が必要となったが、被災リスクの小さい場所は既に開発されていたこと。
よろしくお願いします。
- 2024.12.31 23:01
- ハッピーフルーツ
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