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2025.02.07
1926
2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第48回の分をこちらに投稿してください。
コメント
ドゥーチェさんこんにちは。では添削いたします。
>‘20 第1問
>設問A
(1)
X山地は低くなだらか。(11字)
Y山地は内的営力で隆起したため高く、夏季の多雨など外的営力による侵食で深い谷が刻まれるため険しい。(49字)
いいですね。「外的営力」を引き起こす直接的なものとして「河川」を書き加えておくとさらにわかりやすかったと思いますよ。
>(2)
火山フロントに位置し火山活動が活発。隆起や褶曲で(24字)
標高が高い。(6字)
こちらも問題ありません。「火山フロント」が重要なキーワードでした。
>(3)
戦後の食糧不足改善のため(12字)
湖沼の干拓による農地造成で米穀増産。(18字)
こちらもいいですね。「食糧不足改善」も適切な表現です。
>(4)
cは石狩川の堆積作用による水利の良い沖積平野で稲作。(26字)
dは水利の悪い火山灰質の台地で小麦・馬鈴薯・大豆など畑作の他、酪農。(34字)
2つの文が対照的に記述されており、わかりやすいですね。本問は日本地理の知識が必要な難問だったとは思います。
>設問B
(1)
外帯に属すため急峻な山地が通り山がち。(19字)
河川が小規模で沖積低地も狭小なため(17字)
可住地となり得る平地は海際に限定され人口が集中。(24字)
なるほど、2つの要因を挙げ、それを最後の1文で締めくくっているという形ですね。「山地が多い」こと、「平野が少ない」ことについてそれぞれ理由を挙げて説明している点がとてもいいですね。
>(2)
夏の南東季節風による地形性降雨で多雨だが人口が少なく水が余る高知から(34字)
季節風が南北の山地に遮られ少雨だが人口が多く工業化が進み稲作も盛んで生活・工業・農業用水が不足する香川へ(52字)
水供給。(4字)
こちらも理由を加えている点がとてもいいと思います。とくに太平洋側で雨が多いことについて「季節風」に触れることは必須だったと思います。限られた字数ではありますが、常に「事象」について「理由」をくっつける意識を持っておきましょうね。
>(3)
大市場・東京に近く輸送費が安い平地の茨城は旬の春・秋に出荷。(30字)
冷涼な高地の長野は抑制栽培が行われ端境期の夏に高価格で出荷。(30字)
こちらもうまくまとめています。とてもいいと思いますよ。やはり字数が厳しい点は他の問題と変わりませんので、構成力が重要となります。そのなかで「安い」と「高い」、「旬」と「端境期」など対比的な表現を使っている点がいいですね。
>【感想】
B⑵…初見では全く分からず、そんなわけないと思いつつ「カツオなど海産物。」と書いてしまいました。「水」は(過去問で頻出にも関わらず)盲点でした。
暮らしに関する問題(今回は食ですね)は近年多くの大学で頻出の話題となっていると思います(共通テストも含む)。バーチャルウォーターについて知識を深めておきましょう。
残る日々はわずかですが、とりあえず教科書に出てくる言葉について整理しておくといいと思いますよ。マイクロプラスチックやバーチャルうウォーターなど暮らしと環境に関する話題は今後もさらに重要性を増しそうです。
- 2025.02.18 11:36
- たつじん
‘20 第1問
設問A
(1)
X山地は低くなだらか。(11字)
Y山地は内的営力で隆起したため高く、夏季の多雨など外的営力による侵食で深い谷が刻まれるため険しい。(49字)
(2)
火山フロントに位置し火山活動が活発。隆起や褶曲で(24字)
標高が高い。(6字)
(3)
戦後の食糧不足改善のため(12字)
湖沼の干拓による農地造成で米穀増産。(18字)
(4)
cは石狩川の堆積作用による水利の良い沖積平野で稲作。(26字)
dは水利の悪い火山灰質の台地で小麦・馬鈴薯・大豆など畑作の他、酪農。(34字)
設問B
(1)
外帯に属すため急峻な山地が通り山がち。(19字)
河川が小規模で沖積低地も狭小なため(17字)
可住地となり得る平地は海際に限定され人口が集中。(24字)
(2)
夏の南東季節風による地形性降雨で多雨だが人口が少なく水が余る高知から(34字)
季節風が南北の山地に遮られ少雨だが人口が多く工業化が進み稲作も盛んで生活・工業・農業用水が不足する香川へ(52字)
水供給。(4字)
(3)
大市場・東京に近く輸送費が安い平地の茨城は旬の春・秋に出荷。(30字)
冷涼な高地の長野は抑制栽培が行われ端境期の夏に高価格で出荷。(30字)
【感想】
B⑵…初見では全く分からず、そんなわけないと思いつつ「カツオなど海産物。」と書いてしまいました。「水」は(過去問で頻出にも関わらず)盲点でした。
今週もよろしくお願いいたします。
- 2025.02.13 20:58
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