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2025.05.22
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2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第9回の分をこちらに投稿してください。
コメント
アボさんこんにちは。問題ごとにしっかり考察ができていてとても良い姿勢だと思いますよ。
出生率のような「割合」については「増加・減少」ではなく「上昇・低下」や「高い・低い」という言葉を用いた方がいいですね。こうしたちょっとしたところに気を遣えるかどうかで案外と差がついたりしているんですよね。
出生率は人口当たりの新生児の数であり、合計特殊出生率は15歳から49歳までのそれぞれの年齢の女性の数を分母とした新生児の割合を合計したものであり、両者が全く異なることを認識してくださいね。統計に関する意識を高めることでより内容の深い分析ができるはずですよ。
「矛盾した事象」という視点も鋭いですね。一般の人ならば気づかず読み流してしまうところについてアボさんは問題視し、自分なりの思考を加えている点がとてもいいと思いますよ。二律背反のパラドックスを地理的事象の中から探し出し理由づけすることはたしかに地理論述問題の肝なのかも知れませんね。
B(3)の文章はとても上手だと思いますよ。そもそも上手い文章を書くことは求められていないのですから、要は「伝わる」文章をつくってくださいね。自由作文ではなく報告書を書くイメージで。
次回も期待しています。
- 2025.06.01 08:58
- たつじん
2011年 第3問
A
(1)太平洋戦争後に兵士の帰還や社会不安の解消で出生率が増加した。その世代が出産適齢期になり、再び出生数が増大した。
(2)医療や福祉制度の発展で死亡率が低下し、平均寿命が伸びた。
(3)いずれも大都市圏に属し、雇用機会が多く、多くの若年層が流入して出生率が高くなる。高齢者割合が低く、死亡率が低い。
B
(1)a−金融・保険業 b−サービス業 c−製造業 d−農業
(2)交通の要所で雇用機会が多く、各地方の中心都市を有する。
(3)A群はバブル経済による工場の海外移転で産業の空洞化が起こり、雇用機会が減少。自然環境が豊かなB群は高年齢層が農業に従事したり、安価な土地に移転した生産拠点へ若年層が流入した。
(1)は出生率は減少しているものの、出生数が増加しているという点やその原因を示す必要性などで0点解答は少なくても差が付きやすい問題であったと感じました。今回は一見矛盾した事象に関する問題が多く、出題者の意図をしっかりと理解していかに自分の知識の範囲内に持っていけるかが重要だと思いました。Bの(3)は文章が拙くなってしまいましたが、内容面に拘って色々詰め込みました。今週もよろしくお願いします。
- 2025.05.29 18:45
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