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2025.05.29

2081

 2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第10回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。
なお私はコメント数が奇数か偶数かで未回答・回答済みを確認しています。みなさんの投稿が終わった段階でコメント数が奇数になるようにしてください。基本的には1つの投稿だけになると思いますのでコメント数は「1」になるはずです。万が一、投稿を2回してしまった場合には(その場合にはコメント数は「2」となりますが)空コメントを一つ投稿し「3」としておいてください。「2」のままだと「回答済み」と勘違いしてしまうことになります。お手数ですがご注意くださいませ。

コメント

アボさんこんにちは。では添削いたします。

>2010 第3問
C
(2)三大工業地帯を中心に工業地域が発展した。経済が発展して地方から人口が大量に流入し、メガロポリスが形成された。

いいですね。動画の内容が十分に反映されています。「工業化」→「経済発展」→「人口流入」という流れがしっかり見えています。

>(3)日本は三大都市圏に人口の大半が集中し、近年では東京を中心とする首都圏への都市機能の中央集権化が顕著である。ドイツは連邦制によって各州の中心都市に都市機能が分散している。

全体としてよく書けています。「人口の大半」はちょっと極端かも知れませんが、とくに減点ポイントにはならないでしょう(おそらく6割程度かと思います)。日本とドイツの事例について「中央集権」と「分散」という言葉で表現されています。適切ですね。

>B
(1)交通が発達しており、労働人口が多い。機械工業や自動車産業が発達する大規模な工業地帯があり、完成品や部品を輸出する。

後半の文が効いていますね。良い回答だと思います。

>(2)イ周辺は石油化学工業や鉄鋼業が発達しており、原油や天然ガス、鉄鉱石を多く輸入している。エ周辺はパルプ工業や牧畜業が発達し、木材チップや動植物性飼肥料を多く輸入している。


>Bの(2)は90字になかなか到達しなかったので、青本の解答を参考にして牧畜業の要素を組み込みましたが、問題無いでしょうか?

なるほど、よく考えられていますね。日本地理は単なる知識が問われるケースが多く(そのため小学校地理(中学受験)や中学地理をしっかり復習しておきましょうね)、自分なりのオリジナリティのある回答をつくってもとくに問題ありません。おそれく減点対照にはならないと思います。

ただ、苫小牧市は北海道の南西部にあり牧畜業が盛んな地域ではありませんよね。酪農や家畜飼育が盛んなのは東部の十勝から根釧にかけての地域です(パイロットファームや新酪農村などについても調べておきましょう)。日本地理を勉強するとわかるのですが、苫小牧は砂浜海岸を掘削した掘り込み式の人工港が設けられるなど、石油工業が集まっているところなのです(これは共通テストでも登場している話題です)。ですので、「石油」の輸入が多いことが特徴になるのであって、飼料については強調するべき事例でもないかと思いますよ。

青本はもちろん参考にしてほしいのですが、どうもあの本を書かれた先生(個人ではなく駿台のいろいろな先生がたかも知れませんが)はどうも問題研究が不足しているように思ってしまうのです。私は「間違った解答例」として青本を捉えていますし、その意味では十分に利用価値はあるかと思います。

とはいえ、先にも言ったように日本地理は知識が問われますし、過分な(そしてそれが誤りであったとしても)知識を書くこと自体は減点要素にはならないと思うのです。東大論述は、「思考力が問われる問題(系統地理、図表からの解析)」と「知識が問われる問題(日本地理)」の2タイプがあります。気持ちを切り替えてそれぞれの問題に相対することが大切ですし、後者については自分の知っている限りのことを書き尽くすことも良いことだと思います。

>解答字数が多い時に解答要素が十分に考案できず、しょうもない内容を長々と書いてしまうことがあるので、内容の濃いものにするために様々な視点から解答を作成できるようにしていきたいです。

基本的に東大論述は字数が足りないことが多くなるのですが、それは意外ですね。ちょっとアプローチや意識を変えてみるといいかも知れませんね。できるだけ動画の内容をそのまま書き写してみましょう。さらに良かったらたつじんオープン添削内の他のかたの答えも参考にしてみてください。アボさんをはじめとする「文章力が高い」、「地理の知識が豊富」な人が実は苦しんでしまう背景には「独自性」にこだわってしまうことがあります。地理論述は「小論文」や「エッセイ」ではなく、単なる「報告書」です。(ちょっと極端な言い方になりますが)個性は要らないのです。主観を廃し、客観的な情報のみを文章化してください。理想を言えば「機械が書いた」ような文章にして欲しいんですよね。ちょっと意識を変えてみると「何を書くべきか」が明確になり、文字数に適した内容が書きやすくなるかと思いますよ。仰せのような「さまざまな視点」はまさにその通りかと思います。主観にこだわるのではなく、俯瞰的に広い視点で客観的に文章を展開してみてください。次回も期待していますよ。

  • 2025.06.25 14:32
  • たつじん

2010 第3問
C
(2)三大工業地帯を中心に工業地域が発展した。経済が発展して地方から人口が大量に流入し、メガロポリスが形成された。
(3)日本は三大都市圏に人口の大半が集中し、近年では東京を中心とする首都圏への都市機能の中央集権化が顕著である。ドイツは連邦制によって各州の中心都市に都市機能が分散している。
B
(1)交通が発達しており、労働人口が多い。機械工業や自動車産業が発達する大規模な工業地帯があり、完成品や部品を輸出する。
(2)イ周辺は石油化学工業や鉄鋼業が発達しており、原油や天然ガス、鉄鉱石を多く輸入している。エ周辺はパルプ工業や牧畜業が発達し、木材チップや動植物性飼肥料を多く輸入している。


Bの(2)は90字になかなか到達しなかったので、青本の解答を参考にして牧畜業の要素を組み込みましたが、問題無いでしょうか?解答字数が多い時に解答要素が十分に考案できず、しょうもない内容を長々と書いてしまうことがあるので、内容の濃いものにするために様々な視点から解答を作成できるようにしていきたいです。今週もよろしくお願いします。

  • 2025.06.05 20:34
  • アボガド浪

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