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2025.12.19
2449
2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第39回の分をこちらに投稿してください。
コメント
とうまつさんこんにちは。では添削いたします。
>15-3
A
(2)Aは公害の悪化や地価の高騰により工場が地方へ移転した。労働者が流出した。Cは居住環境の悪化や地価の高騰により人口が郊外へ流出した。
>A
(2)公害問題に加えて、高速道路が整備された地方(郊外)が工場を誘致したという北関東の例があるので入れてみました。
なるほど、そういった意図がはっきり感じられます。「地価の高騰」が2つの文で使われていますが、とくに問題なかったと思います。「労働者の流出」としっかりと言い切っている点もわかりやすいですね。
>(3)バブル崩壊で都心の地価が下落し、マンションなどの再開発が進んだ。
>(3)は都心回帰の典型問題ですね。
いいですね。「バブル崩壊→地価の下落→家賃が下がる・再開発による集合住宅の建設が容易に→人口の流入」という流れは因果関係がはっきりしており、今後も狙われそうなネタです。
>B
(2)市区町村合併により自治体数が減少した。
>B(2)平成の大合併は知っていましたが昭和のは初めて聞きました。合併し過ぎても住民が不便ですし、大して地方の財政健全化に繋がっていないそうです。人が住んでいる以上最低限のサービス(インフラなど)を提供しなければならないので難しいですね。将来田舎に誰もいなくなれば勝手に解決する問題ですが。
いえいえ、私も昭和の大合併は知りませんでした。昭和は期間が長いので、さまざまな時期にそれぞれの地域で合併が進んだというニュアンスなのではないでしょうか。私も確認してみないといけませんね。
シンプルに考えれば合併によって「節約」することは可能で(例えばそれまで2人いた市長が1人になるのですから、その分の給料は減りますよね)財政再建に結びつくように思えるのですが、実際にはそうはいかないですよね。
A市とB市が合併することで、例えば都市機能が旧A市側にのみ集まれば、旧B市側の人にとっては不便なことが増えます。
>人が住んでいる以上最低限のサービス(インフラなど)を提供しなければならないので難しいですね。
これは本当に悩ましい問題です。例えば能登の復興が進まないことについて、それを正当化する意見も聞かれましたが、その理由こそまさにそういった「地方の切り捨て」により財政の健全化だったりしますよね。ただ、一方で青森市のコンパクトシティ構想が頓挫するなど、利便性の高いところに農村の住民を転居させるだけでは解決しない問題も多いと思います。私はコンパクトシティ化には興味があったのですが、むしろ最近はリモートによる在宅勤務が増える傾向にあり、人々にとって「移動」することが絶対的に必要ではなくなりました。農村へのサテライトオフィスの誘致などは十分に行われてもいいのではないかとも思っています。
>C
(1)大阪市は名古屋市より都市圏が大きく、中枢管理機能の集積度が高い。居住に向いた土地が少ない。通勤可能な郊外で住宅地開発がなされている。
本問は何を書けばいいかはわかるのですが、それを巧みに字数内に収めることが難しいものだったと思います。「都市圏」が最大のキーワードですね、要するに大阪大都市圏の方が名古屋大都市圏より大きいことに言及できれば十分だったのです。合格圏の解答です。
>C
(1)大阪市の面積が思っていたより小さくて驚きました(区が24もあるのに一つ一つが小さい)。大阪市にはキタとミナミという二大繁華街があり、その間にオフィスが乱立し、さらに臨海の西部には大規模工場が多いですよね。中心部は地価が高く、住宅地以外の割合が高いので居住に適する場所が少ないのかなと感じました。自分は大阪の某ベッドタウンに住んでいるのですが静かで便利で住みやすいです。大阪市内でも静かに暮らせるところはあるんでしょうか。
とうまつさんは大阪に住んでいたのですね。私こそ大阪市内の、まさに臨海の西部に住んでいます(笑)私の住んでいるところは町工場が多いですよ。もっと海の近くにはとうまつさんが仰るように石油を利用した化学工場が多いです(ユニバや大正など)。
>大阪市内でも静かに暮らせるところはあるんでしょうか。
いや、ないですね(笑)私も休日に遊びに行くなら間違いなく郊外です。緑が多く伸びやかです。こういったところに住みたいなとは思いますよ。東京特別区部では積極的な再開発がなされ、都心部であっても(とくにウォーターフロントなど)緑地が整備され快適な居住環境がみられるところがあります。大阪市はまだまだその段階に達していませんね。東京都心部も住んでみたいエリアです(家賃が高そうですが。。。)。
>(2)中心部の地価が高騰したバブル期や人口が増加した高度成長期に、中心部へ通勤可能な距離帯で地価の安い郊外での宅地開発が進んだ。バブル崩壊後は地価が下落した影響で、現在は主な入居者の団塊世代が高齢化し若い家族と暮らす目的で、それぞれ中心部へ移住。
(2)1文目が長くなってしまいました。「距離帯」がとても使いにくかったです。2文目はバブル崩壊後と現在では移住の意味合いが違うと思い、分けて書いたところ、長く分かりにくくなってしまいました。「通勤者」に注目すると、2015年はちょうど団塊の世代の定年時期と重なるので2015年にこの試験を受けるのならこれを入れなければいけないですね。2026年の入試なら一人暮らしする高齢者を子供が心配して(または高齢者が不便を感じて)子供の家に身を寄せることが多いのでこれも評価されるのかなと思います。
たしかに本問は字数的にかなり厳しい問題でしたよね。2つの時代についての説明を重ねる必要があります。時系列に沿った組み立てが使える問題とは思いますが、それにしてもひとつひとつの内容を十分に説明するためには字数が足りません。とりあえず現在(もしくはちょっとだけ昔)のベッドタウンで何が生じるかは理解しておきましょう。東大頻出のネタですよね。
- 2026.01.04 17:09
- たつじん
’15-3
A
(2)Aは公害の悪化や地価の高騰により工場が地方へ移転した。労働者が流出した。Cは居住環境の悪化や地価の高騰により人口が郊外へ流出した。
(3)バブル崩壊で都心の地価が下落し、マンションなどの再開発が進んだ。
B
(2)市区町村合併により自治体数が減少した。
C
(1)大阪市は名古屋市より都市圏が大きく、中枢管理機能の集積度が高い。居住に向いた土地が少ない。通勤可能な郊外で住宅地開発がなされている。
(2)中心部の地価が高騰したバブル期や人口が増加した高度成長期に、中心部へ通勤可能な距離帯で地価の安い郊外での宅地開発が進んだ。バブル崩壊後は地価が下落した影響で、現在は主な入居者の団塊世代が高齢化し若い家族と暮らす目的で、それぞれ中心部へ移住。
〜感想〜
A
(2)公害問題に加えて、高速道路が整備された地方(郊外)が工場を誘致したという北関東の例があるので入れてみました。
(3)は都心回帰の典型問題ですね。
B
(2)平成の大合併は知っていましたが昭和のは初めて聞きました。合併し過ぎても住民が不便ですし、大して地方の財政健全化に繋がっていないそうです。人が住んでいる以上最低限のサービス(インフラなど)を提供しなければならないので難しいですね。将来田舎に誰もいなくなれば勝手に解決する問題ですが。
C
(1)大阪市の面積が思っていたより小さくて驚きました(区が24もあるのに一つ一つが小さい)。大阪市にはキタとミナミという二大繁華街があり、その間にオフィスが乱立し、さらに臨海の西部には大規模工場が多いですよね。中心部は地価が高く、住宅地以外の割合が高いので居住に適する場所が少ないのかなと感じました。自分は大阪の某ベッドタウンに住んでいるのですが静かで便利で住みやすいです。大阪市内でも静かに暮らせるところはあるんでしょうか。
(2)1文目が長くなってしまいました。「距離帯」がとても使いにくかったです。2文目はバブル崩壊後と現在では移住の意味合いが違うと思い、分けて書いたところ、長く分かりにくくなってしまいました。「通勤者」に注目すると、2015年はちょうど団塊の世代の定年時期と重なるので2015年にこの試験を受けるのならこれを入れなければいけないですね。2026年の入試なら一人暮らしする高齢者を子供が心配して(または高齢者が不便を感じて)子供の家に身を寄せることが多いのでこれも評価されるのかなと思います。
共テが近いですが論述も探究に近い感じで楽しみながら磨いています。
今週もよろしくお願いします。
- 2025.12.22 07:39
- とうまつ
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