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2017.10.07
添削フォーム3
コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。
コメント
peonさんこんにちは。地理のたつじんです(^^)
遅れましたが、添削しました。添削内容は次の添削フォーム(4です)にアップしています。
よかったら、問題ごとに新しい添削フォームを使っていただけますか。私としてもその方が整理がしやすいもので。ぜひともよろしくお願いします(^^)
- 2017.10.23 14:34
- たつじん
たつじん先生、細かくチェックしていただきありがとうございます。反映ができるよう意識していきます。
本日も添削よろしくお願いします。
筑波大学2013年 第1問です。
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犀川の左岸地域、犀川と浅野川に挟まれた地域は河岸段丘を形成し、浅野川の右岸には平地がありさらに東方に丘陵地が広がり急斜面上には森林が広がる。昭和43年では水害を避けるために段丘崖や丘陵地の麓に寺院や神社を含め古くからの集落が立地し、河川沿いの自然堤防上では水はけが良いため果樹園が分布しているが、2つの河川が堀になり段丘面上には北西の城跡や主要道路にも遠見遮断の工夫が設され、高地である事から守りに優れた城下町が広がっているのでその周辺には市街地が広がっている。平成17年になると、宅地開発が進んだ事から川沿いの低地や日当たりの良い丘陵地の斜面上に新興住宅が形成され、段丘面上の市街地も新たに老人ホームや博物館が立地し、居住地もさらに南へと拡大している。また主要道路が各地で拡大され交通の便が良くなっている他、犀川は土砂の堆積によって縮小し荒地が広がっている。
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お忙しい中、いつもありがとうございます。
- 2017.10.16 08:32
- poen
問題のリンクも貼っておきます。
まなぞう様のサイトから引用したものを、私のクラウドに上げています。
https://www.dropbox.com/s/cihci06576duhu0/%E7%AD%91%E6%B3%A2%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%80%80%E5%9C%B0%E7%90%86%E3%80%80%E8%A7%A3%E7%AD%94.pdf?dl=0
- 2017.10.15 12:25
- たつじん
たいへん遅れました。では添削させていただきますね。
まず総論です。全体としてはよく書けていると思いますよ。筑波の場合は、400字という長い文字数であるだけに、(東大や京大などのように)要点をとらえて簡単にまとめるという技術ではなく、とにかく「作文」のように長く文章を書き連ねることが求められています。その点、( )さんの文章は、ボリュームもしっかりあって、十分満足できる答案になっています。なかなかここまでの文章を作れる人はいないと思いますよ。自信を持ってください。
では、上記のことをふまえた上で、細かい指摘をしていきます。よかったら参考にしてください、
>1948年には鉄道の駅付近の福山市に市街地が形成され、向上なども立地しており、
「市街地」も広い意味では土地利用に含まれますので、この記述は適切です。できれば「自然的基盤」と結びつけて書くことができればさらに良かったのですが(例えば「平坦な土地に市街地が広がる」などのように)、それでも現状のままで十分でしょう。
>その他の地域は、低湿な土地である事から、広く水田が立地していた。
これもいいですね。「低湿」という点もいいと思います。土地利用についても「水田」は適切です。なお、厳密にはこれは「乾田」の土地利用記号であるのですが、普通の水田と捉えて全く問題はありません。乾田とは冬になると水を抜く田のことです。この反対語が湿田で、こちらは冬でも水に覆われており、沼田とも呼ばれています。
蛇足ながら、土地利用ですので、「立地していた」より「利用されていた」とした方が適切でしょうか。
>1996年になると、芦田川の土砂の堆積していた草戸が取り除かれ、箕島も土砂の堆積によって川口などの町が分布する陸地とつながった。
なるほど、いいところに目をつけていますね。「土地利用」について書かれているわけではありませんが、とくに構わないでしょう。
>また東部の海や箕島の南東部の海に埋立地が形成される他、
たいへんいいですね!埋立地の読み取りはきちんとできていると思います。
>かつて水田が立地していた場所に道路を舗設し、川岸や海岸に護岸整備を施すことで、地盤の弱い埋立地などを保護し、多くの工場が埋立地に立地し、かつての水田地域もほとんどが洪水などの危険性が小さくなったため移住地に変化し、工場なども立地している。
悪くありませんが、やや文章が長いようです。小論文ではないのですから、文章力が問われることはありません。しかし、やはり読みやすい文章を心がけて欲しいものです。コツは「一つ一つの文章を短くする」ことです。
かつて水田として利用されていた地域は都市化が進んだ。河川改修などにより水害の危険性が低下したため、広く住宅地が開発され、幹線道路も建設された。また、川岸や海岸などの護岸工事が進められ、整備された埋立地には多くの工場が立地している。
>そのため、福山市内にあった工場はそのような場所に移転するという形で存在しなくなり大型の建物や郵便局が代わって多くなり拡大している。
「福山市内」とするより、「福山駅周辺の中心市街地」などのように、より詳しく述べてみましょう。「大型の建物」や「郵便局」などの読み取りは適切です。
>陸地が笛、並みの影響も小さくなった事から複数の橋の建設、船の利用が可能になり交通の便も良くなっている。
こちらもとくに問題ないでしょう。できれば「自然的基盤」や「土地利用」にもっとこだわって書いてほしかったところですが、最初ですからこれで十分及第点です。再トライする際にはこうした点にも注意してくださいね。
なお、「三角州」や「干拓地」、「埋立地」についてはまた機会を見て、説明させていただきます。さらにお待たせしてしまうことになりますが、ご容赦ください。
それよりも、やはり論述問題は「とにかく書いてみる」ことが大切です。とくに筑波については、自由作文のような気持ちでどんどん自分が考えることを書き綴ってください。
次の投稿を楽しみにしています。どんどんチャレンジしてくださいね(^^)
- 2017.10.15 12:23
- たつじん
たいへん遅れました。では添削させていただきますね。
まず総論です。全体としてはよく書けていると思いますよ。筑波の場合は、400字という長い文字数であるだけに、(東大や京大などのように)要点をとらえて簡単にまとめるという技術ではなく、とにかく「作文」のように長く文章を書き連ねることが求められています。その点、poenさんの文章は、ボリュームもしっかりあって、十分満足できる答案になっています。なかなかここまでの文章を作れる人はいないと思いますよ。自信を持ってください。
では、上記のことをふまえた上で、細かい指摘をしていきます。よかったら参考にしてください、
>1948年には鉄道の駅付近の福山市に市街地が形成され、向上なども立地しており、
「市街地」も広い意味では土地利用に含まれますので、この記述は適切です。できれば「自然的基盤」と結びつけて書くことができればさらに良かったのですが(例えば「平坦な土地に市街地が広がる」などのように)、それでも現状のままで十分でしょう。
>その他の地域は、低湿な土地である事から、広く水田が立地していた。
これもいいですね。「低湿」という点もいいと思います。土地利用についても「水田」は適切です。なお、厳密にはこれは「乾田」の土地利用記号であるのですが、普通の水田と捉えて全く問題はありません。乾田とは冬になると水を抜く田のことです。この反対語が湿田で、こちらは冬でも水に覆われており、沼田とも呼ばれています。
蛇足ながら、土地利用ですので、「立地していた」より「利用されていた」とした方が適切でしょうか。
>1996年になると、芦田川の土砂の堆積していた草戸が取り除かれ、箕島も土砂の堆積によって川口などの町が分布する陸地とつながった。
なるほど、いいところに目をつけていますね。「土地利用」について書かれているわけではありませんが、とくに構わないでしょう。
>また東部の海や箕島の南東部の海に埋立地が形成される他、
たいへんいいですね!埋立地の読み取りはきちんとできていると思います。
>かつて水田が立地していた場所に道路を舗設し、川岸や海岸に護岸整備を施すことで、地盤の弱い埋立地などを保護し、多くの工場が埋立地に立地し、かつての水田地域もほとんどが洪水などの危険性が小さくなったため移住地に変化し、工場なども立地している。
悪くありませんが、やや文章が長いようです。小論文ではないのですから、文章力が問われることはありません。しかし、やはり読みやすい文章を心がけて欲しいものです。コツは「一つ一つの文章を短くする」ことです。
かつて水田として利用されていた地域は都市化が進んだ。河川改修などにより水害の危険性が低下したため、広く住宅地が開発され、幹線道路も建設された。また、川岸や海岸などの護岸工事が進められ、整備された埋立地には多くの工場が立地している。
>そのため、福山市内にあった工場はそのような場所に移転するという形で存在しなくなり大型の建物や郵便局が代わって多くなり拡大している。
「福山市内」とするより、「福山駅周辺の中心市街地」などのように、より詳しく述べてみましょう。「大型の建物」や「郵便局」などの読み取りは適切です。
>陸地が笛、並みの影響も小さくなった事から複数の橋の建設、船の利用が可能になり交通の便も良くなっている。
こちらもとくに問題ないでしょう。できれば「自然的基盤」や「土地利用」にもっとこだわって書いてほしかったところですが、最初ですからこれで十分及第点です。再トライする際にはこうした点にも注意してくださいね。
なお、「三角州」や「干拓地」、「埋立地」についてはまた機会を見て、説明させていただきます。さらにお待たせしてしまうことになりますが、ご容赦ください。
それよりも、やはり論述問題は「とにかく書いてみる」ことが大切です。とくに筑波については、自由作文のような気持ちでどんどん自分が考えることを書き綴ってください。
次の投稿を楽しみにしています。どんどんチャレンジしてくださいね(^^)
- 2017.10.15 12:15
- たつじん
添削よろしくお願いします。
筑波大学2014年第1問です。
1948年には鉄道の駅付近の福山市に市街地が形成され、向上なども立地しており、その他の地域は、低湿な土地である事から、広く水田が立地していた。1996年になると、芦田川の土砂の堆積していた草戸が取り除かれ、箕島も土砂の堆積によって川口などの町が分布する陸地とつながった。また東部の海や箕島の南東部の海に埋立地が形成される他、かつて水田が立地していた場所に道路を舗設し、川岸や海岸に護岸整備を施すことで、地盤の弱い埋立地などを保護し、多くの工場が埋立地に立地し、かつての水田地域もほとんどが洪水などの危険性が小さくなったため移住地に変化し、工場なども立地している。そのため、福山市内にあった工場はそのような場所に移転するという形で存在しなくなり大型の建物や郵便局が代わって多くなり拡大している。陸地が笛、並みの影響も小さくなった事から複数の橋の建設、船の利用が可能になり交通の便も良くなっている。
以上です。
また、解答には三角州や、干拓地や、埋立地が区別されて説明されていたのですが、境界の見分け方などが、ありましたらアドバイスを頂きたいです。
- 2017.10.09 00:35
- poen
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