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2020.08.25

投稿フォーム178

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。

コメント

では添削いたします。

>東京大学2001年度第3問設問

>A(1)順に、ドイツ、フランス、オーストラリア、インドネシア

適切です。古いデータですが、経済規模(GNIの大きさ)など考えれば、十分に解答可能だったと思います。素晴らしいです。

>(2)CO2排出量の特に多い石炭の消費量が多いため。

これもいいですね。石炭は燃焼効率が悪く、エネルギー当たりの二酸化炭素排出量が多くなっています。文字数制限が短い(30字)であるので、シンプルに言い切ってしまう形がベストです。

>(3)硫黄酸化物や窒素酸化物の発生に伴い、酸性雨が降り、森林枯死、土壌・地下水・湖沼の酸性化を生む。煤煙による大気汚染も起こる。

こちらもいいですね。石炭の燃焼によって硫黄酸化物が生じ(石炭には不純物として硫黄が含まれている)、自動車の排気ガスに窒素酸化物が含まれる(エンジンでの燃焼によって窒素酸化物が生じる)ことをぜひ知っておいてください。

いずれも酸性雨の原因物質であり、酸性雨が土壌や湖水に蓄積されると、土壌および水域の強酸性化が生じます。森林の立ち枯れや生態系の破壊を招きます。

>B(1)石油危機以降、省エネへの取り組みや代替エネルギー開発を行ったほか、産業構造が変化したから。

適切です。字数を考え、あまり複雑なことは言えません。シンプルに事実を並べるだけの解答で致し方ないでしょう。「省エネ」や「代替エネルギー」はこういった問題の定番ネタですので、うまく使ってみてくださいね。


>(2)環境に比較的害が少なく、パイプラインの使用やLNGへの変換でエネルギー輸送はの効率が良い。また、熱効率が良いから。

いいですね。天然ガスは、液化の際に不純物を取り除くことができることが特徴になります。燃焼効率が良く、つまりエネルギー当たりの二酸化炭素排出量が少ないため、環境に与える負荷が小さくなります。

不純物は主に硫黄ですから、硫黄酸化物の排出も原則としてありません。酸性雨の原因にもなりにくいのですね。環境面の優位性を述べることは適切です。

さらに輸送面にも注目したのは適切です。液化することで体積が小さくなり、専用船での輸送が容易となります。

>(3)製鉄、火力発電

こちらも当然正解です。

本問は、問題を通じて様々な知識が得られるという点において良問と思います。東大の問題にはこのパターンがよく見られますから、さらにいろいろな問題にアタックしていきましょう。

  • 2020.08.28 00:46
  • たつじん

東京大学2001年度第3問設問
A(1)順に、ドイツ、フランス、オーストラリア、インドネシア
(2)CO2排出量の特に多い石炭の消費量が多いため。
(3)硫黄酸化物や窒素酸化物の発生に伴い、酸性雨が降り、森林枯死、土壌・地下水・湖沼の酸性化を生む。煤煙による大気汚染も起こる。
B(1)石油危機以降、省エネへの取り組みや代替エネルギー開発を行ったほか、産業構造が変化したから。
(2)環境に比較的害が少なく、パイプラインの使用やLNGへの変換でエネルギー輸送はの効率が良い。また、熱効率が良いから。
(3)製鉄、火力発電

  • 2020.08.26 12:04
  • 万物は流転する

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