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2021.11.25

588

すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたします。

>2014
>第3問
>設問A
>(2)中小企業が伝統産業を活かす地場産業。精巧なデザインを施してブランド化する。顧客のニーズに合わせた少量多品種生産である。

いいですね。サードイタリーの説明です。最大のキーワードは「中小企業」でしたね。

私も書いて見ました。

「中小企業のネットワークを生かした生産体制。伝統技術が生かされたデザイン性の高い衣類や皮革製品などの生産。」(52字)

こういう感じでしょうか。

>(3)人口が少なく市場が小さいため商工業が不振。結果、教育による高度人材の育成を進め、医療なIT産業等の研究開発に投資した。

なるほど、とても論理性の高い文章です。全体のつじつまが合っていて、採点者を納得させるものがあります。合格圏の解答だと思いますよ。

私も書いてみました。

「経済レベルが高く教育水準も高いため高度人材の育成に優れる。人口が少なくGDPが小さいこともGDPに占める研究開発費が高い要因。」(59字)

「経済レベル」とはすなわち「1人当たりGNI」「1人当たりGDP」のことなのですが、文章のバランスを考えこの言葉を用いています。「教育」と「高度人材」がここで使えますね。

また「人口」というキーワードがあるので「人口が小さい=GDPが小さい」ことから相対的に割合が上がることにも言及できます。

Koudaiさんは、人口に関しては「人口が少なく市場が小さいため商工業が不振。」という書き方をしていますね。「不振」はちょっと言い過ぎのような気もしますが、言いたいことはわかるので、許容範囲でしょう。

>設問B
(1)自動車や飛行機の最終組立に際し、無関税のEU域内から部品を集積するため赤字。これらの製品を域外に輸出するため黒字となる。

「飛行機」は「航空機」の方がいいですね。また、ここでは「無関税」は関係ないかと思いますよ。

また「自動車」については記述する必要はなかったでしょう。フランスの代表する工業製品として航空機があり、これに特化して述べることが大切だったと思います。

私が書いた解答例はこのような形です。

「国内に航空機の組立工場が立地。EU域内から部品を輸入するため輸入超となる。完成品を域外へ輸出するため輸出超となる。」(57字)

内容的にはシンプルです。

>(2)豊富な低賃金労働力と工業用地が存在し、東欧のEU加盟国からも低賃金労働力が流入する。EU域内は無関税のため部品の輸入・製品の輸出に有利。結果、多国籍企業が進出し、生産拠点となった。

なるほど、こちらも納得の文章ですね。Koudaiさんの文章は「意図」がみえるんですよね。言いたいことがはっきり定まっていて、それに沿って文章を組み立てる力があります。

「東欧のEU加盟国からも低賃金労働力が流入」というトピックは出色だと思いますよ。なかなかここまで記述できる受験生はいませんし、仮にいたとしても、この制限時数内で巧みに記述する力はありません。大変感心しました。

私も書いてみました。

「スペインは人口が比較的多く経済レベルが低い。安価で豊富な労働力を求め周辺国から自動車の生産拠点が進出する。EU加盟国であり域内貿易が自由化されているため、部品や製品の輸出入が活発。」(89字)

1行目でスペイン国内の状況を明確に述べています。国外の状況はEUの貿易自由化ですね。字数制限が緩いので、比較的自由な論述ができる問題でした。

>(3)中国からは安価で大量の衣類や電気機械、ロシアからは石油や天然ガス等の地下資源、日本からは先端技術製品の輸入が多い。

こちらも言いたいことが明確になっています。あとは言葉の用い方でしょうか。「安価で大量の労働力」という言い方はしますが、工業製品については適切な用法ではない気がしますよ。例えば「労働集約型の工業製品」であったり「衣類など軽工業製品」(電気機械は軽工業瀬品には該当しませんが)のような言い方ができたと思います。

「地下資源」についても「鉱産資源」や「燃料資源」(石油や天然ガス、石炭に限定されますが)でよかったのではないでしょうか。

日本についても「先端技術製品」という言い方はあまりしないような。例えば「高付加価値の工業製品」としてみれば妥当だったと思います。

方向性は正しいので、今後の課題としては語彙(ごい)を増やすことが目標となります。さらに多くの問題に取り組んでみましょう。

>質問
>「地下資源」の中に「海底資源」は含まれますか?

海底資源とは、海底油田やガス田から得られる「原油」や「天然ガス」、「マンガン団塊」、「メタンハイドレート」などのことでしょうか。もちろん地下資源に含めていいと思いますよ。

>日記
>この1ヶ月は毎週模試が続いて日曜日がなく大変でした…
マーク試験の選択肢の中に「少量多品種」という語句があったので、せっかくだから使ってみました!


ホント、そうなんですよね。夏前までは土日を使って集中的に地理を勉強するという人も多かったのですが、あまりよくない勉強法ですよね。秋以降は土日が模試でつぶれます。ウィークデイの間に、隙間時間を利用して地理の勉強を積み重ねてください。

模試の数が多いので、一つ一つの模試の復習はする必要がないと思います(それならば過去問を分析した方がいいです)。とはいえ、「せっかくだから」模試で得た言葉を用いて過去問演習に役立てることは素晴らしいと思いますよ。上でも述べたよう、Koudaiさんは「内容」については十分な理解をしており、残された課題は「語彙」を増やすことにあります。言葉の使い方にさらに注意しましょう。

  • 2021.12.01 02:50
  • たつじん

2014
第3問
設問A
(2)中小企業が伝統産業を活かす地場産業。精巧なデザインを施してブランド化する。顧客のニーズに合わせた少量多品種生産である。
(3)人口が少なく市場が小さいため商工業が不振。結果、教育による高度人材の育成を進め、医療なIT産業等の研究開発に投資した。

設問B
(1)自動車や飛行機の最終組立に際し、無関税のEU域内から部品を集積するため赤字。これらの製品を域外に輸出するため黒字となる。
(2)豊富な低賃金労働力と工業用地が存在し、東欧のEU加盟国からも低賃金労働力が流入する。EU域内は無関税のため部品の輸入・製品の輸出に有利。結果、多国籍企業が進出し、生産拠点となった。
(3)中国からは安価で大量の衣類や電気機械、ロシアからは石油や天然ガス等の地下資源、日本からは先端技術製品の輸入が多い。


質問
「地下資源」の中に「海底資源」は含まれますか?


日記
この1ヶ月は毎週模試が続いて日曜日がなく大変でした…
マーク試験の選択肢の中に「少量多品種」という語句があったので、せっかくだから使ってみました!




  • 2021.11.29 20:10
  • Koudai

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