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2022.01.27
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コメント
では添削いたします。
>東大1995年度第1問
>設問A
>(2) ヴォルガ川流域は安定陸塊で、東ヨーロッパ高原という構造平野が広がり起伏は小さい。機構の年が大きい大陸性気候が広がり、上・中流域では亜寒帯湿潤気候、下流域ではステップ気候である。
「東ヨーロッパ高原」ではないですね。「東ヨーロッパ平原」です。「ロシア卓状地」とも言いますので確認しておいてください。
私も書いてみました。
「地形は先カンブリア時代に造陸運動を受けた安定陸塊。ロシア卓状地の低平な地形。気候は上中流域で冷帯湿潤気候。土壌は灰白色のポドゾル。下流はステップ気候。黒土のチェルノーゼムが分布。」(89字)
土壌についても説明しています。
>(3) アラル海に注がれるアムダリア・シルダリア川の水を農業用水として利用する小麦栽培が盛んに行われるようになった。結果アラル海への河川流入量が減少。乾燥気候下に位置し降水量よりも蒸発量の方が多いため、湖面面積が減少するとともに水位が低下した。
いいですね。「降水量よりも蒸発量の方が多い」という表現はよく工夫されていると思いますよ。
私も書いてみました。
「ソ連時代に中央アジアの綿花栽培のため、農業用の灌漑用水としてアムダリア・シルダリア川からの取水が行われた。過剰であったため、アラル海への河川流入量が激減し、湖面面積が縮小。湖面降水量は、湖水の減少に伴う蒸発量の減少に伴い減少している。」(117字)
降水量の使い方が難しいですね。
>設問B
(1) 二酸化窒素は自動車の排気ガスに多く含まれるので、二酸化窒素の濃度が高いロは自動車の排気ガスによる大気汚染を調べている。
いいですね。正確な内容です。
なお「ガス」はそもそも「気」の意味ですから、「排ガス」の方が良かったと思いますよ。
>(2) 以前は工場が大気汚染物質の固定発生源だった。産業構造の転換や公害対策の進展により、都市部での大気汚染が悪化。都市への人口集中が進み自動車の利用が増加し物流が活性化されたからである。
難しい問題だったと思いますが、とてもうまく書けています。十分な合格圏の解答ですね。
私も書いてみました。
「規制の強化や技術の向上で二酸化硫黄の固定発生源である工場からの排出は減少。産業構造の変化や物流の活発化によって交通量が増し、人口集中地域である都市部からの二酸化窒素の排出は増加。」(89字)
このような形にはなると思います。本問は「石炭の燃焼→二酸化硫黄」「自動車の排ガス→二酸化窒素」という組み合わせがわかっているかどうかが解答のポイントでしたね。前者は法律の整備、脱硫装置の設置などにより克服されましたが、後者は自動車が増加していることもあり有効が対策がありません。今後は電気自動車の普及で状況が変わるのかもしれませんが。
- 2022.02.20 00:21
- たつじん
東大1995年度第1問
設問A
(2) ヴォルガ川流域は安定陸塊で、東ヨーロッパ高原という構造平野が広がり起伏は小さい。機構の年が大きい大陸性気候が広がり、上・中流域では亜寒帯湿潤気候、下流域ではステップ気候である。
(3) アラル海に注がれるアムダリア・シルダリア川の水を農業用水として利用する小麦栽培が盛んに行われるようになった。結果アラル海への河川流入量が減少。乾燥気候下に位置し降水量よりも蒸発量の方が多いため、湖面面積が減少するとともに水位が低下した。
設問B
(1) 二酸化窒素は自動車の排気ガスに多く含まれるので、二酸化窒素の濃度が高いロは自動車の排気ガスによる大気汚染を調べている。
(2) 以前は工場が大気汚染物質の固定発生源だった。産業構造の転換や公害対策の進展により、都市部での大気汚染が悪化。都市への人口集中が進み自動車の利用が増加し物流が活性化されたからである。
- 2022.02.15 20:41
- いぇい
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