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2022.09.16
1203
フォーム1201に「お題」を出します(9/16)。翌日の朝5時以降、その問題の「解答」をこちらに投稿してください(夜は21時までを厳守してください)。1つのフォームにつき、1人の投稿までです。フォームは1202から1220まで用意してありますので、定員は19名ということになります。必ず「お名前」の欄に自分の名前(ペンネーム)を入れ投稿してください、そのネームについては年間を通じて同じものを使用してください。翌週末までに添削回答いたします。ただし、投稿資格は「2023年の入試において地理の論述試験を必要とする者」です。共通テストのみの受験生の方は原則として参加は見送っていただいた方がいいかと思います。
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では添削いたします。
>設問A
(1)
前者は経済特区等で経済発展した中国内の他港に製品取扱量分散。後者はアセアン域内で工業製品の分業盛ん。中継貿易で繁栄維持。(60)
なるほど、ヤマコくんらしい文章ですね。知識が豊富というか、多くの情報が詰められています。ヤマコくんの高い地理能力を感じさせる文章です。
ただ、中国についてはシャンハイもニンポーも経済特区ではありませんから、経済特区に言及することは不要だったと思いますよ。
また後者についても「工業製品の分業」という言い方がちょっと気になるので、ここは「国際分業」と言い切った方がいいですね。単なる分業ではちょっと意味がわかりにくいのですよ。
「ASEAN域内での国際分業によって中継貿易の拠点として地位を維持」といった形でしょうか。
>(3)
アメリカ大陸東岸から陸上輸送を経由せず東アジアと船舶で結ばれる。大量輸送と輸送費削減が可能。東アジアは当該大陸へコンテナ船で工業製品輸出。当該大陸からばら積み船で穀類を輸入。(87)
なるほど、これはうまいですね。本文の難しいのは書くべき内容が多いということなのです。陸上輸送から海上輸送に切り替えコストが削減されたこと、中国の輸出品が工業製品で輸入品が穀物や鉱石であること、その輸送にコンテナ船やばら積み船が使用されること。
このように多くの内容を文章内にいかに含ませることができるかどうかを念頭に解答が作られている印象です。事前のプランニングに十分な時間を使っているのではないですか。とてもいいと思いますよ。
>設問B
(1)
AーインドネシアBーインドAは政教分離の民主主義国家。Bはイスラム法を基に厳格な政教一致で革命以降宗教上の指導者を選出。(60)
いいですね。イランについては国家体制について調べておいてくだしね。宗教指導者が国家運営の中心です。
>(2)
両者は英国旧植民地。紅茶の砂糖やゴムタイヤの需要増加。前者はゴム後者はさとうきびの栽培に従事する労働者として印僑が誕生。(60)
これもうまいですね。ここまで濃い文章を書いてくる受験生はいないと思いますよ。出題者からの評価は高いはずです。
例えば、「プランテーション」という言葉を使う受験生は多いと思いますが、しかしそれだけで8文字を消費してしまうのはもったいないですもんね。ヤマコくんがあえてそういった「文字数を無駄にする」言葉を避けて、他の重要キーワードを入れていることは(印僑や紅茶など)出題者には伝わります。これからもこういった「濃い」文章を心がけてください。
>(3)
経済発展した前者が人口増加し市場拡大中の後者へ工業製品輸出。労働集約型工業へ直接投資。レアメタル等の資源開発に出資。(58)
これもいいですね。極めて濃い文章になっています。私は決して知識偏重ではないのですが、しかしヤマコくんの強みはそこにあります。豊富な知識を反映できる「濃い」書き方をこれからも意識しましょう。
- 2022.09.28 08:28
- たつじん
設問A
(1)
前者は経済特区等で経済発展した中国内の他港に製品取扱量分散。後者はアセアン域内で工業製品の分業盛ん。中継貿易で繁栄維持。(60)
(3)
アメリカ大陸東岸から陸上輸送を経由せず東アジアと船舶で結ばれる。大量輸送と輸送費削減が可能。東アジアは当該大陸へコンテナ船で工業製品輸出。当該大陸からばら積み船で穀類を輸入。(87)
設問B
(1)
AーインドネシアBーインドAは政教分離の民主主義国家。Bはイスラム法を基に厳格な政教一致で革命以降宗教上の指導者を選出。(60)
(2)
両者は英国旧植民地。紅茶の砂糖やゴムタイヤの需要増加。前者はゴム後者はさとうきびの栽培に従事する労働者として印僑が誕生。(60)
(3)
経済発展した前者が人口増加し市場拡大中の後者へ工業製品輸出。労働集約型工業へ直接投資。レアメタル等の資源開発に出資。(58)
今週も添削よろしくお願いいたします。
- 2022.09.18 08:13
- yamako
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