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2022.09.23
1222
フォーム1221に「お題」を出します(9/23)。翌日の朝5時以降、その問題の「解答」をこちらに投稿してください(夜は21時までを厳守してください)。1つのフォームにつき、1人の投稿までです。フォームは1202から1240まで用意してありますので、定員は19名ということになります。必ず「お名前」の欄に自分の名前(ペンネーム)を入れ投稿してください、そのネームについては年間を通じて同じものを使用してください。翌週末までに添削回答いたします。ただし、投稿資格は「2023年の入試において地理の論述試験を必要とする者」です。共通テストのみの受験生の方は原則として参加は見送っていただいた方がいいかと思います。
コメント
では添削いたします。
>設問A
(1)
知識と情報は首都に集中し地方と格差が拡大。首都は人口一極集中で情報や高度人材が集積し易く情報通信業や学術機関が拠点置く。(60)
なるほど、「知識と情報」という表現はうまいですね。なかなかこういった抽象的な概念を言語化するのは難しいですよ。ヤマコくんは、その辺りをうまくクリアしています。
「学術機関」という言い方は一般的ではないので「研究機関」に変えた方がいいかとは思います。あるいは問題文(表)の言葉をそのまま用いて「情報通信業や研究開発が盛ん」としても良かったかなとは思います。
>(2)
高齢化で高齢者のケア産業が需要拡大し雇用枠増加。大都市圏から特に遠隔で製造業不振。人口減少が進み当該比率が相対的に上昇。(60)
こちらも十分に工夫されていますね。「ケア産業」という表現がとてもいいと思います。
製造業の不振の理由として「遠隔」を挙げていますが、これも文字数制限を考えれば最善の手だったと思います。
最後の一文もよく工夫していますね。たしかに母数の減少により割合が上昇しますね。
>(3)
被災地で観光業や工場が破損した製造業が衰退。復興事業の一環で建設業やサービス業が発達。被災者の健康管理で厚生事業が成長。(60)
短い文字数の中に3つのトピックを詰め込んでおり、とてもうまいと思います。「採点ポイント」が増えますから、高得点が見込めますね。
>(4)
豊かで独特な自然環境を生かしレジャー・観光産業が成長。大都市圏から遠く製造業は未発達。建設業の公共事業で地域経済を回す。(60)
>設問B
>(2)
宅地造成時の入居者の高齢化。通勤に不適な立地で若年層が流出。(30)
これはうまいですね。「通勤に不適な立地」とはまさにそのとおりです。この地は、一応は「郊外」ですから[大都市圏]に含まれるんですよね。ただ、その大都市圏の中でも縁辺部では近年人口が減少しつつあり、その理由はまさにヤマコくんの言うように「通勤に不適な立地」なのです。
近年は大都市圏内で人口が減少し、空き地や空き家が増える「都市のスポンジ化」が問題となっています。よかったら調べておいてくださいね。
>(3)
両地域経済がグローバル化する世界経済に編入。Dは航空機で国内外輸出が可能な臨空港立地で軽量高付加価値なIC等のハイテク産業が盛ん。Eは漆器等の伝統や景観を観光資源に外国人を誘致。(89)
なるほど、「グローバル」の使い方に苦心していますね。[世界経済に編入]はちょっと言い過ぎな感じがしますので、ここをもっと軟らかい表現にしても良かったと思いますよ。「両地域ともグローバル化を指向」ぐらいの言い方で問題なかったでしょう。
全体的に深い内容を短い字数に詰め込んでいますね。とてもいいと思いますよ。高得点が狙える答案になっています。
>今週も添削よろしくおねがいします。夏休みに自分で演習した年なのですが結構忘れていました。
いいですね、だからこそ演習は何回も繰り返す必要があるのです(というか、何回も繰り返さないと意味がないのです)。これからは共通テスト対策にも時間が取られますが、自分のペースで勉強を重ねていきましょう。
- 2022.10.08 20:41
- たつじん
設問A
(1)
知識と情報は首都に集中し地方と格差が拡大。首都は人口一極集中で情報や高度人材が集積し易く情報通信業や学術機関が拠点置く。(60)
(2)
高齢化で高齢者のケア産業が需要拡大し雇用枠増加。大都市圏から特に遠隔で製造業不振。人口減少が進み当該比率が相対的に上昇。(60)
(3)
被災地で観光業や工場が破損した製造業が衰退。復興事業の一環で建設業やサービス業が発達。被災者の健康管理で厚生事業が成長。(60)
(4)
豊かで独特な自然環境を生かしレジャー・観光産業が成長。大都市圏から遠く製造業は未発達。建設業の公共事業で地域経済を回す。(60)
設問B
(2)
宅地造成時の入居者の高齢化。通勤に不適な立地で若年層が流出。(30)
(3)
両地域経済がグローバル化する世界経済に編入。Dは航空機で国内外輸出が可能な臨空港立地で軽量高付加価値なIC等のハイテク産業が盛ん。Eは漆器等の伝統や景観を観光資源に外国人を誘致。(89)
今週も添削よろしくおねがいします。夏休みに自分で演習した年なのですが結構忘れていました。今、地理の学習にはあまり手を付けられていませんが、これから増やしていく計画でいます。学校での授業中は、授業で扱う国の一人あたりのGNIを逐一調べていくなどデータブックを活用しています。
- 2022.09.25 07:45
- yamako
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