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2024.08.09
1761
2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第22回の分をこちらに投稿してください。
コメント
‘05 第1問
ドゥーチェさんこんにちは、では添削いたします。
>設問A
>(1)
熱帯雨林は薪炭材・用材確保、焼畑農業の草木灰肥料として利用。(30字)
再生能力超えの過伐採で温暖化進行、生物多様性喪失、表土流出。(30字)
うまく詰め込んでいますね。とてもいいですよ。「再生能力を超える」や「生物多様性の喪失」などは便利な言い回しなのでこの機会にマスターしておきましょう。
>(2)
ステップ気候下で、腐食の多い肥沃な黒土が分布。(23字)
企業的穀物農業が行われ、大型機械により大規模・粗放的・商業的に小麦を栽培。(37字)
こちらもいいですね。ホイットルセー農業区分(企業的穀物農業)はおいしいので、隙あらば(笑)文章に組み込んでみましょう。
なお、変換ミスとは思いますが「腐植」ですので、一応確認しておいてくださいね。
>(3)
気候変動による降水量の減少や、(15字)
人口増加に伴う食料・燃料需要増大を背景とする過農耕・過灌漑・過伐採・過放牧で(38字)
砂漠化が進行。(7字)
設問B
(2)
ダム建設で、外来河川ナイル川の水資源を灌漑用に有効活用可能。(30字)
(3)
灌漑利用は、(6字)
少雨でも栽培できる小麦を中心に畑作が盛んなフランスは少なく、(30字)
適切な水管理を要する水田稲作が盛んな日本は多い。(24字)
(4)
排水不完全な過灌漑によって、地中の塩分が毛細管現象で水分蒸発時に引き上げられ地表に集積。(44字)
塩害、砂漠化、地下水枯渇を誘発。(16字)
>【感想】
A⑴「植生の利用」は動画視聴前、「焼畑農業の草木灰肥料として利用」が思い付かず、東南アジアに気をとられ「伐採跡地でエビの養殖池造成や農園開発」としてしまったのですが、そもそもこれは「植生そのものの利用」ではないという初歩的な誤りを犯してしまいました。
なるほど、マングローブ林の伐採のネタですね。たしかにこれは「植生そのものの利用」ではないように思いますね。細かいところまで注意できていて素晴らしいと思いますよ。
> ところで先週、東大模試を受験しました。前回の反省をふまえ、予定どおり地理は大問1つあたり30分(計90分)、日本史は大問1つあたり15分(計60分)に収めることができました。それでも地理は、答案を下書き・推敲する時間はなく、「句読点が多く見苦しい」「それでいて(自分なりに)要点を詰めた」答案を書ききるので精一杯でした。
模試の正しい利用法ですね。模試の最大の目的は「時間の使い方」です。時間をうまく使うことで自分の力を最大限に発揮しましょう。時間の使い方を模試を通じて覚えていくのです。
> ただ、出題形式や図表は違えど、過去のオープン添削や共通テストと内容が重複するものもあり、前回に比べ手応えを感じました。また、与えられたトレンディーなトピックを楽しめる「余裕」も生まれてきた気がします。
こちらも素晴らしいですね。ドゥーチェさんが入試問題を「俯瞰」できるようになったということです。ミクロな部分に惑わされず、マクロな視点で問題を捉えられていますね。過去問演習を繰り返し、さらに落ち着いた立ち位置から問題を解析しましょうね。
- 2024.09.01 17:55
- たつじん
‘05 第1問
設問A
(1)
熱帯雨林は薪炭材・用材確保、焼畑農業の草木灰肥料として利用。(30字)
再生能力超えの過伐採で温暖化進行、生物多様性喪失、表土流出。(30字)
(2)
ステップ気候下で、腐食の多い肥沃な黒土が分布。(23字)
企業的穀物農業が行われ、大型機械により大規模・粗放的・商業的に小麦を栽培。(37字)
(3)
気候変動による降水量の減少や、(15字)
人口増加に伴う食料・燃料需要増大を背景とする過農耕・過灌漑・過伐採・過放牧で(38字)
砂漠化が進行。(7字)
設問B
(2)
ダム建設で、外来河川ナイル川の水資源を灌漑用に有効活用可能。(30字)
(3)
灌漑利用は、(6字)
少雨でも栽培できる小麦を中心に畑作が盛んなフランスは少なく、(30字)
適切な水管理を要する水田稲作が盛んな日本は多い。(24字)
(4)
排水不完全な過灌漑によって、地中の塩分が毛細管現象で水分蒸発時に引き上げられ地表に集積。(44字)
塩害、砂漠化、地下水枯渇を誘発。(16字)
【感想】
A⑴「植生の利用」は動画視聴前、「焼畑農業の草木灰肥料として利用」が思い付かず、東南アジアに気をとられ「伐採跡地でエビの養殖池造成や農園開発」としてしまったのですが、そもそもこれは「植生そのものの利用」ではないという初歩的な誤りを犯してしまいました。
ところで先週、東大模試を受験しました。前回の反省をふまえ、予定どおり地理は大問1つあたり30分(計90分)、日本史は大問1つあたり15分(計60分)に収めることができました。それでも地理は、答案を下書き・推敲する時間はなく、「句読点が多く見苦しい」「それでいて(自分なりに)要点を詰めた」答案を書ききるので精一杯でした。
ただ、出題形式や図表は違えど、過去のオープン添削や共通テストと内容が重複するものもあり、前回に比べ手応えを感じました。また、与えられたトレンディーなトピックを楽しめる「余裕」も生まれてきた気がします。
気付けば残り半年ですが、引き続きよろしくお願いいたします。
- 2024.08.11 09:33
- ドゥーチェ
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