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2024.12.14

1895

 2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第41回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。

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かるがもさんこんにちは。では添削いたします。

>第41回 2022年第1問
>設問A
(1)国際的な人流、物流の拡大。

いい視点ですね。人とモノの両方に着眼した点はとてもいいと思います。

>(2)地球温暖化により蚊など媒介生物の生息域が拡大する。台風による洪水などの気象災害増加により衛生環境が悪化する。

こちらもいいですね。この問題はこのように完全に二つに切って、それぞれを箇条書きのように書き並べることが適切だと思います。

>(3)夏に高温多雨となる感染症のリスクの高い地域。低湿な沖積平野を利用して労働集約的な水田稲作が行われ、使役用に家畜が飼育される地域もある。総じて人口が多く、媒介生物との接触機会が増える。

適切な回答です。ただ問題文に「東南アジア・南アジア」と指定されているので、ここがモンスーンアジアであることに注目し、モンスーン=季節風という言葉をどこかに入れた方が得点率が上がったと思いますよ。
「沖積平野」は適切です。ホイットルセー農業区分に対応し「集約的」という言葉を加えた点もいいと思います。

>(4)森林開発による都市化の拡大、耕作放棄地の増加で、野生生物の生息域が狭まり、人間や家畜が野生生物との接触機会が増加。

こちらもいいですね。ただし、あえて言えば「森林開発」と「都市化の拡大」がちょっと気になるかな。「開発」といえばたとえば「住宅地の開発」のように、開発によってどういった状態になるかが示されますよね。「森林伐採」のようにした方がベターかと思います。
また「都市域の拡大」ならばわかるのですが、都市化の拡大はちょっと不自然な印象です。「都市化の進行による森林の伐採」などのようにしてみてはどうでしょう。

余裕があれば「居住地」(「人間の居住地」など)という言葉も入るとさらにベターでしたね。「生息域」と「居住地」が対比的に文章内に配置されるとメカニカルな文章になります。

>設問B
(1)当時は木造の帆船で、風力が主な動力源だった。そのため低緯度の貿易風や中緯度の偏西風に沿った航路が多く用いられた。

うまいですね。かるがもさんもかなり組み立てが完璧になってきた印象です。最初の文で求められている回答の一つ(風をつかう帆船であること)を明確に述べ、後の分でそれについて補足説明を加えています。

>(2)南アメリカ大陸南端を回る経路とアフリカ大陸南端を回る経路。それぞれパナマ運河とスエズ運河の開通によってすたれた。

こちらもいいですね。あえて固有名詞を多く用い、他の要素を簡略化して述べていますね。本問についてはこのように固有名詞(地名)を取り入れることは有効だったと思いますよ。

>(3)蒸気機関の発明以降、自走式で耐久性のある船が高緯度地域まで移動が可能になり分布が拡大。運河の開通や位置情報技術の発達で等角航路ではなく最短航路を使えるようになり経済性が高められた。

なるほど、「風」に対して「自走式」とはいい表現ですね。「経済性が高められた」も上手です。見事な回答だと思いますよ。

>感想:
設問B(2)ホーン岬と喜望峰を使うと字数が少なくなるため、遠回しにしてみましたが、模範解答もそのようになっていますね。

そうでしたか。現状の回答で十分に地名(運河名)は述べられており、そちらで十分だったと思います。

>(3)帆船に対比させるつもりで、自走式などと書いてみました。模範解答にはありませんが、せっかくなのでそのままにしています。

上でも書きましたが、とても適切に感じましたよ。「帆船」との対比であることもよくわかります。

>新作うれしいです。今回もよろしくお願いします。

こちらもかるがもさんたちがしっかり勉強してくれることをモチベーションとして、新しい問題分析に力を注げます。やはりいろいろな問題を研究することは興味深いですね。私もさらに深めていきたいですよ。

  • 2025.02.11 21:02
  • たつじん

第41回 2022年第1問
設問A
(1)国際的な人流、物流の拡大。
(2)地球温暖化により蚊など媒介生物の生息域が拡大する。台風による洪水などの気象災害増加により衛生環境が悪化する。
(3)夏に高温多雨となる感染症のリスクの高い地域。低湿な沖積平野を利用して労働集約的な水田稲作が行われ、使役用に家畜が飼育される地域もある。総じて人口が多く、媒介生物との接触機会が増える。
(4)森林開発による都市化の拡大、耕作放棄地の増加で、野生生物の生息域が狭まり、人間や家畜が野生生物との接触機会が増加。
設問B
(1)当時は木造の帆船で、風力が主な動力源だった。そのため低緯度の貿易風や中緯度の偏西風に沿った航路が多く用いられた。
(2)南アメリカ大陸南端を回る経路とアフリカ大陸南端を回る経路。それぞれパナマ運河とスエズ運河の開通によってすたれた。
(3)蒸気機関の発明以降、自走式で耐久性のある船が高緯度地域まで移動が可能になり分布が拡大。運河の開通や位置情報技術の発達で等角航路ではなく最短航路を使えるようになり経済性が高められた。
感想:
設問B(2)ホーン岬と喜望峰を使うと字数が少なくなるため、遠回しにしてみましたが、模範解答もそのようになっていますね。
(3)帆船に対比させるつもりで、自走式などと書いてみました。模範解答にはありませんが、せっかくなのでそのままにしています。
新作うれしいです。今回もよろしくお願いします。

  • 2024.12.17 19:18
  • かるがも

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