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2025.02.14

1931

 2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第49回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。

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ドゥーチェさんこんにちは。では添削いたします。

>‘20 第2問

>設問A
(1)
【案①】
家畜頭数増加に伴う(9字)
過放牧で牧草地砂漠化、(11字)
放場造成で森林破壊。(10字)

いいですね。本問で暗に鍵となっているのは環境(植生)の違いだったと思います。
1)熱帯;森林の減少。牧草地の拡大による。
2)乾燥帯;砂漠化。家畜の過放牧による。
この2点が理解できていることがわかり、良い答案だったと思います。

>【案②】
家畜増加に伴う(7字)
飼料作物栽培用の過灌漑で地下水枯渇・土壌劣化。(23字)

こちらの視点もいいですね。「灌漑→塩害」は定番ネタですし、「地下水の過剰使用→地盤沈下」も同様ですね。よくある話題ですね。

>(2)
健康志向・環境保全・動物愛護の高まりで、高脂質で肥満に繋がり生産時に水資源大量消費や屠殺を伴う動物性食品の摂取を控え低カロリーの野菜や魚を消費。健康意識の高い高齢者人口増加で顕著。(90字)

この問題はおもしろいと思います。【感想】でドゥーチェさんが指摘しているように、多様な書き方ができる問題でしたよね。こういった生活に関する話題は今後さらに出題が多くなると思います。ヴィーガンやベジタリアンについても知識を深めておくといいでしょう。

>(3)
肉食傾向のヨーロッパ系白人中心の7や8では広大な平原で企業的牧畜が行われかつ経済成長で肉食が増えたが、(51字)
民族構成が先住民中心の9では山岳地帯で自給的農業が営まれジャガイモ中心の伝統的食文化が残存するため肉食が普及せず動物性食品摂取割合が低い。(69字)

こちら大変うまいですね。ブラジルやアルゼンチンの状況にも触れながら、しっかりとペルーを主役として説明しています。「民族構成が先住民中心」であることをしっかり記述することが最大のポイントだったお思います。その点が両国とベルーとの決定的な違いです。

>設問B
(2)
生産量増加も、工業化や商品作物栽培による稲作停滞や人口増加による需要増大で輸入量増加。国内供給量増加が上回り自給率低下。(60字)

マレーシアは経済成長によってかえって穀物自給率が下がった珍しい例です(多くの国では経済成長によって農業に力を入れることが多い。欧州諸国やインドなど)。ぜひ知っておきましょう。

>(3)
人口増加で国内供給量が増加したが、灌漑整備・化学肥料使用など緑の革命や多収量品種導入で生産量増加が上回り近年は自給達成。(60字)

こちらもいいですね。インドネシアの緑の革命によってもまとめておいてください。動画でも触れましたが、「需要」(人口増)と「供給」(緑の革命)の両方について記述してください。

>【感想】
A⑵
「健康志向」「環境保全」「動物愛護」の3トピック3文で綺麗にまとめようと思ったのですが、うまくいかず断念しました。(「健康志向」は「高脂質で肥満に繋がる」、「環境保全」は「生産時に水資源大量消費を伴う」、「動物愛護」は「屠殺を伴う」にかかっています。)

なるほど、そうでしたか、上述しましたが、フードロスも含めた先進国の食糧事情が近年大きくクローズアップされる傾向にあります。教科書などで整理しておきましょう。

いよいよ国公立二次入試ですが、今週中に「第50回」をアップしたつじんオープン添削は終わりになるかと思います。直前で他の科目も忙しいでしょうし、もし余裕があれば解いてみてくださいね。試験の前日までには添削しておきます。自分のペースで勉強を続けてくださいね。

  • 2025.02.20 11:09
  • たつじん

‘20 第2問

設問A
(1)
【案①】
家畜頭数増加に伴う(9字)
過放牧で牧草地砂漠化、(11字)
放場造成で森林破壊。(10字)

【案②】
家畜増加に伴う(7字)
飼料作物栽培用の過灌漑で地下水枯渇・土壌劣化。(23字)

(2)
健康志向・環境保全・動物愛護の高まりで、高脂質で肥満に繋がり生産時に水資源大量消費や屠殺を伴う動物性食品の摂取を控え低カロリーの野菜や魚を消費。健康意識の高い高齢者人口増加で顕著。(90字)

(3)
肉食傾向のヨーロッパ系白人中心の7や8では広大な平原で企業的牧畜が行われかつ経済成長で肉食が増えたが、(51字)
民族構成が先住民中心の9では山岳地帯で自給的農業が営まれジャガイモ中心の伝統的食文化が残存するため肉食が普及せず動物性食品摂取割合が低い。(69字)

設問B
(2)
生産量増加も、工業化や商品作物栽培による稲作停滞や人口増加による需要増大で輸入量増加。国内供給量増加が上回り自給率低下。(60字)

(3)
人口増加で国内供給量が増加したが、灌漑整備・化学肥料使用など緑の革命や多収量品種導入で生産量増加が上回り近年は自給達成。(60字)

【感想】
A⑵
「健康志向」「環境保全」「動物愛護」の3トピック3文で綺麗にまとめようと思ったのですが、うまくいかず断念しました。(「健康志向」は「高脂質で肥満に繋がる」、「環境保全」は「生産時に水資源大量消費を伴う」、「動物愛護」は「屠殺を伴う」にかかっています。)

今週もよろしくお願いいたします。

  • 2025.02.18 20:59
  • ドゥーチェ

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