ブログ
2025.05.09
2039
2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第7回の分をこちらに投稿してください。
コメント
一本さんこんにちは。今回も全く問題ありません(^^)
えっ、B(1)が難しかったですか?よく書けていますよ。しかし、もしも一本さんがこの問題を難しいと思うのならば、それはとてもいいことなのです。この問題は対立する二つの概念を併記する問題だったのですね。それは「需要(消費)」と「生産」です。
輸入が多いということは、消費と生産の両面からアプローチしないといけませんよね。「消費が増えた」ことと「生産が停滞」していることを述べるのです。この「2トピック」を対立的に述べることは東大論述特有の形式であることに一本さんも気づくはずです。
一本さんのように文章力が高く(普通の)論述問題を得意にしている人は、かえってこういった東大パターンに苦しむことになります。東大論述に創造性も想像性も不要です。自分のパーソナリティを現出されることも厳禁です。淡々と「答え」だけを形に当てはめて、文章としてはおもしろみのない回答を作ってほしいのです。
最も重視する形式は上記のような「対立する二つの概念」です。「輸入」という言葉を聞いたときに瞬時に「消費の増加」というプラス面と「生産の停滞」というマイナス面を思い浮かべ、これを淡々と無感情に書き尽くすだけなのですよ。
これまで一本さんたちは「うまい文章を書くこと」や「文章の中で自分の個性を表すこと」を教えられてきたと思いますが(そしてそれを実行してきたはずです)、しかしそれって東大論述では全く不要なのですよ。
自分の「欲望」を押し殺し、私の動画の内容に従って淡々と回答を作ってみてください。上手な文章を書きたいという気持ちをいかに捨てるかなんです。
今回の「たつじんオープン添削」も多くの人に参加してもらっていますが、一本さんのように「文章力が高い」人が苦労しているようです。やっはり自分の文章作成力に頼ってしまうんですよね。他の文章力が足りない人の方が「適切な回答」をつくっていますよ。一本さんが今回B(2)のような「典型的な頭蓋パターンが必要な問題」に引っかかりを覚えたことは大きな進歩なのです。文章ではなく「答え」を書く意識を強く持ってくださいね。
次回も期待しています。
- 2025.05.15 17:51
- たつじん
2012年 第2問 設問A
(3)ドイモイ政策で市場経済化が進み農民の生産意欲と生産性が向上。政府誘致により外国企業が参入し輸出向け商品作物生産が増大。(59字)
(4)国際相場変動の影響を緩和し、発展途上国の生産者の生活を守る。国際貿易上の公平性を維持し持続可能な開発・生産を可能にする。(60字)
2012年 第2問 設問B
(1)所得水準向上による食生活の変化で油脂食品の摂取量と油脂原料を用いる洗剤等の消費量も増加。これら原料の国内生産量が少ない。(60字)
(2)政策誘致により外国の食品企業参入や合弁会社の設立が進む。中国の安価労働力を利用し食品加工を行い輸出する動きが高まる。(58字)
たつじん先生、いつもありがとうございます。
今週もあっさり短文で要素詰めましたが、第2問 設問B(1)が難しかったです。
- 2025.05.15 13:45
- 東大一本
- 2038
- main
- 2040