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2025.06.12
2118
2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第12回の分をこちらに投稿してください。
コメント
一本さんこんにちは。では添削いたします。
>2008年 第2問 設問B
>⑴日本・韓国の台頭や設備老朽化で従来の基幹産業である鉄鋼業が斜陽化。代わって教育産業や先端技術産業中心に産業構造が転換。(59字)
「新興国」については「日本・韓国」、ピッツバーグの主産業については「教育産業」も含めているのですね。オリジナリティにこだわっていることがわかります。
ただ、日本の鉄鋼生産が伸びたのは1960年代であり、米国の鉄鋼生産が大きく落ち込んだ80年代とは若干時期がずれているとも思いますよ。新興国は韓国や中国こそ該当するかと思います。
また「教育産業」にはちょっと私も不勉強でピッツバーグにどういった事例があるのかよくわからないのですが、ここは「産学協同」により注目してみてはどうだったでしょう。よかったらこちらのキーワードも確認しておいてみてくださいね。とはいえ全体的にはよく書けています。合格圏です。
>⑵中心地区から周辺地区へ人口が流出し、郊外の市街地が拡大。(28字)
ちょっと変わった問題でしたよね。書きにくかったと思います。全く問題ありません。
>⑶産業構造の変化で化石燃料の消費が減少。企業の環境対策が進み工場からの汚染物質排出が減ることで大気汚染が緩和。人口・産業の分散と都心部の再開発により都市環境が改善。(81字)
なるほど、短い字数の中に3つのトピックを詰め込んでいますね。高得点を上げやすい回答になっていますね。とてもいいと思います。こういった書き方を覚えましょうね。
>2008年 第2問 設問A
>(2)エ国は低品位な国産資源中心に製鉄し、共産主義体制下で設備更新や新技術導入が滞ったため、生産効率が低く環境対策も遅れる。オ国は国内資源に乏しく高品位な輸入資源に依存するため、最新設備や高度技術の積極導入により生産効率の向上と環境対策も進む。(119字)
とてもいいですね。「共産主義体制下」についてはすでに「改革開放」が行われていることを考えるととくに強調するところでもなかったかと思いますよ。もちろん70年代以前の停滞の時代ならば社会主義(計画経済)であったことは重要なキーワードになりますね。
全体的には対比的な構造を意識する問題だったと思います。「低品位・高品位」、「国産資源・輸入資源」など、対立する事例をそれぞれの文に含ませる構造が重要でした。
現在の最大の目標は「形式」です。内容より形にこだわってくださいね。できるだけ短文で端的に言い切ること。キーワードをどのように回答に詰め込むのか。そういった形を覚えましょうね。
次回も期待しています。
- 2025.06.23 15:35
- たつじん
2008年 第2問 設問B
⑴日本・韓国の台頭や設備老朽化で従来の基幹産業である鉄鋼業が斜陽化。代わって教育産業や先端技術産業中心に産業構造が転換。(59字)
⑵中心地区から周辺地区へ人口が流出し、郊外の市街地が拡大。(28字)
⑶産業構造の変化で化石燃料の消費が減少。企業の環境対策が進み工場からの汚染物質排出が減ることで大気汚染が緩和。人口・産業の分散と都心部の再開発により都市環境が改善。(81字)
2008年 第2問 設問A
(2)エ国は低品位な国産資源中心に製鉄し、共産主義体制下で設備更新や新技術導入が滞ったため、生産効率が低く環境対策も遅れる。オ国は国内資源に乏しく高品位な輸入資源に依存するため、最新設備や高度技術の積極導入により生産効率の向上と環境対策も進む。(119字)
たつじん先生、今週もよろしくお願いいたします。
- 2025.06.17 13:28
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