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2025.07.11
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2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第16回の分をこちらに投稿してください。
コメント
ざわざわさんこんにちは。では添削いたします。
>2016 1A 1B
1A
1⃣ 東半分は湿潤で平野が広がり、西半分は乾燥し山がちである。
対比的な記述であり、わかりやすいですよ。
>2⃣ Aは、山脈の麓で水が得やすく、航空機開発が盛ん。Bは、砂漠だが灌漑設備により水が得られ、先端産業が盛ん。
なるほど、それぞれの都市の特徴を述べたのですね。模範回答とは内容は違うかもしれませんが問題ありません。キチンと問題に答えようとする意図がみえます。私はいい回答だと思いますよ。なお「句点」は省略してしまって良かったと思います(字数がもったいないです)。
>3⃣ 交通の要所であり農作物の集散地となっていた。また、タウンシップ制で開発された混合農業地域であるため、散村形態の人口密度が低い集落が等間隔で広がっている。
こちらも問題ないですね。全体的に字数に余裕があるような感じがするので、もっとキーワードを詰め込んでも良かったかもしれませんね。
>1B
1⃣ 経済が停滞している北東部に対し、移民を受け入れる太平洋沿岸部やサンベルトなどの先端技術産業で栄えた地域が台頭してきた。
とてもいいですね。ただ、できれfば「北部の経済停滞」についてもう少し具体的な説明があると良かったでしょう。2トピックとして「北部」の説明、「太平洋沿岸やサンベルト」の説明があるわけで。後者は現状で十分にしても、前者はもっと内容を膨らませることができましたよね。
「重工業が衰退し経済が停滞する北部は地位低下。移民を受け入れる太平洋沿岸やサンベルトなどの先端技術産業で栄える地域が台頭。」
どうでしょう?文章ではなくレポートやレジュメなど報告書を書くイメージです。
>2⃣ 郊外の人口割合が増えた一方で、中心都市人口割合は減っている。
悪くありませんが、割合は「増えた」ではなく「上昇」ですよ。こういった点を注意しましょうね。
>3⃣ 建物の老朽化やインフラ設備の崩壊により高所得層が流出し、低所得層が流入することでインナーシティ問題が発生した。都市の再開発により高所得層が回帰したが、低所得層との対立が生じている。
こちらはとてもいい回答に思いますよ。キーワードが詰め込まれていますよね。また2つの文が時系列に並べられていて(まず「最初の文」のような状況が生じ、次に「後の文」のような状況が生じた)、わかりやすいです。さらにいうならば、他の回答とは違って「接続語」も使われていませんし、句点の数も最小限です。ざわざわさん自身が「しっかり書くべき内容を定めている」からこそ、実はこういった接続表現や句点に頼らない文章になるのです。
1A 2⃣ の書き方が難しかったです。本番できたら困っちゃいそうです。
なるほど、そうでしたか。言われてみればこういった問題を苦手に感じるところにざわざわさんの改善点へのヒントがあるのかもしれませんね。
ざわざわさんの回答の印象は「きれいな文章を書こうとする意識が高すぎる」ということです。句点や接続語が「有効に」使われ、上手な文章になっているのですよ。ただ、ここでちょっと考えてほしいのですが、果たして大学側は「文章力の高い生徒」を求めているのでしょうか?問われているのは国語力ではなく地理の力ですよね。論述問題は小論文でもエッセイでもありません。ポイントのみを書き出した「報告書」が欲しいのですよ。箇条書きでも構いません。用語のみを単純に並べただけでも十分です。文章を書くという意識を薄め、シンプルに用語だけを連ねるようにしましょう。
ざわざわさんの回答を読んでいると「この部分、無駄だな」と思う部分がいくつか見られるのですよ。
「Aは山脈の麓で水が得やすく観光拠点として栄える。航空機開発も盛ん。Bは砂漠だが周辺河川より灌漑設備により水が得られる。先端産業も盛ん。」
たとえばこのようにして「適当なこと」を書いてしまえばいいのです。Aが観光拠点はどうかはわかりませんが、ロッキー山脈の麓ですから登山客などが集まる場所になっているのではないかと予想します。Bについても灌漑にさらに一言加えています。「河川」からの灌漑かわかりませんが、そもそも灌漑は河川か地下水かの二択ですから、こちらも大きくは間違っていないでしょう。当たっていたら儲けものです(笑)。文字制限をキーワードで埋め尽くしてしまうのです。
まだまだ本番まで半年ありますから、少しずつ意識を変えていきましょう。次回も期待しています。
- 2025.07.13 14:04
- たつじん
2016 1A 1B
1A
1⃣ 東半分は湿潤で平野が広がり、西半分は乾燥し山がちである。
2⃣ Aは、山脈の麓で水が得やすく、航空機開発が盛ん。Bは、砂漠だが灌漑設備により水が得られ、先端産業が盛ん。
3⃣ 交通の要所であり農作物の集散地となっていた。また、タウンシップ制で開発された混合農業地域であるため、散村形態の人口密度が低い集落が等間隔で広がっている。
1B
1⃣ 経済が停滞している北東部に対し、移民を受け入れる太平洋沿岸部やサンベルトなどの先端技術産業で栄えた地域が台頭してきた。
2⃣ 郊外の人口割合が増えた一方で、中心都市人口割合は減っている。
3⃣ 建物の老朽化やインフラ設備の崩壊により高所得層が流出し、低所得層が流入することでインナーシティ問題が発生した。都市の再開発により高所得層が回帰したが、低所得層との対立が生じている。
1A 2⃣ の書き方が難しかったです。本番できたら困っちゃいそうです。
今週もよろしくお願いします
- 2025.07.12 16:11
- ざわざわ
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