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2025.07.24
2205
2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第18回の分をこちらに投稿してください。
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たーみなるさんこんにちは。では添削いたします。
>03’ 第2問 設問A
(2)極地は地軸の傾きにより、夏と冬の日射量の差が大きい。熱帯は季節による日射量の差は小さく、昼夜の違いの方が大きい。
いいですね。理想的な書き方です。前後の2文に分けたことで
「地軸の傾き」が影響するのは「季節による日射量の差」です。「昼夜の違い」には関係しないのがわかりますよね。
例えばこのようにしてしまうとちょっと誤解を生じるのです。
「地軸の傾きにより、極地は夏と冬の日射量の差が大きくなる一方で、熱帯は季節による日射量の差は小さく昼夜の違いの方が大きい。」
本来関係のない「日射量の差」についても「地軸の傾き」が影響しているようなニュアンスとなってしまいます。これを防ぐためにしっかりと2つのトピックに区切ることが最善だったのですね。
このような因果関係の結びつきについてもさらに意識することで、より論理的な文章を書くことができると思いますよ。
>設問B
(3)海抜高度が高く空気が薄いため、不完全燃焼を起こしやすい。有害な自動車の排気ガスの大量発生によって大気汚染が著しい。
2つの文から構成されていますが、これはトピックとしては1つになってしまうのでは?いずれもエンジンから排出される有害物質(一酸化炭素や窒素酸化物)について述べた文です。
「盆地であり空気が滞留する」ことを2トピック目として書かないといけません。
>(4) モントリオールのあるケベック州は、英語使用者が多いカナダの中でフランス語を使用。バルセロナのあるカタルーニャ州は、スペイン語とは異なる独自のラテン系言語を使用。
いいですね。本問のような問題は東大では珍しく今後は出題されないのではないでしょうか(地理総合・探究ではこういった民族に関する内容は大きく取り上げられていません)。とはいえ、このように固有名詞であるカタカナ言葉によって多くの字数を消費しなくてはならないケースは十分に考えられます。今回のように「体言止め」などのテクニックを用い、字数制限を有効に使えるよう練習しましょうね。
次回も期待しています。
- 2025.07.29 13:41
- たつじん
03’ 第2問 設問A
(2)極地は地軸の傾きにより、夏と冬の日射量の差が大きい。熱帯は季節による日射量の差は小さく、昼夜の違いの方が大きい。
設問B
(3)海抜高度が高く空気が薄いため、不完全燃焼を起こしやすい。有害な自動車の排気ガスの大量発生によって大気汚染が著しい。
(4) モントリオールのあるケベック州は、英語使用者が多いカナダの中でフランス語を使用。バルセロナのあるカタルーニャ州は、スペイン語とは異なる独自のラテン系言語を使用。
以上、よろしくお願いいたします。
- 2025.07.27 15:59
- たーみなる
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