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2025.08.01

2230

  2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第19回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。
なお私はコメント数が奇数か偶数かで未回答・回答済みを確認しています。みなさんの投稿が終わった段階でコメント数が奇数になるようにしてください。基本的には1つの投稿だけになると思いますのでコメント数は「1」になるはずです。万が一、投稿を2回してしまった場合には(その場合にはコメント数は「2」となりますが)空コメントを一つ投稿し「3」としておいてください。「2」のままだと「回答済み」と勘違いしてしまうことになります。お手数ですがご注意くださいませ。

コメント

あずきさんこんにちは。では添削いたします。

>2007-2B
(1) 堆肥の原料としての排泄物や生ごみなど。

シンプルな問題ですね。合格圏です。

>(2) 田畑が家畜に飼料を与え家畜が田畑に堆肥を与える形で窒素は循環してきた。ところが田畑に人間由来の堆肥が供給されなくなった。このため飼料・肥料ともに独立して市販に頼るようになった。

なるほど、具体的な年号を示さずに二つの文で「過去→現在」の流れを示しているのですね。問題ないでしょう。ただラストの部分は「市販」より「輸入」であることを強調した方が良かったと思います。

>(3) 閉鎖性水域に流入する窒素が、富栄養化による赤潮をもたらした。海中の酸素不足で魚介類が死滅し、漁業が打撃を受けた。

ちょっと因果関係が弱いような気がしますよ。
「生活排水の流入→富栄養→プランクトンの異常発生→酸素消費→酸素欠乏による魚介類の死滅」という流れですよね。こちらの回答では中心の「プランクトンの異常発生」が欠けています。因果関係の「鎖」が弱いように思いますよ。

>2007-2A
(2) 内陸国のモンゴルで少なく、沿岸国のノルウェーで多いから。

いいですね。「内陸」と「沿岸」が対比的に示されています。

>(5) 多雨で南部で米が、小雨の北部で小麦が主に栽培される。華南では米の二期作が行われ、東北でも品種改良の上稲作が営まれる。

いいですね。おそらく本問の出題意図は「年降水量1000未満である北部の小麦、1000ミリ以上の南部の米」だったと思いますが、あずきさんはそれ以外にも話題を広げていますね。おそらく私も受験生ならば同じようにしたと思います。単に事例を羅列するだけの問題ですが、だからこそ自由度が高かったと思いますね。

>(6) バイオマス燃料や壁材などに用いる。

シンプルな問題ですね。問題ありません。

>沿岸国なら必ずしも漁業国ではないのではなどと考えて漁業統計を見るとアフリカでも漁獲量が多かったり、お気に入りの一問となりました。

そうでしたか。これを機会にいろいろと統計を当たってみるといいですよね。私もよく分からないのですが、印象ではモロッコやモーリタニアが寒流に面することにより漁獲量が多いように感じます。

>A(5) は「自然環境」と問うているので、気候条件に加えて地形条件として、稲作なら低地が必要だろうと考えましたが、北部が山がちだと言いきる自信が無くて答案には含めませんでした。それに本当に「山」なら開拓も難しいですし、小麦畑の広がる丘陵(実在するのか?)を表現する方法を探しました。

とてもいいですね。シンプルな問題(農業地域は中学地理でも登場します)ですが、そこから知識を深め理論に反映させることは素晴らしいと思いますよ。

仰せのように自然環境ならば気候環境の他に地形環境も考えるべきですよね。米ならば沖積平野が該当しますし、茶ならば丘陵です。「山」ならば斜面に耕地を開くことになり、例えば土壌流出・土壌侵食といった環境問題に結びつけることもできますよね。

また気候ですが、さらに細分化して気温と降水量それぞれを考えることもできますよね。中国の東北地方は近年米の生産が拡大しています(ヘイロンチャン省の米の生産順位は全国上位です)。これは気温との関係が大きいんですよね。内陸部ですから気温は米の栽培に十分なほど上がります。しかし高緯度であるので気温が上がりすぎることがなく、つまり蒸発量はさほどでもありません。降水量は多くありませんが蒸発量はさらに少ないので十分に「湿潤」の状態であり、米の栽培が可能となります。北京など華北は夏の気温が高く蒸発量も大きくなるため「降水量<蒸発量」の乾季となります。米の栽培は不可能となるのです。

こういったところまで考えられるとさらに面白いですね。次回も期待しています。

  • 2025.08.07 13:41
  • たつじん

2007-2B
(1) 堆肥の原料としての排泄物や生ごみなど。
(2) 田畑が家畜に飼料を与え家畜が田畑に堆肥を与える形で窒素は循環してきた。ところが田畑に人間由来の堆肥が供給されなくなった。このため飼料・肥料ともに独立して市販に頼るようになった。
(3) 閉鎖性水域に流入する窒素が、富栄養化による赤潮をもたらした。海中の酸素不足で魚介類が死滅し、漁業が打撃を受けた。
2007-2A
(2) 内陸国のモンゴルで少なく、沿岸国のノルウェーで多いから。
(5) 多雨で南部で米が、小雨の北部で小麦が主に栽培される。華南では米の二期作が行われ、東北でも品種改良の上稲作が営まれる。
(6) バイオマス燃料や壁材などに用いる。

沿岸国なら必ずしも漁業国ではないのではなどと考えて漁業統計を見るとアフリカでも漁獲量が多かったり、お気に入りの一問となりました。A(5) は「自然環境」と問うているので、気候条件に加えて地形条件として、稲作なら低地が必要だろうと考えましたが、北部が山がちだと言いきる自信が無くて答案には含めませんでした。それに本当に「山」なら開拓も難しいですし、小麦畑の広がる丘陵(実在するのか?)を表現する方法を探しました。

  • 2025.08.01 17:49
  • あずきバー

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