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2025.08.21

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 2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第22回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。
なお私はコメント数が奇数か偶数かで未回答・回答済みを確認しています。みなさんの投稿が終わった段階でコメント数が奇数になるようにしてください。基本的には1つの投稿だけになると思いますのでコメント数は「1」になるはずです。万が一、投稿を2回してしまった場合には(その場合にはコメント数は「2」となりますが)空コメントを一つ投稿し「3」としておいてください。「2」のままだと「回答済み」と勘違いしてしまうことになります。お手数ですがご注意くださいませ。

コメント

めぐこさんこんにちは。では添削いたします。

>2005年 第一問 設問A
A(1)新炭材、用材、焼畑で得た草木灰に利用。過剰な伐採による熱帯雨林の減少、生態系の破壊、土壌流出等の問題がある。

いいですね。前半で利用について、後半について問題点について明確に述べられています。さらに内容も深く問われず、あくまで表面的にキーワードを並べるだけで十分です。東大でよくある問題ですよね。

>(2)小麦。企業的穀物農業が特徴。大規模で商業的である。労働生産性が高く土地生産性が低い。収穫量が多い。

こちらもいいですね。私の見解としては「企業的穀物農業」が最大のキーワードだったと思います。ただ、土壌に関する言及も欲しかったところですね。企業的穀物農業は半乾燥の気候下で肥沃な土壌を利用した小麦栽培に特徴があります。「半乾燥」「ステップ」「肥沃」「腐植」「黒土」などが使える言葉ですね。

教科書などを用いてホイットルセー農業区分それぞれについて30字や60字で書けるよう練習しておくといいでしょう。

>(3)気候変動で降水量が減少し干ばつが発生しやすい。過放牧や新炭材用途の過伐採、過度な農耕や過灌漑で土壌の劣化が見られる。

こちらも前半で「自然的要因」、後半で「人為的要因」というように文ごとの独立性が明確ですよね。こうういった構成には常に留意してください。よく書けています。

>設問B
(2)外来河川であるナイル川流域で自国の降水量以外を利用できる。

なるほど、よく工夫されていますね。キーワードは「外来河川」だけですが、これをいかに膨らませるかという問題でした。

>(3)フランスでは小雨でも生育可能な小麦やブドウを栽培。日本では稲作が盛んで、灌漑による水田の水量の調整が必要なため。

なるほど、こちらもよく工夫された文章表現になっています。「水量の調節が必要」という部分が印象的ですね。灌漑の必要性が十分に訴えられています。

>(4)過剰な灌漑を大規模に行い、土壌の塩性化や穀物の収穫後に耕地の土壌が流出し不毛地になる。地下水の低下や枯渇の懸念。

こちらもいいですね。とても上手だと思います。最後の一文がとても効いています。

>たつじん先生こんばんは。
今回、スタサプの地理Bのテキストをしみじみ見返していました。
たつじん先生の講座がわかりやすくて感動したのを憶えています。

そうでしたか!それはとても嬉しいです。テキストを作った10年前はまだまだ地理は単なる暗記科目だと思われていたと思いますが、スタディサプリを受講してくれているみなさんのおかげで「地理=思考科目」であることが広まってきたと昨今実感しています。


>今週はちょっと言葉足らずというか問題の答えとしてはっきり書けていないかもしれません。

なるほど、今回の問題は全体的にキーワードを論う(あげつらう)ことを求める問題が多く、「言葉足らず」という印象を受けたことは当然かと思います。過去問を通じ「言葉のストック」を増やしていきましょう。

今回めぐこさんの回答で印象的だったのはB(3)ですね。この問題は単にフランスで少量の水で十分な小麦栽培がなされ日本で大量の水が必要な米の栽培が中心であることを述べるだけの「当たり前」の問題だったのです。ただめぐこさんの回答にあった「水量の調節が必要」という箇所には納得させられました。文字数に余裕があるならば、田植えの時期に特に多くの水が必要であり、それを補うために灌漑が行なわれることまで述べるべきですが、なかなかそこまでは書き尽くせませんからね。「調整」という言葉で表現している点は感心しました。慎重に推敲しながら書き進めていることが伺えます。

次回も期待しています。

  • 2025.08.30 16:56
  • たつじん

2005年 第一問 設問A
A(1)新炭材、用材、焼畑で得た草木灰に利用。過剰な伐採による熱帯雨林の減少、生態系の破壊、土壌流出等の問題がある。
(2)小麦。企業的穀物農業が特徴。大規模で商業的である。労働生産性が高く土地生産性が低い。収穫量が多い。
(3)気候変動で降水量が減少し干ばつが発生しやすい。過放牧や新炭材用途の過伐採、過度な農耕や過灌漑で土壌の劣化が見られる。

設問B
(2)外来河川であるナイル川流域で自国の降水量以外を利用できる。
(3)フランスでは小雨でも生育可能な小麦やブドウを栽培。日本では稲作が盛んで、灌漑による水田の水量の調整が必要なため。
(4)過剰な灌漑を大規模に行い、土壌の塩性化や穀物の収穫後に耕地の土壌が流出し不毛地になる。地下水の低下や枯渇の懸念。


たつじん先生こんばんは。
今回、スタサプの地理Bのテキストをしみじみ見返していました。
たつじん先生の講座がわかりやすくて感動したのを憶えています。

今週はちょっと言葉足らずというか問題の答えとしてはっきり書けていないかもしれません。
よろしくお願いいたします。

  • 2025.08.25 19:57
  • めぐこ

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